BMW、改良新型のM5を本国で発表。一層迫力を増した風貌とM8由来のMモードスイッチで進化を遂げる

公開日 : 2020/06/19 06:30 最終更新日 : 2020/06/19 06:30


改良新型BMW M5 コンペティションの俯瞰目フロントイメージ

BMW M5 / M5 Competition

BMW M5/M5 コンペティション

 

 

マイナーチェンジで内外装をアップデート

 

BMMは「M5」及び「M5 コンペティション」の改良新型を本国で発表した。車両価格はM5が12万900ユーロ(約1453万円)から、M5 コンペティションが12万9900ユーロ(約1562万円)からとなる。

 

BMWは先んじて2020年5月に5シリーズのマイナーチェンジモデルを発表しているが、それにあわせて高性能モデルのM5ファミリーも進化を遂げた。キドニーグリルや前後パンバー、ヘッドライトなどに新デザインを導入するとともに、12.3インチのワイドディスプレイや、M8由来の「Mモード」ボタンを採用。M5 コンペティションはダンパーのセッティングなども見直している。

 

改良新型BMW M5 コンペティションの正面イメージ

5シリーズのマイナーチェンジにともない、M5及びM5 コンペティションもアップデート。キドニーグリルや前後バンパー、ライトのシグネチャーなどが刷新された。

 

最新キドニーグリルと大開口インテークを採用

 

改良新型のM5及びM5 コンペティションは、L字グラフィックを採用した新しいLEDヘッドライトとテールライトを装着。オプションに加わった「BMW インディビジュアル ライト シャドウライン」を選択すると、ヘッドライト周りがブラックアウト仕様となる。

 

キドニーグリルも最新の意匠となり、その下部左右に大径化したエアインレットを設置。中央にはオイルクーラーとACC用センサーを内蔵する6角形のエアインテークが大胆に口を開ける。

 

改良新型BMW M5 コンペティションのサイドビュー

外板色には「ブランズハッチ グレイ」と「モテギ レッド メタリック」を設定した。インディビジュアル仕様ではメタリックの「タンザナイト ブルー2」と「アベンチュリン レッド2」、マット仕上げの「フローズン ブルーストーン」もラインナップしている。

 

ボディカラーには2種類の新色を追加

 

外板色には「ブランズハッチ グレイ」と「モテギ レッド メタリック」を新設定。インディビジュアル仕様ではメタリックの「タンザナイト ブルー2」と「アベンチュリン レッド2」、そしてマット仕上げの「フローズン ブルーストーン」を選択することもできる。従来の「シャンパンクォーツ メタリック」は「アルビット グレイ メタリック」に名称変更した。

 

また、M8に採用しているオービット グレイの20インチダブルスポークホイールを選択することも可能に。標準装備のMコンパウンドブレーキのキャリパーは、従来のブルーメタリックからブラックもしくはレッドのハイグロス塗装仕上げに変更している。

 

改良新型BMW M5 コンペティションのMモードボタンイメージ

ひとつの操作で「ロード」と「スポーツ」を切り替えることのできる「M MODE(Mモード)」ボタンをセンターコンソールに設置した。M8から導入しているシステムだ。

 

M8で初採用したMモードボタンを導入

 

インテリアでは、ダッシュボード中央のディスプレイを従来の10.25インチから12.3インチに拡大。さらに、M8から採用された「Mモード」ボタンをセンターコンソールに設置し、メーターパネルやヘッドアップディスプレイの表示、制御システムの介入レベルを「ロード」もしくは「スポーツ」の2モードに一括切り替えできるようになった。

 

Mモードの「ロード」を選択した場合、基本的にすべての制御システムが有効となる。「スポーツ」ではドライバーが任意に設定した情報に基づき、前車接近警告、衝突回避・被害軽減ブレーキを除くすべての制御システムの介入を無効にできる。

 

改良新型BMW M5 コンペティションのサイドイメージ

M5 コンペティションは全高を4mmローダウン。M8 グランクーペ由来のショックアブソーバーを採用した。

 

コンペティションはよりサーキット向けに

 

さらに、M5 コンペティションにはサーキット走行を想定した「トラック」モードも追加設定された。ドライビングに集中できるよう、センターディスプレイの画面がオフになるとともにオーディオもミュート。ヘッドアップディスプレイから不要なアシスト系表示が消え、急ブレーキ時のハザードウォーニングランプ機能も最小限に抑えられる。衝突警告システムも無効になるというサーキット専用モードだ。

 

M5 コンペティションにはM8 グランクーペのショックアブソーバーを移植しシャシーのセッティングを刷新。快適性能を向上するとともに限界性能も押し上げた。スプリングにも調整を加え、標準のM5よりも全高は4mm、グラウンドクリアランスは5mmローダウンし、サーキット走行を念頭に置いてシャシーをさらに磨き上げたという。

 

改良新型BMW M5 コンペティションのエンジンコンパートメントイメージ

心臓部に搭載する4.4リッターV8ツインターボは、M5が600hp、M5 コンペティションが625hpを発生する。

 

600hp超えの4.4リッターV8ツインターボを搭載

 

M5/M5 コンペティションには4.4リッターのV型8気筒ターボガソリンエンジンを搭載。前者は600hp、後者は625hpを発揮する。いずれも8速のMステップトロニック トランスミッションを組み合わせ、後輪駆動モードも選択できるアクティブ4WDシステム「M xDrive」を採用する。

 

改良新型BMW M5 コンペティションのリヤ走行イメージ

M5、M5 コンペティションはいずれもアクティブ4WD「M xDrive」搭載。“FR”として走ることのできる後輪駆動モードも備えている。

 

M5の0-100km/h加速は3.4秒、M5 コンペティションは同3.3秒。最高速度はリミッターで250km/hに制限されるが、M ドライバーズパッケージを装着すれば305km/hまで引き上げられる。

 

改良新型のM5及びM5 コンペティションの日本への導入時期並びに価格は未定。

 

 

【SPECIFICATIONS】

BMW M5(欧州仕様)

ボディサイズ:全長4983 全幅1903 全高1473mm

ホイールベース:2982mm

車両重量:1895kg

エンジン:V型8気筒DOHCツインターボ

総排気量:4395cc

ボア×ストローク:89.0mm×88.3mm

最高出力:441kW(600hp)/6000rpm

最大トルク:750Nm/1800–5600rpm

トランスミッション:8速AT

駆動方式:4WD

サスペンション形式:前ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、後マルチリンク/コイルスプリング

タイヤサイズ:前275/40ZR19 後285/40ZR19

0–100km/h加速:3.4秒

 

BMW M5(欧州仕様)

ボディサイズ:全長4983 全幅1903 全高1469mm

ホイールベース:2982mm

車両重量:1895kg

エンジン:V型8気筒DOHCツインターボ

総排気量:4395cc

ボア×ストローク:89.0mm×88.3mm

最高出力:460kW(625hp)/6000rpm

最大トルク:750Nm/1800–5860rpm

トランスミッション:8速AT

駆動方式:4WD

サスペンション形式:前ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、後マルチリンク/コイルスプリング

タイヤサイズ:前275/35ZR20 後285/35ZR20

0–100km/h加速:3.3秒