ランボルギーニ、19台限定のシアン ロードスターをミュージアム「MUDETEC」に期間限定展示
公開日 : 2020/07/14 11:55 最終更新日 : 2020/07/14 11:55
ランボルギーニ史上最強のロードスターが3日間限定で登場
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止の観点から休館を余儀なくされていたランボルギーニ ミュージアムがついに再開。開館の目玉として展示したのが「シアン ロードスター」である。
再オープンを記念して3日間のみ展示された「シアン ロードスター」は、19台のみが作られる稀少なハイブリッドオープンモデル。クーペの「シアン FKP 37」をベースに、空力を徹底的に追求したオープントップシルエットを作り出した。

新型コロナウイルス感染症拡大予防の観点から営業を中断していたランボルギーニ ミュージアムが再開。目玉として登場したのが、2020年7月10日にワールドプレミアした「シアン ロードスター」。3日間のみ特別に展示された。
最高出力819hp、最高速度は350km/h超!
注目は、785hpのV12エンジンと34hpの48V電気モーターが発生する819hpのパワー。間違いなく同社史上最強のロードスターであり、0-100km/h加速は2.9秒以下、最高速度は350km/h超に達する。
ハイブリッドという新しいテクノロジーを得たV12が奏でる最新のサウンドを、キャビンでダイレクトに堪能できる「シアン ロードスター」。世界初披露を前に生産予定分はすべて完売したという。
ミウラから最新技術のLDVIまで
サンタアガタ・ボロネーゼにあるランボルギーニ ミュージアムは、2019年春に「MUDETEC」へ改名。MUDETECはMuseo Delle Tecnologie(技術の博物館)のアクロニムで、ミウラやカウンタック、LM002から最新モデルまで、常に最先端のテクノロジーを体現してきた同社のスーパーカーを通観できる内容となっている。また、ウラカンやアヴェンタドールに導入した可変空力デバイスALA(アエロディナミカ ランボルギーニ アッティーバ)、車両統合制御システムLDVI(ランボルギーニ ディナミカ ヴェイコロ インテグラータ)など、先端の機構について学ぶことも可能。
さらに、ボローニャをベースに若き建築家を応援する協会「ヤング アーキテクツ コンペティションズ(YAC)」とのパートナーシップを活かしたプロジェクトも発足。デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツのミラノ支部を創設したジュゼッペ・ザンピエーリ監修のもと、 “展示のための建築”について考察・研究し、ワークショップを開きながら2021年の同館の展示をデザインしていくという。
仏シテ・ド・ロトモビルもランボルギーニを特別展示
フランスのアルザス地方ミュールーズに建つ世界最大級の自動車博物館「シテ・ド・ロトモビル(Cite de l’Automobile)」とも協力。2020年7月9日から2021年1月10日まで、同館でランボルギーニの特別展示を実施する。
ランボルギーニ ミュージアム“MUDETEC”は、来場者の安全を確保するべく、暫くの間は事前予約が必要となる。実車の生産ラインを見学できるツアーも現在休止中。博物館探訪を気の向くままに楽しめる日常が、一日も早く帰ってきてくれることを願ってやまない。
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