ロールス・ロイスの新型ゴーストは4輪操舵を採用。初のフルモデルチェンジで「魔法の絨毯」がさらに進化!

公開日 : 2020/08/18 14:55 最終更新日 : 2020/08/18 14:55


次期型ロールス・ロイス ゴーストのコンセプトムービーイメージ

Rolls-Royce Ghost

ロールス・ロイス ゴースト

 

 

2代目はアルミ製スペースフレームに進化

 

ロールス・ロイスは2020年秋に予定しているゴーストのフルモデルチェンジに向けて、少しずつその最新情報を“リーク”している。今回新たに公開したコンセプトムービーでは、次期型ゴーストが採用する最新の足まわりに触れている。

 

2代目ゴーストは、現行ファントム(BMW以前の本家ロールス・ロイス時代から数えると8世代目)やカリナン同様、オールアルミの最新スペースフレーム構造「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」を採用。現行モデルではその構成の多くをBMW 7シリーズのスチール製モノコックと共有していたが、次世代型は独自の骨格を与えられる。

 

次期型ロールス・ロイス ゴーストのコンセプトムービーイメージ

次期型ロールス・ロイス ゴーストのコンセプトムービーより。イラストレーション内に「ALL WHEEL STEERING」の文字が見えるとおり、新型は4輪操舵システムを採用するようである。

 

4輪操舵+4輪駆動システムを採用

 

また、動画内では「ALL WHEEL DRIVE」と「ALL WHEEL STEERING」の文字も登場。つまり、ゴーストに期待される優れた操縦性を確保するべく、4輪駆動と4輪操舵の搭載に踏み切ったようだ。

 

さらに、ロールス・ロイスの誇る「魔法の絨毯」と呼ばれる乗り心地をさらに一段高みへと押し上げるべく、新型ゴーストは「Planarシステム」というサスペンションを採り入れるという。planar=平らな、という意味の単語を冠することから、車体をフラットに保つためのテクノロジーであると想像できる。

 

次期型ロールス・ロイス ゴーストのコンセプトムービーイメージ

シャシーには3年間かけて新開発した「Planarシステム」を搭載。アニメーションでは、2017〜2018年ではやや左右にロールしていた車体が、2019年にはぴたりとフラットに走っている様子が再現されている。

 

車体をフラットに保つための3つのテクノロジー

 

Planarサスペンションは3つの要素に大別できる。ひとつ目はフロントサスペンション上端部に設置する「アッパー・ウィッシュボーン・ダンパー ユニット」で、3年間の開発期間を経た世界初の技術だ。ふたつ目が、進行方向の路面情報をカメラで先読みしサスペンションを自動で制御するという、高級セグメントで潮流となっている機構。ロールス・ロイスはこれを「Flagbearer(=旗手)システム」と呼ぶ。

 

三つ目は、そのスムーズなマナーですでに定評を得ている「サテライト エイデッド トランスミッション(SAT)」。衛星からのGPSデータと連動して先のコーナーなどの状況を予測し最適なギヤ段選択を行なう機構だ。

 

次期型ロールス・ロイス ゴーストのコンセプトムービーイメージ

従来のスチール製モノコックから、最新のアルミニウム製スペースフレームを採用する次期型ゴースト。カメラを使ってサスペンションを制御する“先読み”システムや、GPSデータと連動して変速するトランスミッションを搭載する。

 

もっとも“使いやすい”ゴーストへ

 

新型ゴーストの開発を率いるジョナサン・シムズは語る。

 

「ゴーストの顧客の皆様は、彼らの所有するコレクションの中でもっとも引き寄せられるクルマがゴーストなのだとおっしゃいます。様々なシーンで使うことのできるオールラウンドな性能を愛してくださっているんです」

 

「優れた先代モデルを上回る新型ゴーストを作り上げるには、ゼロから始めなければなりませんでした。我々のアーキテクチャーをさらなる高みへと押し上げ、よりダイナミックでよりラグジュアリー、かつこれまで以上に使いやすいクルマを作り上げました」