ポルシェ カレラカップ ジャパン 2020・第5戦富士スピードウェイ、3台による熾烈なバトルを制した小河 諒が勝利

公開日 : 2020/08/03 06:30 最終更新日 : 2020/08/03 06:30


PCCJ第5戦富士スピードウェイ

Porsche 911 GT3 Cup

ポルシェ911 GT3 カップ

 

 

小河諒がシーズン初のポールポジション獲得

 

ポルシェジャパンとポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、「ポルシェ カレラカップ ジャパン」2020年シーズン第5戦決勝を、81日に富士スピードウェイ(静岡県)で開催した。

            

今シーズン、富士スピードウェイでのレースは初開催となるPCCJ5戦/第6戦。午前中の予選でポールポジションを獲得したのは、昨年PCCJに再参戦して以来初となる小河 諒だった。2番手は2016年、2018年にPCCJ王者に輝いた近藤 翼、3番手は現在ランキングトップの上村優太、4番手はPCCJジュニアドライバーの石坂瑞基がつける。プロアマクラスのクラスポールポジションは内山清士、アマクラスのクラスポールポジションは高田 匠となった。

 

PCCJ第5戦富士スピードウェイ

スタート直後から、ポールの小河 諒、PCCJタイトル獲得経験を持つ近藤 翼、現在ポイントリーダーの上村優太によるレベルの高い首位争いが展開された。

 

911GT3カップを知りつくした3人による好バトル

 

5戦決勝は1410分からのフォーメーションラップ後、熱戦の火蓋が切られた。ポールポジションの小河が蹴り出しで一歩出遅れたのに対し、2番手の近藤は好スタートを見せてトップで1コーナーを駆け抜ける。しかし、その後 小河は焦ることなく近藤に並び掛けて、Aコーナーでトップを奪い返す。一方の近藤は、小河に気を取られて100R入口のブレーキングポイントでミスをしてオーバーランを喫するが、何とか2番手でコースに復帰した。

 

3番手には上村がつけ3台による駆け引きが行われるなか、ポルシェジャパンジュニアの石坂は4番手から追い上げを図る。逃げ切りたいトップの小河はレース序盤、2番手の近藤との差を1秒以上に広げるが、レース中盤を過ぎると近藤が1秒以内に詰め寄ってきた。3番手の上村もトップ2台を逃すまいと背後からチャンスを伺う。

 

その後、小河は冷静にレースペースをコントロールし、近藤がタイム差を縮めると翌周には再びペースをアップし差を広げる。PCCJで2度の王座獲得経験を持つ小河と近藤、そして2017年から3年連続でランキング2位を獲得している上村。911 GT3 カップを知りつくした3人による好バトルは最終ラップまで続いたが、小河が見事に逃げ切って昨年6月に富士で開催された第8戦以来の優勝を成し遂げた。

 

PCCJ第5戦富士スピードウェイ

今シーズンはここまで上村が3連勝を飾っていたPCCJ。上位に付けながらなかなか勝利に恵まれなかった小河が、昨シーズン第8戦富士以来の勝利を手にした。

 

小河が昨年の第8戦富士以来の勝利を獲得

 

今シーズン初優勝を飾った小河は、「今日は自分のペースでレースをコントロールすることができ、近藤選手が追い上げてきても焦ることはありませんでした。この優勝はひとつの通過点なので、残りのレースも勝てるように挑んでいきます」と、喜びを語る。

 

今シーズン4回目の2位に終わった近藤は、「スタートで前に出られたのですが、小河選手のことを意識しすぎてしまいました。その後チャンスを伺っていたのですが・・・。でも明日はポールポジションからのスタートなので、逆の立場で逃げ切りたいと思います」と、初優勝を誓う。3位の上村は「3台とも同じようなペースだったので抜くチャンスはなかったですね。明日は上を目指して頑張ります」と振り返った。

 

その後方では、石坂が予選順位と変わらず4位のままチェッカーを受けている。

 

PCCJ第5戦富士スピードウェイ

プロアマクラスは内山清士、アマクラスは高田 匠と、どちらもクラスポールポジションのドライバーが、そのままポジションを守って勝利を獲得した。

 

プロアマクラスは内山、アマクラスは高田が勝利

 

プロアマクラスは、クラスポールポジションからスタートした内山清士がトップを譲ることなく第3戦に続き連勝を飾った(第4戦は悪天候でキャンセル)。「今日はスタートから逃げ切ることができましたが、ラスト2周は燃料が厳しくなってきたので少しドキドキしました」と、内山はレースを振り返った。

 

アマクラスはクラスポールポジションの高田 匠が開幕からの4連勝。「レースではアマクラスだけでなく、プロアマクラスのドライバーともクリーンなバトルが楽しめて良かったです。そして今シーズン4勝目を飾れたので、このまま全戦優勝できるように頑張ります」と、喜びを語っている。

 

PCCJ6戦の決勝レース(15周もしくは30分間)は2日(日)1015分のスタートを予定している。スターティンググリッドは、近藤が今シーズン初ポールポジションを獲得。プロアマクラスのポールポジションは第5戦と同じく内山、アマクラスのポールポジションは高田となっている。