メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ&カブリオレ、ガソリンとディーゼルに第2世代ISGを搭載
公開日 : 2020/05/28 12:40 最終更新日 : 2020/05/28 12:40
Mercedes-Benz E-Class Coupe / Cabriolet
メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ/カブリオレ
メルセデスの最新IDを採用したフェイスリフト
ラグジュアリークーペとして人気のメルセデス・ベンツEクラス クーペとカブリオレが、内外装に改良を受けて登場した。フェイスリフトの一環としてEクラスの他のボディバリエーションが用いる主要なアップグレードや機能を、クーペとカブリオレの2ドアモデルも引き継いでいる。
Eクラス クーペとEクラス カブリオレは、2020年秋から欧州での販売を予定している。
前後LEDライトのデザインを変更
スタイリングはスポーティに磨き上げられ、バンパーを含むフロントセクションはメルセデスの最新IDに則って刷新。リデザインされたダイヤモンド・ラジエーター・グリルの「Aシェイプ」は、見る者にダイナミックな印象を与える。前後のLEDライトのデザインは変更され、エントリー仕様まですべてのモデルにLEDランプが採用された。
リヤセクションは2ピースLEDテールランプの内部構造を変更。リバースカメラを内蔵したスリーポインテッド・スターモジュールはトランクリッドに組み込まれている。さらにエアロダイナミクスを進化させて燃費向上を実現した19インチ「エアロホイール」も新たに採用。ボディカラーには「ハイテクシルバー」「グラファイトグレーメタリック」「モハベシルバー」「パタゴニアレッド」の4色が追加された。
静電容量式タッチセンサーを採用した新型ステアリング
クリアで官能的なデザインの新型Eクラス クーペ、そして電動開閉式ファブリック・トップを備えたEクラス カブリオレは、4名のパッセンジャーが快適な長距離移動を満喫できる広々としたスペースを確保した。フェイスリフトに合わせて、様々な機能を手元で操作することができる静電容量式タッチセンサー「インテリジェント・ステアリング・ホイール」が採用されている。
高いレベルのアクティブセーフティを実現した次世代ドライビング・アシスタンス・システムを採用し、最新インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」なども搭載された。
カブリオレでは天候や気候を選ばず1年中ドライブを楽しむ装備として、室内の騒音レベルを最適化する「アコースティック・ソフトトップ」を装備。高い断熱性を備えたレイヤー構造により、季節を問わず快適な環境を確保し、風切り音や走行音を大幅に低減し、高速走行時にもパッセンジャーはゆったりとした会話を楽しむことができる。また、オプションとして電気式ドラフトストップシステムの「エアキャップ」、ネックヒーターの「エアスカーフ」を装着することが可能だ。
第2世代ISGを幅広いモデルに搭載
パワーユニットでは、最高出力195kWの「OM 654 M」2.0リッター直列4気筒ディーゼルエンジンの最上級モデルに、トランスミッションと一体化された第2世代ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を搭載した。
Eクラス クーペ&カブリオレには初搭載の新開発「M 256」3.0リッター直列6気筒ガソリンエンジンにもISGが採用される。トランスミッションはすべて電子制御9速「9G-TRONIC」が組み合わせられた。

トップモデルの「メルセデスAMG E 53 4MATIC+」は最高出力320kW・最大トルク520Nmを発揮する3.0リッター直6ガソリンターボを搭載し、これに48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わせられる。
Mercedes-AMG E 53 4MATIC+ Coupe
メルセデスAMG E 53 4MATIC+ クーペ
トップモデルは435hpにEQブーストの組み合わせ
高性能仕様の「メルセデスAMGE 53 4MATIC+ クーペ&カブリオレ」も、標準モデル同様にフェイスリフトを敢行。フロントセクションはLEDライトの形状を変更したほか、AMGモデルであることを強調する縦型ルーバー付きラジエーターグリルを採用した。
搭載される3.0リッター直列6気筒ガソリンターボエンジンは、最高出力320kW (435hp)・最大トルク520Nmを発揮。スターターオルタネーター「EQブースト」を組み合わせたことで、16kWの出力と250Nmのトルクが追加される。これにフルタイム4WDシステム「AMG パフォーマンス 4MATIC+」と、「AMG スピードシフト TCT 9G」が組み合わせられる。