純粋なV8エンジンモデルの最後になるか? フェラーリ F8 トリブートを国内レポート【Playback GENROQ 2019】 | GQW_F8_09 | 4枚目の写真 (全10枚)
公開日 : 2020/09/21 17:55 最終更新日 : 2020/09/21 17:55
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軽量化のために採用されたレキサン製リヤウインドウには、熱抜きのルーバーが3ヵ所設けられている。これは実用面の効果と同時にF40へのオマージュを込めたデザインだ。
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フェラーリ F8トリブートのエンジン
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488ピスタで初めて採用されたフロントのSダクトはF8トリブートでも採用されている。エアロダイナミクス性能は488GTBに比べて10%向上しているという。
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エンジンの性能向上に併せてクーリング性能も見直されており、吸入気温度は約15℃低くなり、ラジエターのレイアウトもすべて見直すことで表面積は7%拡大している。
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シートは顧客の希望によりフルバケットタイプなどもオプション設定される。
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ブレーキはカーボンコンポジットのローターにフロント6ポット、リヤ6ポットのキャリパーを組み合わせる。ローター径はフロントが398mm、リヤが360mmとなる。
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アナログ式の大型タコメーターを中央に置き、その両脇にTFTモニターを配置するメーターまわりのデザインは基本的に488シリーズから踏襲されているが、ステアリング、ダッシュボードやドアパネル、センターコンソールまわりなどはすべて新設計だ。
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フェラーリ F8トリブートのエンジン
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エンジンは488ピスタに搭載されたユニットで、3902ccのV8にIHI製のターボチャージャーを2基装着。720ps/770Nmという数字は488GTBをそれぞれ50ps/10Nm上回るもの。488チャレンジから受け継いだインコネル製エキゾーストやチタン製コンロッドを採用し、クランクケースやフライホイールも軽量化したことで、回転部分の慣性重量を17%も削減しているという。インテークチャンバーはレッドが標準で、カーボンはオプションとなる。
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フェラーリ F8トリブートのフロントスタイル
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