マッハ1が蘇る! フォード、マスタングの2021年モデルにV8搭載の高性能仕様を限定投入

公開日 : 2020/06/02 17:55 最終更新日 : 2020/06/03 17:58

フォード マスタング マッハ1 2021年モデルの擬装フロント走行イメージ

Ford Mustang Mach 1

フォード マスタング マッハ1

 

 

もっともハードコアなエンスージアスト向け

 

フォードは、マスタングの2021年モデルイヤーに限定仕様の「Mustang Mach 1(マスタング マッハ ワン)」を投入すると本国で発表した。年内にはその姿が明らかになりそうだ。

 

フォード マスタング マッハ1 2021年モデルの擬装リヤビュー

2021年モデルイヤーに限定車として登場する「マスタング マッハ1」。写真のプロトタイプはミシュランのパイロット スポーツ カップ2とブレンボ製ブレーキを装着している。

 

詳細は公表されていないが、心臓部には自然吸気の5.0リッターV8エンジンを搭載し、サーキット走行も見据えたハイパフォーマンスクーペとなる様子。フォードのアイコン的モデルを担当するIcons部門のディレクター、デイヴ・ペリカックは語る。

 

「マスタングの歴史の中で、マッハ1は特別な存在です。我々が投じようとしている5.0リッターV8の最高峰に君臨する特別仕様は、さらなるパワーや精度、そして稀少性を求めるもっともハードコアなエンスージアストに向けたモデルとなるでしょう。オリジナルと同様、最新のマスタング マッハ1は堂々たる勇姿とサーキットに相応しいポテンシャルを誇ります」

 

初代フォード マスタング マッハ1のフロントイメージ

1969年にデビューした初代フォード マスタング マッハ1。2代目マスタングの高性能仕様として登場した。

 

51年前に初代が登場したマッハ1

 

2代目マスタングの高性能仕様としてマッハ1が誕生したのは1969年のこと。ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じた最終作『007 ダイヤモンドは永遠に』や、迫力のカーチェイスシーンが未だに語り草になっている『バニシング in 60”』に登場。日本では栃木県警高速道路交通警察隊のパトロールカーとして活躍したことでも知られている。

 

ちなみにマッハ1のパトロールカーは1973年6月18日に栃木県共済農業共同組合連合会(JA栃木共済連)から県警へ寄贈され、1984年1月26日まで使用された。

 

初代フォード マスタング マッハ1の広告イメージ

初代フォード マスタング マッハ1の広告。「Mach1 – pronounced Mach Won!(マッハ1の発音は“マッハが勝った”!)」のコピーが躍る。

 

フォード アーカイブスのヘリテージ ブランド マネージャー、テッド・ライアンは説明する。

 

「マッハ1はマスタングの標準モデルとシェルビーモデルとを繋ぐブリッジのような存在でした。スタイリングもハンドリングも群を抜いて個性的な仕上りだったし、なにより、その名の通り素晴らしく速かった」

 

マッハ1は1971年にフェイスリフト。コンペティション仕様のサスペンションを採用するとともに、エンジンのバリエーションを拡大した。1974年には2世代目へと移行するが、1978年にマスタングが3代目にフルモデルチェンジした時点でその名は一時歴史上から消滅する。

 

フォード マスタング マッハ1 2003年モデルのフロントイメージ

2003年、4代目マスタングの特別仕様車として「マッハ1」の名は一度復活している。

 

17年の空白を乗り越えて蘇るネーミング

 

2003年には、4代目マスタングの特別仕様として「マッハ1」の名が復帰。1970年代のデザイン要素を取り入れた懐古的な佇まいを特徴とし、マットブラックのスポイラーやボンネット上のストライプが個性を主張、ブレンボ製ブレーキなども備えていた。

 

それから17年の空白期間を経て、いよいよ伝説の名前が帰ってくる。第6世代のマスタングのパフォーマンスをベースに、走りとパワーにさらなる磨きをかけた新生マッハ1。生産台数や性能数値などはこれから随時発表される模様だ。