ブガッティ、新たなヒストリックカー・プログラム「ラ・メゾン・ピュール・サン」をスタート

レトロモービルに展示されたブガッティ EB110

レトロモービルでヒストリックカーに関する新たな試みを発表

 

2月4~9日にかけて、フランス・パリで開催されたヒストリックカーショー「レトロモービル(Retromobile)2020」において、ブガッティはヒストリック車両に対する認定/レストア・プログラム「ラ・メゾン・ピュール・サン(La Maison Pur Sang)」を発表した。今回スタートした新たなプログラムは、将来にわたって歴史的な価値のある車両に、より適切な管理・ケアを行う体制を提供する。

 

ブガッティ・オートモビルズのステファン・ヴィンケルマン会長は、ラ・メゾン・ピュール・サンの立ち上げについて以下のようにコメントした。

 

「あらゆる時代を通して、ブガッティは常に特別な自動車でした。優れたデザイン、卓越したパフォーマンス、最新のテクノロジーがブガッティの特徴です。オーナーが最高のコンディションでブガッティのパフォーマンスを満喫できるようラ・メゾン・ピュール・サン・プログラムによって、ファクトリーで集中的なサポートを提供します」

 

レトロモービルに参加したブガッティの重役メンバー

レトロモービルに参加したルイージ・ガリ(写真左)、ヴィンケルマン会長(同中央)、セールス部門取締役のクリスチャン・マストロ(同右)。今回、発表された新たなプログラム「ラ・メゾン・ピュール・サン」は、まずはヒストリック・ブガッティの認定作業からスタートする。

 

ヒストリック・ブガッティの認定作業からスタート

 

2019年の9月から、ヒストリック・ブガッティに関する新たなスペシャリストとしてルイージ・ガリが就任。ヒストリック・ブガッティのオーナーや、様々なブガッティ・オーナーズクラブにとって彼が最初の窓口となる。

 

このプログラムは歴史的な車両の真正性に関する認定から始まり、少しずつ拡大していく予定だ。ヒストリックカーの真正性に関しては、ガリが率いる専門家チームによって利用可能なすべてのドキュメント(歴史的文書、車両登録証、関連写真、パーツ番号)の徹底的な調査が行われる。その後、段階を踏んでブガッティ自身によるヒストリックモデルのレストア作業なども実行される予定だ。

 

「伝統と歴史は非常に栄誉あるものですが、同時に大きな責任を伴います。今、私たちは常にその事実に直面しているのです。110年以上の伝統を意識していますし、歴史的な車両の多くが何十年経っても公道を走り続けたり、コレクションとして所有し続けられるようにしたいと考えています」

 

「今回導入するラ・メゾン・ピュール・サンでは、これらの貴重なブガッティに公式の認定を与えることになります。ブガッティの伝統と遺産、そしてブランドが持つ知識を保護・維持することが非常に重要なのです」と、ヴィンケルマンは説明する。

 

レトロモービルに展示されたブガッティ・ヴェイロン

ブガッティは、2005年から2015年まで生産されたヴェイロンの保障プログラムの延長を発表。さらにヴェイロンに関する調査&レストア・プログラムも新たに立ち上げている。

 

Bugatti Veyron

ブガッティ ヴェイロン

 

デビューから15年を迎えたヴェイロンの保障プログラムを延長

 

今回、ブガッティはデビューから15年を迎えた「ヴェイロン」の保障プログラム延長を発表した。これにより、ブガッティは12年以上経ったモデルにも保証プログラムを提供する唯一のメーカーとなっている。

 

この保障を受けるためには、認可されたブガッティ契約パートナーにおける定期的な年次メンテナンスが必要となる。トラブルに対する予防措置と全般的な整備により、ヴェイロンを適切な管理下で日常的に使用することが保障される。保障プログラムを受けることで定期的なメンテナンスによるトラブル回避がなされ、結果的にオーナーが費やす維持費は半減することになるという。

 

また、将来的にヴェイロンの内外装のリフレッシュプログラムも計画されている。最初の段階として、再調査とレストア・プログラムをスタート。モルスハイムの本社ファクトリーにおいて特別に訓練された技術者が、車両を綿密に検査し、細部まで記録を行う。その後、調査の結果はブックレットにまとめられる。

 

延長された保障プログラム、そしてヒストリックカー認定プログラムのラ・メゾン・ピュール・サンによって、将来にわたってヴェイロンのオーナーをサポートすることになる。