ブロンコで海へ!山へ! 200以上のアクセサリーでカスタムできるフォード随一の遊び上手

公開日 : 2020/08/23 11:55 最終更新日 : 2020/08/23 11:55


新型フォード ブロンコの俯瞰目イメージ

Ford Bronco / Bronco Sport

フォード ブロンコ/ブロンコ スポーツ

 

 

「クルマで遊ぼう!」と思わせるSUV

 

アメリカンSUVの代名詞ともいえるフォード・ブロンコが、四半世紀ぶりに戻ってきた。中型ピックアップトラック「レンジャー」とプラットフォームを共有し、4人乗りの2ドア仕様と5人乗りの4ドア仕様、さらにコンパクトSUVのエスケープと車台を共有する「ブロンコ スポーツ」という3バリエーション体制で登場し、界隈を賑わせている。

 

新型フォード ブロンコの2ドア フロントイメージ

2020年7月14日に発表された新型ブロンコ。初代は1966年に誕生、以降5代目まで継承されたオフローダの代名詞「ブロンコ」の看板は、1996年に一度下ろされていた。四半世紀ぶりに帰ってきたその名前は、各方面でおおいに話題をさらっている。

 

残念ながら現在は日本へフォードの正規輸入が行われていないため、ブロンコをディーラーに買いに行くことはできない。とはいえ200を超えるアクセサリーといい(ブロンコ スポーツは100種類強)、いかにも無骨な作りといい、圧倒的な機能性といい、「クルマで遊ぼう!」と思わせずにはおかない商品性はあまりに魅力的だ。

 

新型フォード ブロンコ 4ドアのアウターバンクスフィッシングガイドイメージ

釣り人に捧げるコンセプト、「アウター バンクス フィッシング ガイド」。釣り竿のステーや待ち時間に腰をかけることのできるバーなどを備えている。

 

本気の釣り人仕様「アウター バンクス フィッシング ガイド」

 

“遊ばせ上手”なブロンコの用法・用例として、フォードは5つの世界観を公開した。

 

釣り好きの心臓をわしづかみするのが4ドア仕様をベースにした「アウター バンクス フィッシング ガイド」。釣り人が集うアメリカ・ノースカロライナのハッテラス岬国立海岸で、本格的にフィッシングを楽しむスペシャリストに捧げるコンセプトだ。

 

新型フォード ブロンコ 4ドアのアウターバンクスフィッシングガイドのルーフイメージ

ルーフの前方1/3は開放できるソフトトップ仕様。その後ろには頑丈なルーフラックを備える。

 

前席天井部分にはソフトトップのBestop Sunriderを装着。ルーフの前1/3部分だけがオープントップになる仕様としている。その後ろには純正の頑丈なルーフレール及びクロスバーを備え、Yakima製の“LockNLoad”システムを搭載する。様々な形状の荷物をタイダウンベルトで固定できるアルミニウムでできたラダー状のルーフラックだ。

 

さらに、ボンネット上には釣り竿を固定できるアタッチメントを装備しており、釣りの際には腰かける場所として使用できる。また、頑強なバンパーガードにより荒れた場所でもガシガシ走行できるうえ、引き出すことのできるゲート部分はルアーの付け替えや釣り竿修理などの作業場として活用可能。もちろんフロアマットはオールウェザー仕様で、泥よけも完備している。

 

新型フォード ブロンコ 2ドアのトレイルリグ正面イメージ

ブロンコの2ドア仕様をベースにした「トレイル リグ」。ウインチ機構やルーフラックをはじめ、40インチのLEDオフロードライトも頭上に備えている。

 

レスキューとしても活躍する「トレイル リグ」

 

2ドア仕様をベースにした「トレイル リグ」のコンセプトは、本格派のトレイルライダー用SUV。チューブラーフレーム製のドアやビードロックホイール、頭上には40インチのLEDライトバーを設置している。

 

天井には純正のルーフレールにYakima製ルーフラックを装着。ショベルやスタック脱出用ラダーなどを積載しておくことができるうえ、ウインチ機構も備えているので他車のレスキューにも活躍する。

 

ブロンコ スポーツベースの「トレイル リグ」もある。車高を1インチあげたコンパクトSUVには、LEDのオフロードライトやYakima製“LockNLoad”システムを搭載。ハイリフトジャッキやスタック脱出ラダー、ジェリカンも“標準装備”だ。

 

新型フォード ブロンコ スポーツのTOW RZRの使用イメージ

ブロンコ スポーツベースの「トウ RZR」。2200ポンド(約997kg)の牽引能力で、ATVやマウンテンバイクなど、様々なツールを悠々と運ぶ。

 

バギーも運べる頼もしい牽引仕様「トウ RZR」

 

ブロンコ スポーツの牽引機能を存分に引き出すのが「トウ RZR」。カーゴバスケットなど、アウトドアに使うギア一式を牽引するためのアクセサリーを完備している。

 

Yakima製のヘビーデューティー仕様のクロスバーも搭載。2200ポンド(約997kg)の牽引能力を活かして、たとえばポラリスのRZR XP ターボのようなバギーやオフロードバイクなどを悠々運ぶことができる。

 

新型フォード ブロンコ スポーツ オフ ローデオ アドベンチャー パトロールのフロントイメージ

ブロンコ スポーツベースの「オフ ローデオ アドベンチャー パトロール」。ドローンやMTBを積んだコンセプトは、ブロンコの幅広い用途を提案するユニークな仕様だ。

 

ドローンとMTBで“機能拡張”した「オフ ローデオ アドベンチャー パトロール」

 

国立公園の警備やサポートカーなど、プロフェッショナルユースも見込めるのがブロンコ スポーツの「オフ ローデオ アドベンチャー パトロール」。ジャッキやスタック脱出ラダー、ジェリカンを配備できるYakima製“LockNLoad”システムを搭載。

 

荷室にはマウンテンバイクを固定できるラックを設置しているのも特徴だ。また、コンセプトモデル用のカスタムアイテムとして、DJIのプロ仕様ドローン「ファントム 4 Pro」を用意しているのもユニークな提案だろう。

 

フォード ブロンコRのオフロード走行リヤイメージ

ブロンコの4ドア仕様のシャシーをベースにした「ブロンコ R」。2.7リッターV6“エコブースト”エンジンに10速ATを搭載。電気式シフトオンザフライシステムを採用したトランスファーケースを装備している。

 

バハ1000の栄光よ、もう一度

 

ブロンコが活躍する舞台はレジャーシーンだけではない。4ドア仕様のシャシーをベースにしたレースバージョン「ブロンコ R」は、今年のバハ1000へ参戦を予定している。

 

バハ1000は、初代ブロンコが1969年に優勝したマイルストーン的レースといえる。再びあの栄光が蘇るかもしれない。2020年のバハ1000は11月17〜22日(米国時間)の開催を予定している。

 

新型フォード ブロンコと初代ブロンコ

初代ブロンコから50年以上の時を超えて、アメリカの自動車文化に再びセンセーションを巻き起こしそうな新型ブロンコ。発表から3週間で16万5000件超のオンライン注文が集まったという。

 

16万5000件以上のオンライン注文が殺到

 

新型ブロンコは現在オンラインで注文を受け付けており、発表から3週間で16万5000件分を超えるデポジットが振り込まれたという。ワールドプレミアから48時間でフォードの公式サイトを訪れた人の数は540万人以上。8月中旬までに1950万人超の訪問数を記録しているという。

 

ブロンコ スポーツのファーストエディションは完売。ブロンコの2ドア・4ドア仕様は生産数を7000台に急遽増やしている。

 

かくもセンセーションを巻き起こしている新型ブロンコ。返す返すも日本への正規輸入がないことが悔やまれるが、その遊び上手な作りと、それに対するニーズの高さは様々なヒントをもたらしてくれる。

 

 

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