ポルシェ カレラカップ ジャパン 2020・第6戦富士スピードウェイ、今季初勝利の近藤 翼がポイントリーダーに

公開日 : 2020/08/03 14:55 最終更新日 : 2020/08/03 14:55


ポルシェ カレラカップ ジャパン第6戦富士スピードウェイ

Porsche 911 GT3 Cup

ポルシェ911 GT3 カップ

 

 

予選セカンドベストで決まるポールは近藤 翼

 

ポルシェジャパンとポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、「ポルシェ カレラカップ ジャパン」2020年シーズン第6戦決勝を、8月2日に富士スピードウェイ(静岡県)で開催した。

 

PCCJ第6戦が開催された2日は朝から青空が広がり、レーススタート時の気温は26度まで上昇。路面温度は35度となった。前日に行われた予選で記録されたセカンドベストタイムで決定したグリッドは、近藤 翼が今シーズン初ポールポジションを獲得。2番手は前日の第5戦で初優勝を飾った小河 諒、3番手は現在ランキングトップの上村優太、4番手はPCCJ ジュニアプログラムドライバーの石坂瑞基がつける。

 

プロアマクラスのポールポジションは第5戦と同じく内山清士、アマクラスのポールポジションは高田 匠となった。

 

ポルシェ カレラカップ ジャパン第6戦富士スピードウェイ

ポールポジションの近藤が2番手以下との差を広げるなか、レース終盤の14周目に2位を争う小河と上村が接触。小河はスピンを喫して順位を落としてしまう。

 

2番手を争いを繰り広げた上村と小河が接触

 

第6戦決勝は10時15分にフォーメーションラップが開始され、再び全車がグリッドに整列した後、シグナルがブラックアウトしてレーススタート。ポールポジションの近藤は好スタートを見せ、トップをキープしたまま1コーナーを駆け抜ける。2番手は小河、3番手は上村、4番手は石坂と予選グリッドのままレースは進行する。

 

実力伯仲のPCCJだけあり、トップグループの4台はほぼ同じペースで隊列を組み周回を重ねていく。しかし、レース中盤になるとタイヤが厳しくなった小河のペースが若干遅れ、トップ近藤との差が徐々に広がっていき、9周目には2秒以上になってしまう。

 

逆に2番手小河と3番手上村の差は縮まり、12周目には0秒692に。そして翌13周目には上村が小河の背後にピタリとつける。14周目のヘアピンで勝負に出た上村が小河のインに入ろうとするが2台は接触。小河はスピンを喫して順位を落とし、石坂が3位に浮上した。

 

ポルシェ カレラカップ ジャパン第6戦富士スピードウェイ

2番手争いのふたりによるアクシデントで楽になった近藤は、2位に大差をつけてシーズン初勝利を獲得。2位でレースを終えた上村にペナルティが科された結果、石坂が2位表彰台を獲得した。

 

2位に大差をつけて近藤がシーズン初勝利を獲得

 

ふたりの接触により、2番手以下との差が広がった近藤は、そのままトップチェッカーを受けて今シーズン初優勝を飾った。「ようやく勝つことができましたが、レース前半は小河選手が背後にピタリとつけてきていたので一瞬も気を抜くことができませんでした」と、近藤は初勝利に安堵の表情を見せた。

 

上村は2位でフィニッシュするが、小河との接触が危険行為と判定されて30秒プラスのペナルティを科されて6位に降格。これで石坂が2位に繰り上がるが、「レース後半、タイヤが厳しくなってきた時の対処がまだまだなので、次こそは最後までトップに食らいついていけるように頑張ります」と、石坂本人は納得していない様子だった。

 

3位となった小河は、「近藤選手を追いかけたかったのですが、途中からタイヤが厳しくなりペースをキープするのが精一杯でした」と、レースを振り返る。今大会の結果、ポイントランキングトップには92点の近藤が浮上し、2位の上村との差は6点となった。

 

ポルシェ カレラカップ ジャパン第6戦富士スピードウェイ

プロアマクラスは内山がIKARIを振り切って、第5戦に続き連勝。アマクラスもポイントリーダーの高田(写真)が連勝を決めている。

 

プロアマクラスは内山、アマクラスは高田が連勝

 

プロアマクラスは、第5戦に引き続き内山がポール・トゥ・ウインを飾った。「IKARI選手がずっと背後から迫ってきていたので、ミスをしないようポジションキープに集中しました。なんとか逃げ切って連勝を飾れて良かったです」と、喜びを語る。

 

0秒202差で2位となったIKARIは「最後まで勝負を諦めなかったのですが一歩及びませんでした」と悔しがる。3位には2017年以来4年振りの参戦となったGO MAXが入った。

 

アマクラスは、今回も高田 匠がポール・トゥ・ウインを飾ったが、「ひとつのミスが順位に影響してしまうので、最後まで気を抜かずにレースに集中していました」と振り返った。

 

PCCJ第7戦/第8戦は9月19日(土)、20日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催される。ツインリンクもてぎでの開催は2013年シーズン以来7年ぶりで、新型コロナウイルス感染症の影響でシリーズカレンダーが変更されたため、この大会が今年最後の戦いとなる。

 

なお、20日には悪天候でキャンセルとなった第4戦の代替えレースの開催も予定されている。ポイントランキングは接戦となっているため、PCCJ史上初となる1イベントでの3レース開催が、20周年イヤーのチャンピオンの行方をどのように左右するのか、注目のもてぎ大会になりそうだ。