フェラーリ モンツァ SP1がイタリアの工業デザイン賞「黄金のコンパス」を獲得

公開日 : 2020/09/16 06:30 最終更新日 : 2020/09/16 06:30


フェラーリ モンツァ SP1の俯瞰目イメージ

Ferrari Monza SP1

フェラーリ モンツァ SP1

 

 

F12とFXX Kに続く3度目の受賞

 

フェラーリ モンツァ SP1がイタリア語で「黄金のコンパス」を意味するCompasso d’Oro(コンパッソ ドーロ)賞に選ばれた。コンパッソ ドーロはイタリア工業デザイン協会(ADI)により与えられる同賞は、アルフレックスのアームチェア「Hall」や、アレッシィのエスプレッソメーカー「9090」など、のちに名作と評される作品に授与されてきた。

 

フェラーリ モンツァ SP1とSP2の2台イメージ

フェラーリ モンツァ SP1(手前)はイタリア工業デザイン界の栄誉ある賞、「コンパッソ ドーロ」に選出された。奥は2シーターのSP2。

 

フェラーリが同賞を獲得するのは、2014年の「F12 ベルリネッタ」、2016年の「FXX K」に続く3度目。受賞セレモニーには同社デザイン部門トップのフラビオ・マンツォーニとコミュニケーション責任者であるジェーン・リーヴが出席した。

 

2020年のコンパッソ ドーロ賞に輝いたのは全部で18作品。モンツァ SP1以外では、ブレンボのフォーミュラEマシン用キャリパーや、MOMOデザインのヘルメット「Aero」などが受賞している。

 

フェラーリ FXX Kのフロントイメージ

過去には、サーキット専用車の「FXX K」(写真)やF12 ベルリネッタもコンパッソ ドーロ賞を獲得している。

 

古臭くない「遺産の現代的解釈」

 

コンパッド ドーロ賞は1954年に発足。現在は隔年で実施しており、専門家やデザイナー、評論家、歴史家、専門のジャーナリストらによって審査される。

 

モンツァ SP1の受賞理由は「ビンテージであることを感じさせることなく記憶の遺産を描き上げ、それが未来そのものを表現している」こと、と発表された。

 

フェラーリ 750モンツァのフロントイメージ

SPシリーズのインスピレーション元となった750モンツァ(写真)及びその発展型860モンツァは、4気筒時代のエピローグを飾った50年代のレーシングマシン。

 

「フェラーリの50年代」を概念化

 

モンツァ SP1は「21世紀の技術と1950年代のレーシングカーの美しさ」を融合させる新シリーズ「Icona(Icon=アイコン、象徴)」の第一弾として、2018年に登場。812スーパーファストをベースに、750モンツァや860モンツァ、166MMなどの要素を随所に取り入れた限定モデルで、2シーターのSP2とシングルシーターのSP1というコンビネーションでリリースされた。生産台数は2モデルあわせて500台で、もちろん完売している。

 

フェラーリ モンツァ SP1のフロントイメージ

モンツァ SPシリーズはその美しさ、そして新しい歴史解釈の手法を評価され、レッド ドット賞をはじめとした数々のアワードを授与されている。

 

モンツァ SP1は、「iF デザイン・アワード2019」や2019年レッドドット賞の「ベスト・オブ・ベスト」など、権威あるデザインの栄冠を続々と獲得している。また、2シーターのSP2もパリの国際自動車フェスティバルで2018年に「今年最も美しいスーパーカー」へ選出された。