BMW最小コンパクトSUV「X1/X2」に待望のプラグインハイブリッドモデルを追加

2020/01/15 11:55

X1 xDrive25eとX2 xDrive25eのエクステリア

BMW X1 xDrive25e / X2 xDrive25e

 

 

モーター駆動のみで最大57kmの走行が可能に

 

BMWはスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)の「X1」と、スポーツ・アクティビティ・ビークル・クーペの「X2」に、汎用性と抜群の燃費・環境性能を備えたプラグインハイブリッドモデル「X1  xDrive25e」と「X2 xDrive25e」を追加した。今回、高効率電気モーターと最先端リチウムイオンバッテリー技術の採用により、最大57kmものゼロエミッション走行を実現している。

 

BMWグループの電動モデルラインナップ

フルEVからハイブリッドまで、次々と電動駆動モデルを投入するBMWグループ。2030年にはそのラインナップの半数が電動モデルとなる計画を持っている。

 

フルEV・ハイブリッドモデルをさらに拡充するBMWグループ

 

BMWはフルEVやプラグインハイブリッドなど電動モデルのラインナップを充実化しており、コンパクトSAVセグメントでは待望の電動モデルとなる。「X1/X2」はガソリンとディーゼルからなる幅広いエンジンバリエーションを展開しているが、今回プラグインハイブリッドモデルが加わったことで、価格や用途、環境性能に合わせてカスタマーの選択肢はさらに拡大したと言えるだろう。

 

BMWは「X1/X2」に続き、さらに電動モデルの攻勢を強めていく予定だ。現在、発売を控えているのはMINI クーパー SE カントリーマン、BMW 225xeアクティブツアラー、3シリーズ・5シリーズ・7シリーズのプラグインハイブリッド仕様。さらにX系統のモデルにも4車種のプライグインハイブリッドのリリースが計画されている。

 

BMWグループは2021年末までに100万台以上の電動車両の販売を計画。2021年、ヨーロッパのBMWグループが販売する車両の25%が電動パワートレインを搭載する予定となっている。この数値は2025年までに33%、2030年までに50%に達する計画。また、2023年までにさらに25車種のEV・ハイブリッド車両がデビューするプランも持っている。

 

X2 xDrive25eの走行シーン

エンジン単体で125hpを発揮する1.5リッター直3ユニットにモーターを組み合わせたことで、システム最高出力は220hpという、実用に十分なパワーを手にしている。

 

1.5リットル3気筒ガソリンに電動モーターを組み合わせたAWD

 

X1  xDrive25e」と「X2 xDrive25e」に搭載されるプラグインハイブリッドシステムは、BMW ツインパワー・ターボテクノロジーを採用した1.5リッター3気筒ガソリンエンジンに、専用開発された電動パワートレイン「eDriveテクノロジーモジュラーシステム」を組み合わせた。

 

ガソリンエンジン単体では最高出力92kW125hp)&最大トルク220Nmを発揮し、6速ステップトロニック・トランスミッションを介してフロントを駆動。最高出力70kW95hp)&最大トルク165Nmを発生する電気モーターは後輪を駆動する。この結果、ハイブリッド全輪駆動というユニークな駆動方式が実現した。

 

停止状態からすぐに最大トルクを発生することができる電気モーターの特性を活かした抜群の応答性により、ドライバーはあらゆるドライビング環境下において素早く状況に対応できる。また、リヤアクスル周辺に電動パワートレインを設置したことにより、前後重量配分も向上。前後のドライブトレインは相互補完しながらインテリジェントに制御され、これまでにない安定性や安全性、ドライバビリティを手にすることになった。

 

エンジンと電気モーターを合わせたシステム最高出力は162kW(220hp)、最大トルクは385Nm。0-100kk/h加速は、X1 xDrive25eはが6.9秒、X2 xDrive25eはが6.8秒という加速レベルを実現した。最高速度はX1 xDrive25eが193km/h、X2 xDrive25eが195km/hを計上。電動ブースト機能の採用により、たとえば高速道路で追い越しをする際には追加の加速力を使うこともできる。

 

X1 xDrive25eの走行シーン

標準装備されている充電ケーブルを家庭用の電源につなぐと約5時間でフル充電が可能。オプションで用意されている専用の充電システム「BMW i ウォールボックス」を使えば、その時間は大幅に短縮できる。

 

家庭用電源を使い5時間でフル充電が可能に

 

最新の10kWhリチウムイオンバッテリーの採用により、X1 xDrive25eで54~57km、X2 xDrive25eで55~57kmの最大EV航続距離を実現した。ドライバーは電気モーターのみで日常的な使用環境をほぼ賄うことができるだろう。

 

搭載される高電圧バッテリーは、標準装備の充電ケーブルと従来の家庭用ソケットでの充電に対応。バッテリーゼロ状態からフル充電までは約5時間、80%まではわずか3.8時間で充電することができる。また、専用設計された充電システム「BMW i ウォールボックス」を使用すると、フル充電までの時間を3.2時間、80%は2.4時間にまで短縮することも可能だ。

 

今回、X1 xDrive25eとX2 xDrive25eには、歩行者保護として30km/h以下での電気走行時には専用設定された警告音を発するシステムを搭載。EVモードでの走行距離が長くCO2排出量が少ないため、X1 xDrive25eとX2 xDrive25eはドイツにおいて環境対応車両の社用車向け優遇税制対象となっている。

 

X2 xDrive25eのエクステリア

バッテリーユニットをリヤシートの下に設置したことで、内燃機関モデルと比較して大幅な低重心化を実現。特にコーナリング時の俊敏性が向上したという。

 

重量物のバッテリーはリヤシート下部に設置

 

バッテリーをリヤシート下に搭載したことで車両の低重心化を実現。この結果、ハンドリングの俊敏性が向上しただけでなく、通常モデルと変わらないトランク容量を確保した。X1 xDrive25eの通常ラゲッジ容量は450リットル。40:20:40の分割可倒方式を採用し、リヤシートをすべて折りたたむことで容量を1470リットルにまで拡大することができる。

 

またオプションとして、X1 xDrive25eには取り外し可能なボールヘッド付きのトレーラー牽引フックの装着が可能。トレーラーの最大積載量は750kgとなっている。