ボルボが全車に最高速度180km/h制限を課し、任意で速度制限を設定できるケア・キーを導入

公開日 : 2020/05/27 06:30 最終更新日 : 2020/05/27 06:30

ボルボが全車に最高速度180km/h制限を課し、任意で速度制限を設定できるケア・キーを導入

スピードの出し過ぎを車両のシステムで抑制

 

ボルボ・カーズは、今後リリースする全ての新車を最高速度180km/hに制限するとともに、任意で最高速度を設定可能な「ケア・キー」の標準装備を進めると発表した。

 

現在の交通環境では速度超過による交通死亡(及び重傷)事故は跡を絶たない。ボルボ・カーズは自動車メーカーが果たすべき責任として将来における交通死亡事故ゼロを目指しており、その一環として最高速度を180km/hに制限することを決定した。2021年から全車に標準装備を予定しているケア・キーの導入と合わせて、スピードの出しすぎによる危険性を強く訴えていく。

 

ボルボが全車に最高速度180km/h制限を課し、任意で速度制限を設定できるケア・キーを導入、ケア・キーのイメージ

ボルボ・カーズでは、最高速度を任意に設定できるケア・キーを2021年から全車に標準装備する予定。合わせて今後リリースする全ての新車に最高速度180km/h制限を課していく。

 

任意で最高速度を設定可能なケア・キーを2021年から標準装備

 

ケア・キーは、家族や運転免許を取得したばかりの10代の若者など運転経験の浅いドライバーに自分のクルマを貸す際、あらかじめ任意で最高速度を制限することが可能なシステム。ボルボ・カーズでは最高速度180km/h制限とケア・キーの導入によってスピード超過に起因する事故を抑制するとともに、速度制限車のオーナーが特別有利な条件で保健に加入できるよう保険会社に働きかけており、経済的にも大きなメリットがあると語る。

 

ボルボ・カーズのこうした施策にはもちろん賛否両論あるが、たとえ一部の顧客を失っても最終的に人命を救うためには自動車メーカーの権利と義務をめぐる議論の先駆者であり続けるべき、とボルボ・カーズは考えている。

 

ボルボ・カーズ・セーフティ・センターの責任者を務めるマリン・エークホルムは以下のように述べる。

 

「自動車メーカーには、交通の安全を向上させる責任があると考えています。このような考え方に基づき、速度制限を導入する議論を重ねてきました。最高速度制限とケア・キーは、スピード違反が危険であることを人々に認識させるのと同時にさらなる安心を人々に与え、ドライバーのより適切な行動をサポートします」