ジャガー XFの改良新型が本国で販売スタート。ディーゼルのマイルドハイブリッドも登場!
公開日 : 2020/10/08 06:30 最終更新日 : 2020/10/08 06:30
Jaguar XF / XF Sportbrake
ジャガー XF/XF スポーツブレーク
最新のグリルやヘッドライトを採用
ジャガーは2020年10月6日、改良新型の「XF」及び「XF スポーツブレーク」を本国で発表した。内外装の意匠を大幅に変更するとともに、最新のインフォテインメントシステムを搭載。マイルドハイブリッド搭載のディーゼルエンジンなどを追加している。
改良新型XFは、フロントエアインテークやグリルのデザインを刷新。“ダブルJ”のグラフィックを用いたデイタイムランニングライトを備えたLEDヘッドライトを全車に装着した。リヤまわりもバンパーを拡大するなど、ダイナミックなムードをより強めている。
より静かに、より便利に、より上質に
車内には、ダッシュボード中央に11.4インチの湾曲したタッチスクリーンを採用。最新世代のインフォテインメントシステム「PIVI PRO」を搭載し、コネクティビティ性能をアップデートした。
オープンポア(導管を塞がない)仕上げのウッドパネルや、レーザーエッチング加工のスピーカーカバーなど、上質な意匠を隅々にまでこらすとともに、PM2.5対応フィルターを備えた空気清浄機能「イオナイゼーション システム」を搭載。不快な騒音を相殺する「アクティブ ロードノイズ キャンセレーション」も導入している。
ヘッドレストで跳躍するジャガー
8速ATを操るセレクターも新デザインとなった。クリケットのボールをイメージしたステッチを施したアッパーに、精巧なメタル基部を組み合わせることで、高品質な見映えと正確な操作性を両立。さらに、ドリンクや携帯電話などの収納スペースを増やしている。
シートもクッションエリアやヒーター/冷却範囲を拡張。すべてのヘッドレストには、「ジャガーリーパー(跳躍するジャガー)」のアイコンをエンボス加工であしらった。また、「Est.1935 Jaguar Coventry」のタグを装備している(1935年は、英コヴェントリーでエンジンやシャシーを含めてすべて自社オリジナルの第1号車『SS ジャガー 2.5』が誕生した節目)。

湾曲した11.4インチのタッチスクリーンや、クリケットボールのステッチ意匠を採り入れたセレクターなど、細部に至るまで品質感を高めたキャビン。収納スペースや空気清浄システム、コネクティビティなど、機能面もアップしている。
直4ガソリンとディーゼルMHEVを用意
パワートレインには、“インジニウム”2.0リッター直4ガソリンユニットに加え、マイルドハイブリッドシステム(MHEV)を搭載したディーゼルユニットも用意した。後者は204ps/430Nmを発生するディーゼルエンジンに、ベルト駆動のスターター兼ジェネレーター、48Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせる。
直4ガソリンエンジンには、250ps/365Nmと300ps/400Nmの出力違いをラインナップ。ディーゼルマイルドハイブリッドと300psガソリン仕様は、4輪駆動を選ぶこともできる。
改良新型モデルはすでに欧州で受注を開始している。本国での車両価格はセダンのXFが3万2585ポンド〜、ステーションワゴンのXF スポーツブレークは3万4605ポンド〜。日本への導入時期、及び価格は未定。