マセラティ、新型スーパースポーツの発表イベントを2020年9月に延期

マセラティ MMXX その先へのイベント告知イメージ

次期型スーパースポーツ、MC20は9月デビューへ

 

マセラティは、2020年5月に開催を予定していたイベント「MMXX:その先へ」を昨今の世界情勢を踏まえて2020年9月に延期すると発表した。

 

「MMXX:その先へ」は、マセラティブランドの新時代を告知するイベントとして2020年5月末にイタリア・モデナで実施する計画だった。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、開催時期を2020年9月へ移行する。同イベントでは現在開発中の次期型スーパースポーツ、MC20が公開される見込み。

 

マセラティ 新型スーパースポーツMC20のプロトタイプによる公道テストイメージ

マセラティは現在新型MC20のプロトタイプで公道テストを実施している。写真はテストで最初に訪れたミラノのイタリア証券取引所前、アフォーリ広場。

 

内製新型エンジンを搭載する“メイド イン イタリー”

 

MC20は、オールイタリアンで開発、生産される完全新設計の新型スーパースポーツ。「革新的な燃焼システム」を備え、「開発から組み上げまですべてを内製で実施」するというパワートレインを積む。今後のマセラティモデルへ展開していくエンジンファミリーの第1弾をいち早く搭載することになる。

 

車名の“MC”は「マセラティ コルセ」の頭文字であり、20はマセラティの新時代の幕開けとなる2020年を指す。マセラティが初めてトライデントロゴを与えたモデルは1926年に登場したティーポ 26であり、モデル名に誕生年を掲げることは同社にとってそれだけ重要な意味をもつ。

 

MC20は2019年11月にミュールカー(テスト・ミュール、ディブロップメント・ミュールとも。既存のボディなどにプロトタイプのコンポーネントを搭載して評価を行う開発試作車)による公道テストの様子を公開。2020年3月上旬には量産に移行する前に作られるプロトタイプによる公道テストの一幕を世界に向けて発信した。

 

マセラティ ティーポ 26のサイドビュー

マセラティ初のオリジナルモデルとして1926年に誕生したティーポ 26。トライデントを最初に与えられた、同社にとってモニュメントといえる存在だ。登場年をモデル名に冠することは、同社にとって特別な意味がある。

 

レース界にもカムバックを果たす

 

コルセを名乗るとおり、モータースポーツフィールドとの強い繋がりも示唆しており、すでに同社はMC20をレースに投入することを公言している。

 

マセラティ MC12のフロント走行イメージ

マセラティは2004年に「MC12」で37年ぶりにレースへ復帰した。間もなく登場するMC20もモータースポーツ参戦を予告している。

 

いわば、MC20は2004年に37年ぶりにレース界へ復帰した「MC12」の進化形ともいえる。MC12はスパ24時間で3度の勝利を掲げ、FIA GT選手権でも2004年から2010年の間にコンストラクターズチャンピオン、ドライバーズチャンピオン、チームチャンピオンのそれぞれで14のタイトルを獲得した。

 

新型スーパースポーツ、MC20は歴史的なモデナのヴィアーレ・チロ・メノッティの工場で生産される。現在は量産開始に向けて設備の改修が行われている。今後モデナ工場は、電動パワートレイン設備や、環境に配慮した塗装ラインを備えた最新の製造拠点となる予定だ。