メルセデスAMG GLA、本国で販売開始! 「45 S」は421hpを発揮する激辛コンパクトSUV

公開日 : 2020/06/09 06:30 最終更新日 : 2020/06/09 06:30


メルセデスAMG GLA 45 S 4マティック プラスの俯瞰目フロントイメージ

Mercedes-AMG GLA

メルセデスAMG GLA

 

 

エントリーAMGの「35」からトップレンジの「45 S」まで

 

メルセデス・ベンツは2020年6月8日、GLAのAMGモデルの本国販売をスタートした。車両価格は税込みで「GLA 35 4マティック」が5万4204.5ユーロ(約670万円)、「GLA 45 4マティック プラス」が6万2772.5ユーロ(約777万円)、トップレンジの「GLA 45 S 4マティック プラス」が6万8365.5ユーロ(約846万円)。

 

メルセデス・ベンツのSUVファミリーでもっともコンパクトなモデルのGLA。2019年12月に初のフルモデルチェンジをしたのに伴い、AMG仕様も2世代目へ進化した。エントリーAMGといえる「35」、アファルターバッハ製エンジンを搭載した「45」及び「45 S」の3バリエーションをラインナップする。

 

メルセデス-AMG GLA 45 S 4マティック プラスの正面イメージ

ベースとなるメルセデス・ベンツAクラスがフルモデルチェンジ(W177型)したのに伴い、GLAも2世代目へ進化。高性能版のAMGモデルとして、「35」「45」「45 S」を追加設定した。すべてAMGを象徴するパナメリカーナグリルを採用する。

 

「45」には伝統の手組みエンジンを搭載

 

「35」は306hpを生む2.0リッターの直列4気筒ターボガソリンエンジンを搭載。8速のデュアル・クラッチ・トランスミッションとアクティブ4WDの「4マティック」を組み合わせ、0-100km/h加速は5.1秒。最高速度は250km/hでリミッター制御される。

 

「45」の心臓部に収まるのは、AMG伝統のワンマン・ワンエンジン哲学に則り生産される2.0リッター直列4気筒ターボガソリンエンジン。従来とは吸排気の位置を逆転し、ターボとエキゾーストマニホールドを後方に、インテークマニホールドなどの吸気系を前方にレイアウトすることで吸排気効率を高めた。

 

メルセデス-AMG GLA 45 S 4マティック プラスのエンジンコンパートメントイメージ

「45」及び「45 S」にはアファルターバッハ伝統の手組みエンジンを積む。ひとりのマイスターが一基すべての工程を担当する方式を採用している。

 

ターボのコンプレッサーとシャフトには、AMG GT 4ドアクーペの63 Sに採用されているものと同じローラーベアリングを採用。電動制御式ウェイストゲートを備えることで過給圧の精密な制御が可能となり、最大2.1barとクラス最高の過給圧を実現している。

 

燃料噴射は2ステージ式とし、ピエゾインジェクターによる筒内直接噴射圧は最大200bar。2段階目はソレノイドバルブを用いて6.7barでインテークマニホールドへ噴射する。

 

メルセデス-AMG GLA 45 S 4マティック プラスのコクピットイメージ

2世代目のGLAも「ハイ、メルセデス」でお馴染みの自然対話型音声認識システムなどを標準搭載する。AMG専用グラフィックを表示することも可能だ。

 

Sモデルの0-100km/h加速は4.3秒

 

「45」の最高出力は387hp/6500rpm、最大トルク480Nm/4750〜5000rpm。「45 S」は421hp/6750rpm、500Nm/5000〜5250rpm。いずれも8速DCTを組み合わせ、0-100km/h加速は前者が4.4秒、後者が4.3秒を記録する。

 

「35」と「45」は前後トルク配分を100:0から50:50の範囲で可変する4輪駆動システム“4マティック”だが、「45」は新型リヤディファレンシャルに「AMGトルク コントロール」を内蔵。電子制御式の多板クラッチを2枚備え、それぞれを左右のディファレンシャルに接続することで左右後輪間でも状況に応じてトルク配分が行われるようになった。

 

メルセデス-AMG GLA 45 S 4マティック プラスのサイドビュー

2世代目GLAは全高を伸ばし、キャビンの居住性を向上。よりSUVらしくユーティリティ性を高めている。写真は45 Sで、巨大なリヤルーフスポイラーが運動性能の高さを主張する。

 

ローンチコントロール機能も標準搭載

 

“AMG スピードシフト”と呼ぶ8速のデュアル・クラッチ・トランスミッションを採用し、RACE STARTも標準で搭載。最大限のトラクションと加速を得るべくエンジンの回転数とシフトポイントを最適化する、いわゆるローンチコントロール機能だ。

 

「45 S」にはデータロガーシステムのAMG トラック ペースを標準搭載。サーキット走行時に80件以上の車両データ(車速、加速度など)を常時記録できる。ラップタイムや区間タイム、基準タイムからの差を表示することも可能だ。

 

メルセデス-AMG GLA 45 S 4マティック プラスのリヤ走行イメージ

「45 S」は421hp、500Nmのパワーで0-100km/h加速4.3秒を記録。コンパクトSUV界に加わった激辛モデルと言える。

 

ニュルブルクリンクやスパ-フランコルシャンといった有名サーキットのデータが収録済みなのはもちろん、GPSに加え各種車載センサー(加速度、ジャイロスコープ、舵角、車輪速)を使用した新開発アルゴリズムの使用により、好みのサーキットを記憶することもできるという。加減速の値(0-100km/h、1/4マイル、100-0km/h)の測定と保存にも活用できる。

 

コンパクトSUV界に登場した最新のホットモデル、メルセデスAMG GLA。アファルターバッハが放つ刺客はコンパクトカー界に熱い風を吹き込みそうだ。日本への導入時期はまだ発表されていない。