マクラーレン、サロン・プリヴェで「エルヴァ」スペシャルカラー仕様を公開
公開日 : 2020/09/20 06:30 最終更新日 : 2020/09/20 06:30
McLaren Elva
マクラーレン エルヴァ
1964年のCan-Am参戦仕様を再現したカラーリング
2020年9月23~26日に英国・ブレナム宮殿で開催されるコンクールイベント「サロン・プリヴェ(Salon Prive)」に、マクラーレン・オートモーティブは選りすぐりの3台を展示する。
最大のハイライトとなるのが、マクラーレンのビスポーク部門であるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が、伝統と未来をテーマにカラーリングを施した「マクラーレン エルヴァ」だろう。今回、ブルース・マクラーレンが開発した「マクラーレンM1A」を彷彿とさせるカラーリングが採用された。
この1964年当時のCan-Amレーシングカーを思わせるレトロなエクステリアは、ボディシルに沿って流れボンネットの上を駆け上がるマグネシウムシルバーのレーシングストライプがひときわ目を惹く。コクピットではシートとステアリングホイールが、マリブレッドのヌバックレザーに同系色のステッチとマイクロパイピングで仕上げられた。
クラシカルなカラーリングが施されているものの、このエルヴァは間違いなくマクラーレンが開発した最新のハイパースポーツ。搭載される4.0リッターV型8気筒ツインターボは、最高出力815ps・最大トルク800Nmを発揮。マクラーレン・オートモーティブ史上最軽量を実現し、0-100km/加速は3秒未満、0-200km/h加速は6.7秒で駆け抜ける。
さらに革新的な「アクティブ・エア・マネジメント・システム(AAMS)」を採用したことで、ルーフもウインドウも必要としない究極の2シーターが実現した。
McLaren 765LT
マクラーレン 765LT
765psを発揮する765LTも登場
「LT」の称号が与えられた最新仕様「マクラーレン 765LT」も、サロン・プリヴェに持ち込まれる。720Sをベースに開発され、カーボンファイバー製ボディパネルやチタン製エキゾーストシステム、軽量デュアルサスペンション、ポリカーボネート素材などを投入することで、大幅な軽量化を実現した。
ミッドに搭載される4.0リッターV型8気筒「M840T」ツインターボは、最高出力765ps・最大トルク800Nmを発揮。0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速が7.2秒という加速性能に加えて、最高速度は330km/hにまで達する。

発表されたばかりの「R Pack」を纏う620Rも登場。グロス仕上げ「ビジュアルカーボンファイバー・ルーフスクープ」、グロスナノブラック仕上げ「チタン製スーパースポーツエキゾースト」ほか、MSOによる特別仕様が満載される。
McLaren 620R
マクラーレン 620R
スペシャルパッケージ「MSO R Pack」を纏う620R
そして3台目となるのが、公道走行可能なレーシングカーとして登場した「620R」。350台限定で製造される620Rは、競技専用車の「570S GT4」をベースに開発された。サロン・プリヴェに展示される車両は、マンティスグリーンのボディカラーに、先日発表されたばかりの「MSO R Pack」を装着する。
パワーユニットは、570S GT4と同じ3.8リッターV型8気筒「M838TE」ツインターボ エンジン。GT4レース規定から離れた結果、最高出力620ps(610bhp)・最大トルク620Nmを発揮。0-100km/hが2.9秒、0-200km/hが8.1秒、最高速度は322km/hというパフォーマンスを手にしている。
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