ブラバス シャドウ 900、レッドドット・デザイン賞プロダクトデザイン部門を受賞!
公開日 : 2020/05/25 14:55 最終更新日 : 2020/05/25 14:55
BRABUS Shadow 900
ブラバス シャドウ 900
ブラバス・マリーン社が手がけたプレジャーボート
ドイツのメルセデス・チューナー、ブラバスの船舶部門であるブラバス・マリーン社が手がけた「ブラバス シャドウ 900」が、2020年のレッドドット・デザイン賞プロダクトデザイン部門を獲得した。レッドドット・デザイン賞(Red Dot Design Award)は1955年に創設、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する、世界最大級のデザイン賞となる。
2016年以来、ブラバス・マリーン社は、フィンランドの高性能ボートメーカーである「アクソパー・ボート(Axopar Boats)」と協力し、様々なプレジャーボートを展開。従来のボートメーカーが手がけてきた“典型的”なデザインとは異なり、ルールや常識を打ち破るアプローチをブラバス シャドウ 900シリーズでは採ってきた。
ブラバス・グループのコンスタンティン・ブッシュマンCEOは、レッドドット賞獲得の喜びを次のように語った。
「レッドドット・デザイン賞を受賞し、国際的な評価を得たことは、ブラバス シャドウ900が革新性に満ちた優れた製品であることを証明しています。ガルウイングドアやデッキスペースのレイアウトなどが、今回高い評価を頂きました。アクソパー・ボート、ナビア・デザインエージェンシー、そしてブラバスのデザイン・開発チームが一体となって、ユニークで高性能な“スーパーボート ”を生み出すために、本当に素晴らしい仕事をしてくれました」
様々な企業によるコラボレーションにより実現
ブラバス シャドウ900は、ひとりのデザイナーによる独占的なパフォーマンスではなく、多くのデザイナー、エンジニア、経営陣によるコレボレーションによって実現した。マーケットが何を求めているのかをリサーチし、それを形にしたのである。
アクソパー・ボートとブラバス・マリーンのクリエイティブ&イノベーション・ディレクターを務める、ヤン-エリク・ヴィターラはコラボレーションについて以下のように語った。
「私たちは、ボート業界内における新たなビジネスを提案しています。我々は“共有プラットフォーム”を活用しました。アクソパー・ボート、ブラバス、ブラバス・マリーン、ナビア・デザインエージェンシーによるコラボレーションにより、シャドウ900シリーズのデザインはカタチになりました」
開発にはヴァーチャルリアリティ技術などを導入
ナビア・デザインエージェンシーのヨットデザイン責任者のヤルッコ・ヤムセンは次のようにコメントした。
「これらのワークショップやミーティングに参加すると、興奮、革新、インスピレーションを感じることができます。私たちは、実物大スケールモデリング、コンピュータゲーム・エンジン技術を用いたヴァーチャルリアリティなど、様々なプロセスを活用してブラバス シャドウ900のデザインを作り上げました。参加したすべてのスタッフが、議論や意思決定プロセスに深く関与するようにしています」
2020年6月23日から2021年の5月31日までの期間、エッセンのレッドドット・デザインミュージアムでは、賞に関連した2つの展覧会「現代デザインのマイルストーン」と「デザイン・オン・ステージ」が開催される。
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