フェラーリの最新GT「ローマ」日本上陸! V8ツインターボ搭載の新たなるFRスポーツ

フェラーリ・ローマの日本での発表会の模様

Ferrari Roma

フェラーリ ローマ

 

 

新たなフェラーリのエントリーモデル。価格は2682万円

 

4月1日、フェラーリの新型2+2 GT「ローマ」が日本において初披露された。このローマは、事実上ポルトフィーノの後継車にあたり、元を辿ればカリフォルニアの流れを汲む最新モデル。V型8気筒ツインターボエンジンをフロントミッドシップに搭載し、後輪を駆動するFRスポーツとしてラインナップされる。しかし、前作のポルトフィーノまでとは異なるのは、ローマは完全なクーペモデルとしてリリースされたこと。オープンボディとしないことから、エクステリアデザインは、より一層、美意識に包まれている。

 

ローマのコンセプトは、アイコニック、エレガント、タイムレスなデザイン。そしてパフォーマンスとスリリングなドライビングを可能とする一方、日常性に適した快適性を優先して造られている。日本での車両本体価格は、2682万円(税込)。

 

フェラーリ・ローマのフロントスタイル

鋭くエッジの立ったフロントノーズが特徴のローマ。それに対してリヤフェンダーはエレガントに仕上げるなど、絶妙なデザインバランスが見て取れる。

 

スポーツとラグジュアリーが共存するデザイン

 

デザインは、長い流線型のようなボンネットをもつロングノーズスタイルで、低く抑えたファストバックスタイルに長めのオーバーハングが特徴。それだけにポルトフィーノとは一線を画するほどスマートに仕上げられているが、部分的に見ればフェラーリらしいスポーツ性を強調したアプローチも見て取れる。特にシャークノーズと呼ばれる切り裂くようなフロントフェイスと、ラップ・アラウンド形状のボリュームをもつエレガントなホイールアーチとのバランスは、ローマのコンセプトを見事に表現。スポーツとラグジュアリーの双方を組み合わせることによって、ローマの多様性を匂わせる。

 

それでいてショートデッキに映るサイドビューは、まるで2シーターのように思わせるが、ポルトフィーノ同様にフロントシート後方には+2スペースが設けられ、手荷物などを置くのに最適な空間を備えている。とはいえ、さすがに人を乗せるには無理があるというのが個人的な見解だが、小さな子供であれば不可能ではないだろう。

 

フェラーリ・ローマのV8ツインターボエンジン

4年連続でエンジン・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた3.9リッターV型8気筒DOHCツインターボエンジンを搭載。620ps&760Nmから、最高速度320km/h、0→100m加速3.4秒をマークする。

 

620psを発揮する3.9リッターV型8気筒ツインターボエンジン

 

フロントノーズにミッドシップマウントされる3.9リッターV型8気筒DOHCツインターボユニットは、4年連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞した、フェラーリ自慢の最新パワートレインを搭載。最高出力はポルトフィーノから20psアップの620ps、最大トルクは変わらず760Nmを発揮。カムプロフィールを見直すなどして、タービンの1分あたりの最大回転数は5000rpmに向上、GPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)を採用することで、排出ガス基準もユーロ6に適合している。

 

これに組み合わせるギアボックスは、ポルトフィーノの7速からローマは8速DCT=デュアル・クラッチ式に改められた。しかも20%の小型化にも成功した結果、6kgの軽量化を実現。最高速度は320km/h、0→100m加速3.4秒を可能とする。

 

フェラーリ・ローマのコクピット

デザインもさることながら最新のインターフェイスを備える。メインに16インチ、センターには8.4インチを装備し、ADAS(先進運転支援システム)もオプションで選べる。

 

先進性を感じさせるコクピット

 

また、新たなアプローチとしてインパクトがあるのはインテリア。デュアル・コクピット・コンセプトと呼ばれるデザインにより、キャビンは完全に左右セパレートされ、ドライバーはより一層、車両との一体感を味わえる。メーターパネルは先にデビューした新たなスペチアーレ、SF90ストラダーレにも通じるデザインで、メインに16インチのインストゥルメント・クラスターを、中央には8.4インチのセンターディスプレイを備え、新世代らしい機能性に富んだインフォメーションを見せる。そして、ついにフェラーリも先進運転支援システムのADASを用意し、このローマにオプションで設定できるようになったのも朗報だろう。

 

ローマはポルトフィーノの進化版とはいえ、リヤのトランク上に可変式のアクティブ・スポイラーを新たに備えるなど、エアロダイナミクスへのこだわりも相当高い。過去の例から察するにシャシー性能の進化も期待を裏切らないことから、ローマが如何なる走りを披露するのか、今から楽しみである。

 

 

【SPECIFICATIONS】

フェラーリ ローマ

ボディサイズ:全長4656 全幅1974 全高1301mm

ホイールベース:2670mm

トレッド:前1652 後1679mm

乾燥重量:1472kg

エンジン:90度V型8気筒DOHCツインターボ

総排気量:3855cc

ボア×ストローク:86.5×82mm

圧縮比:9.45

最高出力:456kW(620ps)/5750〜7500rpm

最大トルク:760Nm/3000〜5750rpm

最高許容範囲回転数:7500rpm

トランスミッション:8速DCT

タイヤサイズ(リム幅):前 245/35ZR20(8J) 後285/35ZR20(10J)

トランク容量:272〜345リットル

燃料タンク容量:80リットル

最高速度:320km/h

0→100km/h加速:3.4秒

0→200km/h加速:9.3秒

 

車両本体価格:2682万円(税込)

 

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