日本勢が大活躍!「フェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック」がバーレーンで開幕

公開日 : 2020/03/12 14:55 最終更新日 : 2020/03/12 14:55

バーレーンで開幕したフェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック

アップデートされた488 チャレンジ EVOが登場

 

2020年シーズンのフェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック(APAC)シリーズが、357日にバーレーン国際サーキットで幕を開けた。

 

フェラーリ・チャレンジは、世界中のフェラーリドライバーが参加できるワンメイクシリーズ。経験とレベルによって「トロフェオ・ピレリAM」「コッパ・シェル」「コッパ・シェルAM」の3クラスに分かれて戦う。

 

今シーズンからの参加者は最新の488 チャレンジ EVOで出走した。488 チャレンジ EVOは、201910月にムジェロ・サーキットで開催されたフェラーリ・フィナーリ・モンディアーリでデビュー。488 チャレンジの発表から3年を経て、フェラーリは新たにアップデートキットを開発して車両のパフォーマンスを全般的に高め、レースコンディションで一貫して性能を発揮できるようにした。また、ハンドリングの改良でフィードバックとドライビング・プレジャーが大幅に向上している。

 

参戦ドライバーは488 チャレンジ EVOのパワーをフルに活かし、F1サーキットで息を呑むような戦いを展開。フェラーリのモータースポーツのヘリテージを見事に発揮した。

 

バーレーン国際サーキットを舞台にした2020年フェラーリ・チャレンジAPACシリーズ開幕戦で、初日に各クラスを制したのは、内田優大(Rosso Scuderia)、ヤマグチ・カズユキ(Cornes Osaka)、ベイビー・ケイ(Cornes Osaka)。2日目は、エルンスト・キルヒマイヤー(Baron Racing)が熾烈なバトルを制してトロフェオ・ピレリAMクラスで勝利し、ヤマグチとケイがレース1に続き連勝を飾っている。

 

バーレーンで開幕したフェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック

バーレーンで開催された開幕戦、最上位クラスのトロフェオ・ピレリAM、レース1を内田優大が制し、日本人が表彰台を独占。レース2はエルンスト・キルヒマイヤーが勝利を手にしている。

 

日本人が活躍したトロフェオ・ピレリAM

 

トロフェオ・ピレリAMのレース1、優勝争いに絡んだのはすべて日本人となった。ポールシッターの内田が安定したパフォーマンスを見せて1位でフィニッシュラインを駆け抜け、次いでGo MaxM Auto Hiroshima)がチェッカーフラッグまで危なげなく2位を守っている。

 

最後までレースを盛り上げたのが3位争いだ。今田信宏(Rosso Scuderia)、キルヒマイヤー、ヤマザキ・ヨウスケ(BUZZ)の3人が、1周ごとに順位を入れ替える激しい戦いを繰り広げる。キルヒマイヤーは3周を残してヤマザキと今田のオーバーテイクに成功したものの、12コーナーでスピンを喫し、表彰台に上る可能性を失ってしまう。このチャンスを最大限に活かしたのが今田だった。ヤマザキの前でラインを通過し、表彰台の最後のステップを獲得している。

 

初日のウィナーとなった内田はレース2で連勝を狙ったが、勝利したのはチャンスを生かしたキルヒマイヤー。内田はGo Maxと接触して優勝争いから脱落し、Go Maxはこのアクシデントで科されたドライブスルーペナルティーを挽回できなかった。この結果、2位は今田、3位はヤマザキのオーダーに。ランキング首位は25ポイントの内田で、これを23ポイントの今田と22ポイントのキルヒマイヤーが僅差で追う。

 

バーレーンで開幕したフェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック

ヤマグチ・カズユキがコッパ・シェルで2連勝。特にレース2はピレリAMクラス勢に割って入るスピードを見せ、総合2位でフィニッシュしている。

 

上位クラスに迫ったヤマグチがコッパ・シェル2連勝

 

コッパ・シェル・クラスでまずリードを奪ったのはジェイ・パク(Forza Motor Korea)。予選で見事なラップを決め、スタートでも首位を守り、シーズン1勝目は確実かと思われた。ところが、ヤマグチがレースを通して驚異的なペースでパクを執拗に追い続けると、残り2周でついにオーバーテイクを披露する。

 

パクは2位に終わり、3位表彰台はヤンビン・シン(CTF Beijing)が獲得。ヤマグチはレース2でも「今週末のベストドライバー」に選ばれる走りを見せ、金曜に続いて連勝を飾り、ランキングで大きなリードを築いた。

 

ヤマグチはクラス優勝だけでなく、レース2では経験で上回るピレリAMクラスのドライバーを破り、総合優勝のキルヒマイヤーとわずか0.441秒差の総合2位でフィニッシュ。レース22位はシン、3位はパクが入った。2連勝のヤマグチが33ポイントでランキング首位、次いでパクが25ポイント、シンが23ポイントと続いている。

 

バーレーンで開幕したフェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック

コッパ・シェルAMは、レース1を最後尾からスタートしたベイビー・ケイが2連勝。ランキングでも2位のリァンボー・ヤオに4ポイント差をつけて、トップに立った。

 

コッパ・シェルAMはレース1予選最下位のケイが2連勝

 

コッパ・シェルAMのレース1はスタートから大きな盛り上がりを見せた。ケイは予選を不本意なタイムで終えてクラスの最後尾からスタートしたが、後方から追い上げる激しいレースを展開し、優勝を飾ったのだ。2位はリァンボー・ヤオ、3位はヤンシェン・リャン(CTF Beijing)とチームメイトのふたりが続いた。

 

レース2の表彰台はレース1と同様の順位となり、ランキングはケイが32ポイントで首位、続いて28ポイントのヤオ、21ポイントのリャンが続いている。

 

フェラーリ・チャレンジAPACシリーズの第2戦は、42426日に日本の富士スピードウェイで開催を予定している。