2シーターの「ディフェンダー ハードトップ」登場。タフな任務に応えるプロ仕様を満載

公開日 : 2020/09/17 11:55 最終更新日 : 2020/09/17 11:55


ランドローバー ディフェンダー ハードトップ 110のリヤビュー

Land Rover Defender Hard Top

ランドローバー ディフェンダー ハードトップ

 

 

仕事のためのタフな2シーターSUV

 

登場するや熱い視線を一身に集めている新型ディフェンダー。走破性や耐久性、経済性は伝統どおりに継承しながら、快適な乗り心地やモダンなデザイン、最先端のデジタル要素をも兼備し、衝撃の商品力で話題をさらっている。

 

そのディフェンダーに、「ハードトップ」の名が与えられた商用仕様が加わった。フロントシートから後ろを荷物のためのスペースに割り切った2シーターSUVは、ディフェンダーの機能性と機動性、実用性を煮詰めて結晶化したような1台。ランドローバー車の高性能モデルやビスポークモデルを手掛けるスペシャル ビークル オペレーションズ(SVO)が開発を担当したとあり、まさしくプロによるプロのための仕様だ。

 

ランドローバー ディフェンダー ハードトップの90と110 2台イメージ

ショートホイールベースの「90」、ロングホイールベースの「110」の両方に商用仕様を追加したディフェンダー。英国国内から販売をスタートした。

 

90と110の両ボディタイプに設定

 

英国では早速販売がスタートしている。ハードトップはショートホイールベースの「90」とロングホイールベースの「110」の両方に設定され、英国販売価格はOTR(On The Road=輸送費やナンバー代、登録費などを含めたもの)で前者が3万5820ポンド(約488万円)、後者が4万3012ポンド(約586万円)。

 

ランドローバー ディフェンダー ハードトップ 110の荷室イメージ

ディフェンダー ハードトップ 110のラゲッジルーム。幅、奥行きともに約1.4mの空間は、床も壁もフラットで様々な仕様に対応する。

 

2シーターに割り切った(オプションで運転席と助手席の間にジャンプシートを設置可能)レイアウトにより、荷室容量は「90」で1355リットル、「110」で2059リットルを確保。以下、90/110の順で記すと、荷室幅は1326mm/1423mm、荷室奥行きが1031mm/1471mm。一面フラット、左右壁の出っ張りも少ない立方体のラゲッジルームは、ヨーロッパの物流現場における基準サイズとなっている木製パレット「ユーロパレット」を悠々飲み込む。床下には58リットルの施錠可能な追加収納スペースも設けた。110に至っては、プラス155リットルの余分スペースも足元に隠れている。

 

ランドローバー ディフェンダー ハードトップのパーティションイメージ

フロントシート背後には頑丈なパーティションを設置。耐荷重10kgのフックを備えている。

 

キャビンと荷室は洗えるラバー張り

 

乗員と荷物をきちんと隔離するべく、シート後方には固定パーティションを設置。耐荷重10kgのフックと小物収納用のネットもそこに備えている。最大積載量は「90」が670kg、「110」が800kg。

 

「働くクルマ」として活躍することを想定したつくりは細部に至るまで徹底している。荷室やキャビンのフロアは汚れたら洗える全面ラバー張り。荷室の照明には乗用仕様の5倍の照度を与えるなど、痒い所に手の届く気遣いが随所に。

 

ランドローバー ディフェンダー ハードトップの床下収納イメージ

床下には58リットルの収納スペースを確保。セキュリティ面を考え、施錠が可能となっている。

 

経済的かつ頼もしい直6ディーゼルを搭載

 

プロユースのディフェンダーを動かす心臓は、経済性に優れ力も強い直列6気筒のクリーンディーゼルである。90は200ps/500Nmの「D200」、110は249ps/570Nmの「D250」と300ps/650Nmの「D300」をラインナップした。

 

後者はマイルドハイブリッドシステムを搭載し、オプションでエアサスペンションを組み合わせることも可能だ。

 

ランドローバー ディフェンダー ハードトップのジャンプシートイメージ

基本は前席のみの2シーターだが、オプションで運転席と助手席の間にジャンプシートを据えることもできる。

 

ビジネスを助ける最新のデジタル環境

 

常時ソフトウェアをアップデートできるOTA(Over-The-Air)を採用しており、インフォテインメント機能も常に最新バージョンに更新される。スマートフォンとの連携も簡単にできる最新のデジタル環境は、ビジネスパーソンにこそ重宝されるはずだ。

 

3Dサラウンドカメラシステムやクリアサイト・リヤビューカメラも搭載。荷物を満載していても車両後方の視界が妨げられることがない。また、スマートフォンの専用アプリを通じて、燃料の残量や走行軌跡、駐車位置などをチェックすることもできる。

 

ランドローバー ディフェンダー ハードトップ 90のサイドビュー

ルーフラックやキャリア、社名や商品名を入れられるリヤクォーターパネルなど、様々なアクセサリーも用意する。

 

山岳警備から都心のデリバリーまで

 

そしてなにより、基本性能の高さがものを言う。291mmのグラウンドクリアランス、アプローチアングル38度、ランプブレークオーバーアングル28度、デパーチャーアングル40度。渡河性能900mm、牽引能力3500kg。この素質を活かして、山岳警備から衛星放送車、デリバリー、設備保全まで、あらゆる仕事をこなせるだろう。

 

仕事人のための頼もしすぎる相棒、ディフェンダー ハードトップ。英国以外への導入については未定だが、日本国内でも上陸を待つ声は少なくなさそうだ。