アストンマーティン ワークス、「DB4 GT コンティニュエーション」の生産第1号車を販売へ。

公開日 : 2020/07/05 11:55 最終更新日 : 2020/07/05 11:55

Aston Martin DB4 GT Continuation

アストンマーティン DB4 GT コンティニュエーション

 

 

継続生産プロジェクトが生んだ第1号車

 

アストンマーティン ワークスは、「DB4 GT コンティニュエーション」シリーズの第1号車を販売すると発表した。最低限の走行距離を刻んだのみの良コンディション仕様で、シャシーナンバーはDB4/GT/0227/R となる。

 

アストンマーティンのヘリテージ部門、アストンマーティン ワークスは2017年よりコンティニュエーション(継続生産)プログラムをスタート。英国ニューポート パグネルの拠点で1台およそ4500時間をかけて生産するクラフトマンシップの集大成だ。その第一弾となったのがDB4 GT コンティニュエーションシリーズである。

 

アストンマーティン DB4 GT コンティニュエーション 第1号車の正面イメージ

アストンマーティン ワークスは2017年より継続生産プロジェクトを実施している。今回、その第1号車であるDB4 GT コンティニュエーションの最初の個体を販売すると発表した。

 

わずか8台のみが作られた軽量仕様がベース

 

ミラノのカロッツェリア、トゥーリング製の優雅なボディをまとったDB4 GTは1959年に誕生した。ショートホイールベース化したうえにスーパーレッジェーラ工法による軽量なチューブラーフレーム構造を採用。3.7リッターの直列6気筒エンジンを搭載して、当時「英国最速のスポーツカー」の称号を獲得した。シルバーストンで挑んだデビュー戦ではサー・スターリング・モスの手により勝利を勝ち取っている。

 

1959年から1963年の間にわずか75台が生産され、うち8台は軽量仕様。継続生産モデルである「DB4 GT コンティニュエーション」は、この軽量仕様のオリジナルの設計を忠実に再現して開発された。

 

アストンマーティン DB4 GT コンティニュエーション 第1号車のコクピットイメージ

カロッツェリアのトゥーリングによるスーパーレッジェーラ工法で作られたオリジナルの設計を忠実に継承。レース装備も一式用意している。

 

トゥーリング製のアルミボディを最新技術で再現

 

今回市場に向けて売り出される「DB4 GT コンティニュエーション」は、チューブラーフレームを覆う薄いアルミニウム製パネルの成形に最新のデジタル技術を駆使。スノー シャドウ グレイと呼ばれるボディカラーに3本のストライプをハンドペイントし、レース用の装備も一式揃えている。

 

心臓部にはタデック マレック設計の4.2リッター直列6気筒エンジンを搭載。ツインプラグを備えたユニットは4速MTを介して345bhpを後輪へ伝える。オリジナルのDB4 GTと同様にLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)も搭載した。

 

アストンマーティン DB4 GT コンティニュエーション 第1号車のサイドビュー

オリジナルのDB4 GTはショートホイールベースボディによる機動性の高さが特徴。その軽快な走りを再現するべく、コンティニュエーションシリーズには最新の技術と伝統の職人技術を投入して製造したという。

 

ヘリテージ部門の総本山で生産

 

アストンマーティンワークス社長のポール・スパイアーズは次のように語っている。

 

「DB4 GT コンティニュエーションシリーズは、我々のブランドのヘリテージに華々しい軌跡を加えたモデルです。1955年以来の歴史的な地であるアストンマーティン ワークスの拠点で、ハンドメイドにより時間と労を惜しまず製造してきました」

 

アストンマーティン DB4 GT コンティニュエーション 第1号車のリヤビュー

スノー シャドウ グレイの外板色に3本のストライプをハンドペイント。タデック マレック設計の4.2リッター直列6気筒エンジンと4速MTを搭載する。

 

「こちらの特別な車両はその第1号車であるということのみならず、非常に走行距離の少ない稀少な個体なのです。きっと世界中の顧客の皆様の関心を集めることと思います。この個体がレースへ出場する姿を見られる日が、いまから楽しみでなりません」