ポルシェ カイエン ターボ S Eハイブリッド、SUVでありながらスポーツカーを凌ぐ革新的なシャシーの秘密

公開日 : 2020/02/02 14:55 最終更新日 : 2020/02/02 14:55


カイエンターボS Eハイブリッドの統合されたシャシー

Porsche Cayenne Turbo S E-Hybrid

ポルシェ カイエン ターボ S Eハイブリッド

 

 

様々なドライングアシストシステムの集大成

 

新型「ポルシェ カイエン ターボ S Eハイブリッド」は、史上最速かつ最もパワフルなカイエンであるだけでなく、その運動性能においても別次元のレベルに達している。シャシーの各コンポーネンントの革新的な相互作用により、特に高速域で俊敏なパフォーマンスが実現した。

 

カイエン ターボ S Eハイブリッドは、4.0リッターV型8気筒ツインターボに電気モーターを組み合わせたことで、最高システム出力500kW(680hp)/最大システムトルク900Nmを発揮。0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は295km/hに達っしている。

 

ハイパワーや環境性能に注目が集まりがちだが、このSUVの真骨頂はコーナリング性能にある。様々なドライブアシストシステムを能動的に組み合わせたことで、あらゆる走行状況に適応。ドライバーは特に車線変更時などに、その安定性を実感する。

 

カイエンターボS Eハイブリッドの走行シーン

高効率なハイブリッドシステムが注目されがちなカイエン ターボ S Eハイブリッドだが、ポルシェが誇る様々なドライビングアシストデバイスを高いレベルで統合させたことで、SUVらしからぬ運動性能を手に入れた。

 

911やパナメーラなどで積み上げた経験・データを統合

 

ポルシェのSUVモデルライン、サスペンション開発リーダーのカール・ヒースは、カイエン ターボ S Eハイブリッドについて、「これまで積み上げた経験の集大成として完成しました」と説明する。

 

ポルシェ・トラクション・ マネージメント(PTM)は、フロントアクスルとリヤアクスルの間の駆動力配分を、運転状況に応じて制御する。3チャンバーエアサスペンションは、スプリングごとに3つのチャンバーを採用。快適なドライブ、もしくはスポーティな走行など、ドライバーが求めるモードに応じて、さまざまなスプリングレートで対応することが可能になった。さらにポルシェ・アクティブ・ サスペンション・マネージメント(PASM)は、道路状況と走行モードに基づいて、4輪それぞのダンパーの減衰力を調整する。

 

ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロールシステム(PDCC)は、アクティブ制御によりロールレベルをコントロール。ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTV Plus)は、ブレーキング時にステアリングをサポートし、コーナーの出口での加速時にトラクションを向上させる。これらの様々なデバイスを統合し、最適なドライビング情報を3次元的に継続計算するのが4Dシャシーコントロールだ。

 

標準装備される21インチホイールは、ダイナミックなドライビングスタイルをサポート。さらにポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ(PCCB)は、厳しい使用環境でも最高のブレーキ性能を保証する。

 

カイエンターボS Eハイブリッドの走行シーン

標準装備される多くのデバイスに加えて、オプションのリヤアクスル・ステアリングをチョイスすることで、さらに安定したドライブを楽しむことができる。例えば、高速レーンチェンジ時の安定性が大幅に向上する。

 

オプションで用意されたリヤアクスル・ステアリング

 

今回、オプションとして初めてリヤアクスル・ステアリングが用意さた。低速走行時はホイールベースを短くした場合と同様の効果があり、回転半径を12.1mから11.5mに短縮。コーナーでの回頭性が高められるだけでなく、駐車をスムーズに行うことができる。そして高速走行時には、ホイールベースを延長した場合と同じように走行安定性が高められることになった。

 

これらのポルシェによる様々なドライビングテクノロジーを集結させた結果を、カール・ヒースが以下のようにまとめてくれた。

 

「カイエン ターボ S Eハイブリッドをドライブすると、あなたは旧き佳き時代のスポーツカーのコクピットに座っていると錯覚するはずです」