ブラバム BT62 コンペティション仕様、1号車は英国のホースパワー・レーシングにデリバリー

公開日 : 2020/05/18 11:55 最終更新日 : 2020/05/18 11:55


ブラバム BT62 コンペティション仕様

Brabham BT62 Competition Spec

ブラバム BT62 コンペティション スペック

 

 

渡航・移動制限解除後に本格的な供給をスタート

 

ブラバム・オートモーティブは、最初のBT62 コンペティション仕様をデリバリーした。1号車は2020年シーズンのブリットカー耐久選手権参戦用として英国のホースパワー・レーシング(Horsepower Racing)が購入。今後、BT62はコンペティション仕様に加えて、公道仕様もランナップされ、新型コロナウイルス(COVID-19)による渡航・移動制限解除後、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパへの供給がスタートする。

 

ホースパワー・レーシングにデリバリーされたBT62 コンペティションは、新型コロナウイルス感染拡大期間中に準備が完了。これはブラバム・オートモーティブによる安全なオペレーション遂行能力、様々なサプライヤーの協力関係があったからこそとしている。

 

ブラバム BT62 コンペティション仕様のカーボン製ミラー

ブラバム BT62 コンペティション仕様のカーボン製ミラー。最初にデリバリーされたコンペティション仕様に続き、今後本格的な製造がスタートするBT62。公道仕様と合わせて、70台が限定生産される。

 

コンペティション仕様と公道仕様を70台生産

 

BT62はコンペティション仕様、公道仕様合わせて70台の限定生産を予定しており、各車両はオーダーに応じてハンドメイドで製造される。カスタマーの希望に沿ったカスタマイズの工程は、ブラバムが自動車産業参入を決めた時からの重要なフィロソフィーのひとつ。購入を決めたカスタマーは、オーストラリア・アデレードのファクトリーを訪れ、実際に製造中のBT62に、コンポーネントやパーツを取り付ける機会も与えられるという。

 

これは、かつて1960年代にサー・ジャック・ブラバムと、エンジニアのロン・トーラナックがレーシングコンストラクターとしてカスタマーに行なっていたことと同様で、500台近くのレーシングカーが世界各国に供給された。

 

ブラバム・オートモーティブのダン・マークスCEOは、コンペティション仕様のデリバリーに関して次のようにコメントした。

 

「今回、最初のコンペティション仕様をデリバリーできたことを改めて誇りに感じています。過去2年間のブラバム・オートモーティブの成長は、計画の正しい遂行と、フュージョン・キャピタル・グループによって提供された素晴らしいインフラ設備によるものです」

 

「これにより、需要に応じて生産規模を拡大できますし、将来的に新たなバリエーションの追加も可能になります。そして、ブラバム・オートモーティブのチームは素晴らしいスタッフに恵まれており、この新型コロナ禍の厳しい局面からも回復することができるでしょう」

 

ブラバム BT62 コンペティション仕様のコクピット

テレマティック製多機能ステアリングホイールが装着されたコクピット。1号車はポール・ベイリーとロス・ワイリーがブリットカー耐久選手権でドライブする。

 

1号車はブリットカー耐久選手権に投入

 

BT62 コンペティションは、最高出力700hp&最大トルク667Nmを発生する、5.4リッターV型8気筒自然吸気ガソリンエンジンをミッドシップに搭載。これに6速シーケンシャルギヤボックスが組み合わせられる。

 

1号車は、カーボンファイバー+クロムモリブデン鋼製セルにFIA規定のロールケージを装着。コンペティション対応オンボード・データー&テレメトリーシステム、ブラバム製センターロックホイール、グッドイヤー製スリックレーシングタイヤ、テレマティック製コントロール・カーボンファイバー・ステアリングホイールが装着され、すぐにでもサーキット走行ができる状態に仕上がっている。

 

BT62 コンペティション 1号車は、オーナードライバーのポール・ベイリーとロス・ワイリーにより、ブリットカー耐久選手権への参戦が決まっている。