ボルボ、バッテリー素材のトレーサビリティを高めるブロックチェーン技術に投資

公開日 : 2020/07/13 06:30 最終更新日 : 2020/07/13 06:30


ボルボ・カーズがサーキュラー社に投資、XC40 リチャージ P8のバッテリーパック

コバルトのトレーサビリティは100%を実現

 

ボルボ・カーズは、ベンチャーキャピタル投資部門のボルボ・カーズ・テック・ファンドを通じ、ブロックチェーン技術を展開するサーキュラー(Circulor)社への投資を行った。

 

サーキュラーのブロックチェーン技術は現在、ボルボ・カーズのバッテリーサプライチェーン全体で使用されており、両社はここ数年、電気自動車のバッテリーに使用されるコバルトのトレーサビリティを高めるため、ブロックチェーン技術で協力してきた。その結果、ボルボ・カーズ初のフルEVであるXC40 リチャージ P8に使用されるコバルトのトレーサビリティは100%可能になり、2020年の後半からベルギーのゲント工場で生産が開始される。

 

ボルボ・カーズがサーキュラー社に投資、XC40 リチャージ P8のバッテリーパックボルボ・カーズがサーキュラー社に投資、XC40 リチャージ P8

ボルボ・カーズ初のフルEVであるXC40 リチャージ P8。今回の投資によってバッテリーに使用されるコバルトのトレーサビリティは100%可能になる。車両の生産は2020年の後半からベルギーのゲント工場で開始する予定。

 

ブロックチェーン技術の多角的な応用も視野

 

ボルボ・カーズがサーキュラーに投資することで、両社はコバルト以外にも対象を拡大しトレーサビリティの向上が可能になる。例えば電気自動車のバッテリーパックに絶縁材料として使用される雲母はそのひとつだ。すでにサーキュラーが開発した技術はボルボ・カーズのバッテリー供給パートナーであるCATLとLG化学に導入されており、ボルボ・カーズはサプライチェーン全体でブロックチェーン技術によるコバルトのグローバルなトレーサビリティを実現した最初の自動車メーカーになった。

 

さらにボルボ・カーズとサーキュラーはCO2排出量のトラッキングや削減など、ブロックチェーンの技術協力を他の分野に拡大する可能性について調査しており、サーキュラーによる自動車産業及びその他産業における倫理的な調達基準の設定にも活用していく。

 

ボルボ・カーズの調達部門の責任者であるマルティナ・ブーフハウザーは以下のように述べる。

 

「私たちは原材料の倫理的なサプライチェーンに力を入れており、サーキュラーとのパートナーシップはその点において非常に役立ちます。サーキュラーの継続的な技術開発を支援することで、調達業務におけるブロックチェーン技術の利用を拡大し、よりサステナブルなビジネスに貢献することができます」