プラグインハイブリッド「ジープ レネゲード 4xe」、環境性能と走破性を両立して英国に上陸

公開日 : 2020/10/05 06:30 最終更新日 : 2020/10/05 06:30

ジープ レネゲード 4xe リミテッドの走行シーン

Jeep Renegade 4xe Trailhawk

ジープ レネゲード 4xe トレイルホーク

 

 

ジープ初の電動モデル

 

ジープは、英国市場初となるプラグインハイブリッド(PHEV)モデル「レネゲード 4xe」を投入する。レネゲード 4xeは、11.4kWhのバッテリーと60hpの電気モーターを組み合わせ、フルEVモードで最大航続距離26マイルを実現。2020年9月から英国での販売をスタートしており、現時点で日本への導入は未定となっている。

 

レネゲード 4xeには、電動モデルであることを主張する印象的な「4xe」バッジを配置。ボディ左サイドのリヤドア後方に充電用ポートが追加された。「ロンジチュード」「リミテッド」「トレイルホーク」と、3つの仕様をラインナップする。

 

ジープは今回の電動化を含め、常に新しい分野と新技術を開拓してきた歴史を持つ。1941年、史上初の量産4WD車両であるウィリス・オーバーランドの投入に続き、1949年にはウィリス・ワゴンを発売し、スポーツ・ユーティリティー・ビークル(SUV)の先駆けを登場させている。以来、屈強なオフロード性能はジープのアイデンティティであり続け、それは電動化を進める流れの中でも変わらない。

 

ジープ レネゲード 4xe リミテッドの

1.3リッター直4ガソリンターボに2基の電気モーターを組み合わせ、モーターのみで走行するフルEVモードでは約26マイル(約41km)の航続距離を実現した。

 

2基の電気モーターにより26マイルのフルEV走行が可能

 

レネゲード 4xe リミテッドは、効率性、パフォーマンス、確実性を掲げて開発された。ジープが展開するプラグインハイブリッド・システム「4xe」テクノロジーは、フル電動モード時には完全なゼロエミッションを実現する。

 

2基の電気モーターと11.4kWhリチウムイオンバッテリーパックに、低燃費1.3リッター直列4気筒ターボガソリンエンジンが組み合わせられ、6速オートマチックトランスミッションを介して4輪を駆動する。ガソリンエンジンで前輪を、電気モーターでリヤを駆動しており、いわば2台の自動車が1台になったと言えるだろう。

 

1.3リッター直列4気筒ガソリンターボは、最高出力は130hpまたは180hp、最大トルクは270Nmを発揮。2基の電気モーターのうち、1基はフロントアクスルに配置。エンジンとの相乗効果に加えて、高電圧発電機としても機能する。2基目のモーターはリヤアクスルに搭載され、ブレーキと一体型ディファレンシャル(eアクスル)に統合。60hpの出力、250Nmのトルクを供給する。

 

最高システム出力はロンジチュードとリミテッドが190hp、トレイルホークは240hpを発揮。0-62mph加速は約7.5秒、最高速度はフルエレクトリックモードで81mph、ハイブリッドモードで124mphに達するなど、パフォーマンスと最高のドライビングプレジャーを確保した。また、フルEVモードでは約26マイルの走行が可能となっている。

 

ジープ レネゲード 4xe リミテッドの走行シーン

電動モデルにとっては非常に厳しい極寒のスウェーデン・ラップランドで開発テストが行われたレネゲード 4xe。電動システムの信頼性に加えて、道を選ばない走破性も磨かれた。

 

寒冷地で徹底的にテストされた走破性と信頼性

 

英国仕様のレネゲード 4xeは、2014年からレネゲードが生産されているイタリア・バジリカータ州のFCAメルフィ工場で製造。この最新製造拠点は教育とアイデアの実験施設として「プラントアカデミー」を設立、スタッフの潜在能力を活用すべく人材発掘を行っている。

 

レネゲード 4xeが北米以外で製造されているのは、このメルフィ工場のみ。欧州仕様の開発に際しては、スウェーデン・ラップランドのアリエプローグにあるテスト施設を拠点にて行われた。極寒の環境のなか、3800kmに及ぶ公道テストを実施。あらゆる環境下でPHEVシステムの品質、安全性、信頼性、快適性を確保すべく、徹底的な開発プログラムが展開されている。

 

また、PHEVシステムはオフロード性能も向上させた。レネゲードの走破能力を大幅に高めるだけでなく、日常域のオンロード性能も進化させた。雪上・氷上だけでなく、砂地、泥地、岩場でも最高の輝きを放つ。

 

ジープ レネゲード 4xe リミテッドのインテリア

電動化に際してバッテリーはリヤシート下部に配置。ベースモデルと変わらない居住空間と、330リットルのラゲッジスペースが確保されている。

 

リヤシート下部にバッテリーを配置、十分な室内空間を確保

 

キャビンには、7インチTFTカラーディスプレイと8.4インチタッチスクリーン付きUコネクト・ナビゲーションを採用。Apple CarPlay、Android Auto、DABラジオが標準装備されている。ロンジチュードとリミテッドではエアベント、スピーカー、センターコンソールベゼルにブラックのアクセントが、トレイルホークではルビーレッドのアクセントがチョイスされた。

 

従来の小型バッテリーはラゲッジに、11.4kWh・400Vのリチウムイオンバッテリーパックはリヤシート下の安全な位置にそれぞれ配置されており、従来モデルと変わらない室内空間と、330リットルのラゲッジスペースを確保した。

 

ジープ レネゲード 4xe リミテッドの充電ポート

最高出力や内外装のトリムが異なる、「ロンジチュード」「リミテッド」「トレイルホーク」をラインナップ。全モデルにeAWDと6速オートマチックが組み合わせられる。

 

3種類のトリム仕様をラインナップ

 

レネゲード 4xeには、3つの異なるトリムが用意されており、すべてのモデルが4輪駆動(eAWD)と、6速オートマチックトランスミッションを搭載する。価格は「レネゲード 4xe ロンジチュード」が3万2600ポンド、「レネゲード 4xe リミテッド」が3万4500ポンド、「レネゲード 4xe トレイルホーク」が3万6500ポンドとなっている。

 

エクステリアは、アルパインホワイト、グレイシャー、グラナイトクリスタル、ジェットセットブルー、ブルーシェード、スティンググレー、コロラドレッド、カーボンブラック、ソリッドブラックなど、18色のカラーオプションを用意。ビキニとオマハオレンジは、リミテッドとトレイルホークの専用色。マットグリーンはトレイルホークのみに設定されている。

 

ホイールデザインは4種類からチョイスすることができる。