Gクラスの機動性が一段とアップ。メルセデス・ベンツが細かな商品改良を実施する理由とは

公開日 : 2020/07/20 14:55 最終更新日 : 2020/07/20 14:55


Gクラス商品改良イメージ 3台フロント

Mercedes-Benz G-Class

メルセデス・ベンツ Gクラス

 

 

G 400 dがカタログモデルに昇格

 

メルセデス・ベンツは2020年9月1日にGクラスの商品改良を実施すると本国発表した。装備類を一層充実させるとともに、パーソナライゼーションの選択肢も拡大。すでに本国では受注を開始している。車両価格はG 350 dが9万9446.8ユーロ(約1218万円)、G 400 dが10万2694.8ユーロ(約1258万円)、AMG G 63が15万4309ユーロ(約1891万円)。

 

2019年に限定車として登場した「G 400 d」が、商品改良のタイミングでカタログモデルへと昇格するのも注目のポイント。現行メルセデス・ベンツの内燃機中でも傑作とされる3.0リッター直列6気筒ディーゼルエンジンは、「G 350 d」を44ps/100Nm上回る330hp/700Nmを発生する。

 

Gクラス商品改良イメージ 3台サイドビュー

メルセデス・ベンツはGクラスに商品改良を実施すると本国発表。走行モードの追加やオプション体系の見直しなど、きめ細やかなアップデート内容となっている。

 

走行モードへ新たに「砂漠」を設定

 

また、走行モードに「Desert(砂漠)」プログラムを追加。砂地で最大のトラクションを得られるようにスロットルレスポンスやシフトアップタイミング、ESPなどを制御する。

 

12.3インチの高精細ディスプレイ2枚を横長の一枚ガラスに格納したワイドスクリーン コクピットも標準装備に。リヤビューミラーも全車フレームレスタイプへと進化する。さらに、リヤビューカメラを備えた「パーキング パッケージ」を標準装備とするなど、様々なシチュエーションでの機動性を高めた。

 

オプション選択の自由度を拡大

 

パーソナライゼーションの選択肢を広げているのも特徴で、たとえばこれまではAMGラインを選ばなければ装着できなかった「ナイト パッケージ」を単独で選択できるようにしている。断熱機能を備えたダークティンテッドガラスや、ブラック仕上げのミラーハウジング及びラジエーターグリル、ブラックアウトしたライト周りなど、外観を黒で引き締める仕様は昨今人気のパッケージだ。外板色をツヤ消しのマグノブラックにした場合、ナイト パッケージも専用仕様となる。

 

スペアホイールカバーやランニングボード、ドアシルなどをステンレススチール仕立てにできる「ステンレス スチール パッケージ」も単体で装着できるようになった。

 

AMGライン専用の20インチ5スポークアルミホイールの塗装にも、ハイグロスブラックもしくはヒマラヤグレイの2色を設定している。

 

Gクラス商品改良イメージ 3台リヤビュー

最新のEクラスにも設定される盗難防止装備「アーバン ガード ビークル プロテクション2」も用意。日本市場における商品変更のタイミングはまだ発表されていない。

 

Gクラスの人気の影にある努力

 

盗難防止の「アーバン ガード ビークル プロテクション プラス」も設定。衝撃や牽引、侵入などを検知するとともに、盗難の際の追跡機能を搭載。また、車両の鍵を無くしたり盗まれた場合の予防措置として、スマートフォンを通じて認証解除することもできるという。搭載車両のフロントサイドウインドウには特別ラベルを添付する。

 

都会向けSUVに最も遠い雰囲気でありながら、最も都会で愛されているGクラスは、かくしてきめ細やかな改良を受けながら商品力を絶えずキープしている。40年以上にわたり孤高のメルセデスとして君臨し続けるには、小さな積み重ねもおろそかにはできないのだろう。