新型ゴルフにホットなディーゼル「GTD」が参入。フォルクスワーゲン期待の最新長距離アスリート

公開日 : 2020/02/28 13:17 最終更新日 : 2020/02/28 16:57


新型フォルクスワーゲン ゴルフ GTDのフロントイメージ

Volkswagen Golf GTD

フォルクスワーゲン ゴルフ GTD

 

パイパフォーマンスと効率を兼備する長距離選手

 

フォルクスワーゲンは、2020年2月26日に欧州で新型ゴルフに高性能ディーゼル仕様「GTD」を追加すると発表した。ワールドプレミアは2020年3月5日〜15日に開催する第89回ジュネーブ国際モーターショーで行われる。

 

2019年10日にデビューした8代目ゴルフに、パフォーマンス志向のディーゼルモデル「GTD」がメンバー入りする。フォルクスワーゲンが「Endurance athlete(長距離選手)」と呼ぶ通り、長く力強く走り続けるアスリートのような存在として位置づけられてきた。

 

新型フォルクスワーゲン ゴルフ GTDのサイドビュー

より速く、より長く走ることを使命として生まれた長距離アスリート、ゴルフ GTD。いよいよ8代目ゴルフをベースに最新型へ進化して登場する。

 

200ps/400Nmの直4と7速DSGの組み合わせ

 

8代目ゴルフのGTDに搭載するのは、最高出力200ps、最大トルク400Nmを発生する2リッター直列4気筒ディーゼルターボだ。先代のGTD比で最高出力は16ps、最大トルクが20Nmそれぞれアップしている。

 

EA288 evo4と呼ばれるTDIユニットは、2つの尿素SCR触媒コンバーターを直列に繋いだ「ツインドージング」システムを採用。アドブルーの噴射を2箇所に設けることでNOx排出量を先代よりもさらに低減している。

 

新型フォルクスワーゲン ゴルフ GTDのエンジンコンパートメント

最高出力200ps、最大トルク400Nmを発生する2リッター直列4気筒ディーゼルターボを搭載。

 

組み合わせるのは湿式クラッチを備える7速のデュアルクラッチトランスミッション(DQ381)。前にマクファーソンストラット、後ろにマルチリンクを採用したサスペンションはGTIと同じスポーツ仕様となり、標準車に比べて車高が15mmローダウンする。

 

新型フォルクスワーゲン ゴルフ GTDのコクピットイメージ

大型の高精細ディスプレイや小型タッチパネルで構成するデジタル・コクピットは最新ゴルフのハイライトのひとつ。GTDのキーカラーであるシルバーをアクセントとして随所に使用している。

 

先進装備はGTD全車へ標準搭載

 

電子制御ディファレンシャルロック機構「XDS」やオプション設定するアダプティブダンパー「DCC」と協調制御して車両の挙動をコントロールする「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」も導入した。これにより、安定性と操縦性、トラクション性能を高次元に引き上げる。

 

運転支援システムは8代目ゴルフのそれにならい、充実した装備内容となる。レーン・アシスト、レーン・キープをはじめ、歩行者検知機能付きフロント自動(被害軽減)ブレーキなどを搭載。マルチファンクション機能を備えたステアリングホイールやブルートゥース連携機能、LEDヘッド&テールライト、LEDデイタイムランニングライト、車内のLED読書灯、2口のUSB-Cポートもすべて標準装備だ。

 

さらに、210km/hまで対応する運転支援システム“トラベル・アシスト”をはじめ、半径800mまでの範囲にいる車両や、交通インフラストラクチャーと相互に連携する車車間・路車間通信「Car2X」も全車に対応している。

 

新型フォルクスワーゲン ゴルフ GTDのフロントマスクイメージ

最新GTDは、デイタイムランニングライトと繋がるように水平のLEDバーを装備する。

 

ハニカムグリルやカラードキャリパーで“スポーツ”を主張

 

ハニカムグリルと大胆なバンパーが印象的なフロントマスクには、デイタイムランニングライトと繋がるように水平基調のLEDバーを配置。また、グリルのハニカムパターンに嵌め込まれるようなデザインのフォグランプも選択できる。

 

側方から眺めるとブラックのサイドシルがスポーティなムードを強調。左右のエッジをやはりブラック仕上げとしたリヤスポイラーが、車体をよりフラットで精悍に見せている。ホイールの間から除く赤いブレーキキャリパーも“ホットハッチ”らしいスパイスのひとつだろう。

 

リヤは左側に2本出しのテールパイプで武装。GTDのバッジは従来のようにオフセットせず、VWエンブレムの真下に備えることで存在感がより際立つようになった。

 

新型フォルクスワーゲン ゴルフ GTDのシートイメージ

VW伝統のホットハッチ、GTIと同じアスリートとしての血筋を証明するように、チェック柄のシート地を採用。

 

GTIと系統を同じくする証をシートパターンに

 

キャビンには、GTIと同系統のアスリートモデルであることを象徴するチェック柄のシートを装備。同社が「Scalepaper(方眼紙)」と呼ぶパターンには、GTDのキーカラーであるシルバーに近いグレートーンを用いている。

 

ドライバー前方には10.25インチのデジタル・コクピットと10インチのナビゲーションシステムを組み合わせた「新時代のVW基準」のダッシュボードが広がる。GTD専用のモードも備える30色の背景色やアンビエントライトなどを用意し、ダッシュボードやドアトリム、センターコンソールや足元部分も好みに合わせてムードを変えることができる。

 

新型フォルクスワーゲン ゴルフ GTDのセンターコンソールイメージ

エンジンのスタート&ストップボタンが、赤く点滅しながらドライバーからの始動命令を待ち受ける。

 

セレクタースイッチ前方に配置するエンジンのスタート&ストップボタンはスクエア型で、イグニッションONにすると赤い内蔵イルミネーションが点滅してドライバーからの操作を待ち受けるという未来的なギミックも用意した。タッチコントロール付きの革巻きマルチファンクション・ステアリングホイールのスポーク部分には、GTDのバッジを配している。

 

新型フォルクスワーゲン ゴルフ GTDのリヤビュー

「GTD」のバッジはオフセットされず、VWエンブレムの直下に置かれるようになった。ホイールは17インチが標準。

 

ホットハッチのアイコン「GTI」と同時公開

 

より速く、より遠くまで走ることをミッションとして、初代GTDは1982年に登場した。先進のクリーンディーゼルを得て進化した最新のGTDはどのような“長距離走”を見せてくれるのか。

 

新型フォルクスワーゲン ゴルフ GTDとGTI、GTEの3台イメージ

新型ゴルフ GTDは最新のGTI、GTEと一緒に2020年3月5日から開催されるジュネーブ・ショーでワールドプレミアを飾る。

 

新型ゴルフ GTDのワールドプレミアの舞台は2020年3月5日〜15日に開催する「第89回ジュネーブ国際モーターショー」。ホットハッチ・アイコンのGTI、プラグインハイブリッドのGTEも同時初公開される。