マセラティ渾身の新型スーパースポーツ「MC20」、プロトタイプが公道テストを敢行!

公開日 : 2020/03/07 11:55 最終更新日 : 2020/03/07 11:55


新型マセラティ MC20プロトタイプの走行シーンイメージ

Maserati MC20

マセラティ MC20

 

 

量産前の試作車がミラノの街を走る

 

マセラティが2020年5月に発表を予定している新型スーパースポーツ、MC20の開発は順調に進んでいるようだ。

 

2019年11月にはミュールカー(テスト・ミュール、ディブロップメント・ミュールとも。既存のボディなどにプロトタイプのコンポーネントを搭載して評価を行う開発試作車)による公道テストを行っていた。

 

今回公開したのは、量産に移行する前に作られるプロトタイプを用いた公道テストの様子。試験走行はイタリアを象徴するエリアを移動しながら行われる。

 

最初に訪れたのはミラノのイタリア証券取引所前、アフォーリ広場。イタリアが生んだ現代アート界の異端児、マウリツィオ・カテランによる彫刻「L.O.V.E」の前を走る姿がとらえられている。

 

今後、MC20はミラノを離れ、イタリア国内の象徴的な場所で試験走行を行いながらモデナへ帰還する予定。その様子も逐一公開されるはずだ。

 

新型マセラティMC20プロトタイプのディテールイメージ

MC20は一般道およびサーキットを含めた様々な場所でデータ検証を行い、最終的なセットアップを煮詰めていく。

 

オールイタリアンで作る新型スポーツカー

 

完全内製のエンジンやモデナ工場での生産など、オールイタリアンにこだわるMC20はマセラティの新時代を告げる記念碑的なモデルとなる。

 

新型スポーツカーであるMC20が積むのは「革新的な燃焼システム」を備え、「開発から組み上げまですべてを内製で実施」するというパワートレイン。今後のマセラティモデルに展開していくエンジンファミリーの第1弾がMC20の心臓になるわけだ。

 

マセラティ ティーポ 26のサイドビュー

マセラティ初のオリジナルモデル、ティーポ 26。トライデントを初めて冠した自動車として、同社のモニュメントといえる存在。

 

MC20の車名に込められた特別な想い

 

車名にも、マセラティの強い思いが込められている。“MC”はすなわち「マセラティ コルセ」の頭文字であり、“20”はマセラティの新たな幕開けとなる2020年を指す数字だ。

 

生産年をモデル名に冠するというのは、マセラティにとってそれだけ特別な一台であることを意味する。ちなみにマセラティが初めてトライデントロゴを与えたモデルは、1926年に誕生したティーポ 26だった。

 

マセラティMC12のフロントイメージ

2004年にマセラティをレーシングフィールドへ復帰させたMC12。写真はバレンティーノ・ロッシがテストした際の様子。

 

モータースポーツへの復帰も宣言

 

また、Corse=コルセの頭文字はレースフィールドとの強い繋がりも示唆している。いわば、MC20は2004年に同社が37年ぶりにレース界へ復帰した「MC12」の進化形ともいえそうだ。

 

MC12はスパ24時間で3度勝利し、FIA GT選手権でも2004〜2010年の間にコンストラクターズチャンピオン、ドライバーズチャンピオン、チームチャンピオンのそれぞれで14ものタイトルを獲得したマシンである。

 

今回マセラティは、MC20をレースに投入することをすでに公言している。

 

新型マセラティMC20のロゴイメージ

マセラティの新型スーパースポーツ、MC20は2020年5月にその全容を世界に披露する。

 

MC20の量産開始に向けて改修が進むモデナ工場

 

新型スーパースポーツ「MC20」は歴史的なモデナのヴィアーレ・チロ・メノッティの工場で生産される予定で、現在は量産開始に向けて設備の改修が進行中だ。今後モデナ工場は、電動パワートレイン設備や環境に配慮した革新的な塗装ラインを備えることになるという。

 

MC20の全容は、2020年5月末に明らかになる。