伝説のマスタング マッハ1復活! 5.0リッターV8+6速MTのアスリート仕様を2021年に限定発売

公開日 : 2020/06/23 06:30 最終更新日 : 2020/06/23 06:30


2021年フォード マスタング マッハ1とオリジナルの3台走行イメージ

Ford Mustang Mach 1

フォード マスタング マッハ1

 

 

シェルビー GT350やGT500のパーツを共有

 

伝説の「マッハ1」の名が帰ってくる。サーキット走行を念頭に置いて開発した現行マスタングのハイパフォーマンス仕様となる模様で、2021年春より北米及びカナダの販売店に並び始めるという。

 

心臓部に積む5.0リッターV型8気筒自然吸気エンジンは、最高出力480hp/7000rpm、最大トルク570Nm/4600rpmというパフォーマンスを誇る。インテークマニホールドやオイルフィルターアダプター、オイルクーラーなどはシェルビー GT350のコンポーネンツを共有している。

 

2021年フォード マスタング マッハ1の2台イメージ

2021年モデルのマスタングに限定仕様として投入される「マッハ1」。サーキット走行も見据えて開発されたマッハ1は、マスタング GTとシェルビーモデルの間を繋ぐ存在だ。

 

GT系の逞しい足まわりを移植

 

レース部門を司るフォード パフォーマンスの知見を多く注ぎ込み、フロントエンドはエアロダイナミクスを追求したデザインを採用。フォード パフォーマンス製のパーツも積極的に投入している。

 

ステアリングシャフトやスタビライザー、フロントのスプリング、ブレーキブースター、電動パワステやダンパーのセッティングはマスタング GTのハイパフォーマンス仕様に合わせており、リヤのサブフレームやトーコントロールリンク、ミシュランのパイロット スポーツ 4タイヤはシェルビー GT500と同じものを採用した。

 

2021年フォード マスタング マッハ1のサイドビュー

エアロダイナミクスを大幅に見直したマッハ1。スポイラーやディフューザーはもちろん、ボディ下部の見えない部分にも広範囲で手を加えている。

 

MTには初めて自動レブマッチ機能を搭載

 

V8エンジンに組み合わせるのは、シェルビー GT350にも搭載するトレメック製の「3160」6速マニュアルトランスミッション。初めて自動レブマッチ機能を備えるとともに、GT350のオイルクーラーやマスタングGTのツインプレートクラッチ、ショートストロークのシフトレバーなどを採用した。

 

MT仕様には“ハンドリング パッケージ”を装着することも可能。フロントスプリッターやフロントのフェンダーアーチモール、マグネシウム製のガーニーフラップ付きスポイラー、リヤのタイヤディフレクターなど、シェルビー GT350の“武装”を共有する。

 

オプションで“セレクトシフト”機能付きの10速ATを選択することもできる。こちらもトルクコンバーターに改良を加えたうえで専用のセッティングを施すなど、マッハ1のパフォーマンスにマッチするよう最適化。冷却効率も75%高めている。

 

2021年フォード マスタング マッハ1のコクピットイメージ

ブラックレザー基調のインテリア。オプションで12.3インチのディスプレイを内蔵したデジタルメーターやホワイトの球形シフトノブを選択することもできる。

 

ボディ下部まで徹底追求したエアロダイナミクス

 

ボディ下部にはマスタング GTよりも20インチ(508mm)長いカバーを配置し、空気の流れを最適化。カバーに備えた大型のウイングはダウンフォース量を増やすとともに、ブレーキ冷却を促す形状としている。

 

ダウンフォース量はマスタングGT比で22%アップ。さらに、“ハンドリング パッケージ”を装着すると150%分ほども跳ね上がるという。

 

2021年フォード マスタング マッハ1とオリジナルの3台走行イメージ

2021年のマスタング マッハ1は、3次元構造のメッシュグリルやシャークノーズ、グリル内に収まる丸形ランプを思わせる意匠など、オリジナルのマッハ1を強く思い起こさせるデザインを随所に採用した。

 

オリジナルを思い起こさせる表情と足元

 

3次元構造のメッシュグリルやシャークノーズ、グリル内に収まる丸形ランプを思わせる意匠など、オリジナルのマッハ1を強く思い起こさせるデザインを取り入れている。

 

標準装備のホイールは、やはりオリジナルが装着していた「マグナム500」を彷彿させるデザインを採用。フロントが19インチ×9.5J、リヤが19インチ×10Jという構成となる。より走りを重視した“ハンドリングパッケージ”装着車の場合はフロントが19インチ×10.5J、リヤが19インチ×11Jとなり意匠も異なる。

 

初代フォード マスタング マッハ1のフロントイメージ

2代目マスタングの高性能仕様として初代マッハ1が誕生したのは1969年のこと。映画『007 ダイヤモンドは永遠に』や『バニシング in 60”』にも登場した。

 

マッハ1の復活にうってつけのタイミング

 

ボディサイドとボンネットにあしらわれるサテンブラックのストライプアクセントは、レッド、ホワイト、オレンジのボディカラーに組み合わせることができる。外板色のラインナップは豊富で、他にも専用のファイタージェット グレイを始め、アイコニック シルバー、シャドウ ブラック、オックスフォード ホワイト、ヴェロシティ ブルー、ツイスター オレンジ、レース レッド、グラバー イエローを用意する。

 

インテリアはレザー基調で、アルミニウムのパーツをアクセントに配置。オプションで12.3インチのディスプレイを内蔵したデジタルメーター、ホワイトの球形シフトノブ、シャシーナンバーを刻印したバッジなどを装備するこもできる。

 

2021年フォード マスタング マッハ1とオリジナルの2台イメージ

1969年に初代マッハ1が登場。1974年に2代目へとモデルチェンジしたが、1978年に一度消滅。2003年に4代目マスタングの特別仕様車として復活したものの、再びフェードアウト。そして18年の空白期間を経て、いよいよ伝説が蘇る。

 

フォードのジム・ファーリーCOOは語る。

 

「大胆なスタイリング、素晴らしい加速とスピード。マッハ1はその全てを物語っています。この特別なマスタングは、オーナーの方々やエンスージアスト、ファン、そしてもちろん私をも笑顔にしてくれるクルマ。だからこそ、いまがマッハ1の復活に最高のタイミングであり、世界に羽ばたかせるときなのです」