マクラーレン 720S スパイダーを大胆にワイド化! ノヴィテック N-LARGO デビュー
公開日 : 2020/01/20 11:55 最終更新日 : 2020/01/20 11:55
NOVITEC “N-LARGO” McLaren 720S Spider
ノヴィテック “N-LARGO” マクラーレン 720S スパイダー
720S スパイダーをベースに世界限定15台をリリース
フェラーリやランボルギーニなど、スーパースポーツのチューニングカーを展開するドイツのノヴィテック(NOVITEC)が「マクラーレン 720S スパイダー」をベースに、大胆なワイドボディを実現したカスタマイズプログラム「N-LARGO」を発表した。ノヴィテック渾身の720S スパイダー「N-LARGO」は世界限定15台のみのリリースとなる。
フロント6cm、リヤ13cmもの拡幅化を実現
今回、ノヴィテックはドイツのカーデザイナー、ヴィットリオ・ストロセクトと協力し、カーボンファイバー製パーツをふんだんに使用した軽量ボディワークキットの開発に取り組んだ。ノヴィテックは風洞施設を積極的に活用することで、最適化された空力性能を獲得しただけでなく、世界最強のスーパーツポーツに相応しいエキサイティングなアピアランスを手にしている。
ベースモデルとの最も大きな違いが大幅な拡幅化だ。フロントで6cm、リヤは13cmもワイドになったことで、どの角度から見ても非常に力強い印象を与える。ワイドボディ仕様のフロントフェンダーとリヤサイドコンポーネントは、ベースのコンポーネント全体を置き換えるように設計されている。
公式パートナーのヴォッセがホイールを専用設計
ホイールアーチも大型化され、公式パートナーのヴォッセ(Vossen)が、N-LARG専用に開発したセンターロック鍛造「MC2」ホイールを装着。サイズはフロントが20インチ、リヤが21インチと、異なるサイズを履く。また、ホイールに関しては幅広いカラーオプションだけでなく、ブラシ加工やポリッシュ加工をチョイスすることも可能だ。
足まわりには車高を35mmローダウンする「ノヴィテック・スポーツスプリング」も装着されている。
レーシングカーを思わせる前後のエアロパーツ
フロントセクションには新デザインのフロントブレードを装着し、高速域における操縦安定性をさらに向上させた。完全新設計されたロッカーパネルは、前後フェンダーを空力的につなぐだけでなく、レーシングカーのようなスリリングな印象を与えることに成功。これにより最適化されたエアフローが実現し、ドア後方のリヤエアインテークを介して、エンジンルームへとフレッシュエアを供給するだけでなく、リヤブレーキも冷却する。
カーボン・インサート付きトランクリッド、サイドミラーカバー、ロッカーパネルのアンダーストリップ、可変式スポイラーを備えたN-LARGOリヤウイングアタッチメントも採用。また、リヤバンパー下部には、カーボン製ディフューザーも装着されている。
最高出力806hp&最大トルク878Nmのスペックを実現
4リッターV型8気筒ツインターボエンジンには3段階のパフォーマンスアップグレードを用意。「ノヴィテック Nトロニック・コントロール」ユニットを搭載することで、最適化されたエンジンマッピングを実現している。
最もパワフルな仕様では「ノヴィテック・レース・ハイパフォーマンス・エキゾーストシステム」を採用。ベースモデルから、最高出力で63kW(86hp)、最大トルクで108Nmのパフォーマンスアップを果たす。その結果、592kW(806hp)&878Nmというスペックを実現。0-100km/h加速は2.7秒、0-200km/h加速7.5秒、最高速度は346km/hという抜群の走行性能を手にしている。
ノヴィテック・レース・ハイパフォーマンス・エキゾーストシステムは、95mmデュアルエキゾーストパイプを装着。カラーはマットブラック、もしくはステンレスからチョイス可能。素材に関しても、コンベンショナルなステンレス製に加えて、オプションとしてF1でも採用されている軽量インコネル製を選ぶこともできる。
多彩な素材から選べるインテリアのカスタマイズ
これまでのプログラム同様に「N-LARGO」のインテリアも様々なカスタマイズが可能。ユーザーの好みに合わせ、レザー、アルカンターラ、カーボンなど、カラーや素材に拘った独自のコクピットを作り出すことができる。
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