ポルシェAGが2020年上半期の業績を発表。コロナ禍で最多販売台数を記録したのは・・・?

公開日 : 2020/08/09 14:55 最終更新日 : 2020/08/17 15:05


厳しい状況下でも堅調な販売を記録したポルシェ。

Porsche Taycan Turbo S

ポルシェ タイカン ターボ 4S

 

 

営業利益12億3000万ユーロを記録

 

ポルシェAG2020年の上半期の業績を発表、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大下という厳しい外的要因にもかかわらず、9.9%の利益率を達成した。売上高124億2000万ユーロは前年同期比7.3%減、営業利益12億3000万ユーロは26.3%減となった。

 

世界的な新型コロナウイルスの流行が続き、厳しい状況に晒されている自動車業界。その中にあって、売上高・営業利益の減少は余儀なくされたものの、タイカンなどのニューモデル投入もあり、営業利益12億3000万ユーロを確保している。

 

厳しい状況下でも堅調な販売に貢献した、ポルシェ タイカン ターボ 4S

競合するライバルと比較して比較的堅調な業績を上げているのは、以前から行っていた大規模な業績改善プログラムに加えて、この期間に投入したニューモデルの成功が大きかったという。

 

今後5年間で150億ユーロを投資予定

 

ポルシェAGのオリバー・ブルーメCEOは、今期の業績について次のようにコメントした。

 

「現在の状況は、我が社にとって非常に厳しいものとなっています。私たちは新型コロナウイルスの危機に対して、責任を持って計画的に管理していますが、同時にこれをチャンスとも捉えています。911ターボ、そしてEVスポーツのタイカンまで、魅力的なニューモデルがそれを後押ししてくれるでしょう」

 

「私たちは未来に向けて新しいスタンダードを確立していきます。このフロンティア精神が私たちをこれまでも突き動かしてきました。今後5年間で新技術に対して150億ユーロを投資する予定です」

 

ポルシェAGの副会長兼執・財務&IT担当取締役のルッツ・メシュケが、ブルーメのコメントに付け加えた。

 

「電動化やデジタル化への投資に関して、私たちは常に先手を打ってきました。同時に長期的な雇用を守るため、利益率に関して野心的な目標を置いています。雇用を確保するためには、これまで以上に従業員との協力関係が必要になるでしょう」

 

厳しい状況下でも堅調な販売に貢献した、ポルシェ カイエン GTS

新型コロナウイルスによるロックダウンが敷かれたことで、世界中のディーラーが閉鎖を余儀なくされたにもかかわらず、新型カイエンは好調な販売を記録。世界の市場に向けて11万6964台がデリバリーされた。

 

Porsche Cayenne GTS

ポルシェ カイエン GTS

 

前年比12%減ながらも11万6964台をデリバリー

 

2020年上半期の納車台数は、世界的に12.4%減となる11万6964台を記録した。

 

新型コロナウイルスによるロックダウン政策により、世界各地のポルシェセンターが数週間にわたって閉鎖されたにもかかわらず、新型タイカンは4480台がデリバリーされた。ラインナップを拡充している911も2.2%の伸びを示し、1万6919台を納車。最も販売台数に貢献したのはSUVのカイエンで3万9245台、それにマカンが続いて3万4430台がデリバリーされている。

 

単一市場で最大販売台数となったのは、3万9603台を記録した中国。欧州全域では3万2312台、米国は2万4186台となっている。