BMW、ストリートファッション「KITH」とコラボしたM4を発表! E30 M3をイメージした限定モデル
公開日 : 2020/11/03 14:55 最終更新日 : 2020/11/03 14:55
BMW M4 Competition × KITH
BMW M4 コンペティション × KITH
最新M4の特別仕様は2021年夏デリバリー開始
BMW M GmbHは、最新M4 クーペの特別仕様車「M4 コンペティション×KITH(キス)」を発表した。NYのファッションシーンで絶大な支持を集めているKITHとコラボレーションしたモデルで、150台の限定販売。デリバリー開始は2021年夏を予定している。
NY発のセレクトショップ「KITH」、及び同名のオリジナルブランドを手掛けるロニー・ファイグは、プレミアムスニーカー界のスターデザイナーであり、熱心なエンスージアストでもある。
初代M3と最新M4の橋渡し役として
BMWのカスタマー&ブランド部門で上級副社長を務めるイェンス・サイメルは次のように説明している。
「最新のストリートスタイルの在り方に注目することは、BMWブランドを前進させるためのアプローチのひとつです。KITH、そしてそのブランドを立ち上げたロニー・ファイグはファッション界とラグジュアリー界のオピニオンリーダーであり、卓越した思考の持ち主です。彼とのコラボレーションは、我々BMWが新しい顧客層と触れあうために素晴らしい力をもたらしてくれるでしょう」
BMW M GmbHのマーカス・フラッシュCEOも語る。
「ロニー・ファイグ、そしてKITHとのプロジェクトは、初代M3と最新のM4 コンペティション クーペとの隙間を橋渡して繋げるものとなります。そして、まだ見ぬ新しい顧客の皆様の世界に出会うための、素晴らしい機会でもあるのです。ストリートウェアシーンは、単なる文化的現象から、すでに世界的なライフスタイルへと広がりつつあります」
祖父が愛したM3との思い出
KITHの創業者、ロニー・ファイグは言う。「僕のお気に入りの思い出といえば、1980年代にお祖父ちゃんのところへ行って、彼のBMWに乗ったこと。祖父はE21型の320iとE30型のM3を持っていました。だから僕自身、BMWには特別な想いを抱いてきた。このプロジェクトを彼らと進めるっていうことは、つまり、あるべきところに帰るようなものなんです」
奇しくもファイグはE30のM3を手に入れたばかり。今回のコラボレーション作品のスタディモデル「M4 デザイン スタディ by KITH」の発表の際には、彼のE30 M3も同時に公開された。
スタディモデルにはE30 M3の外板色を採用
「M4 デザイン スタディ by KITH」は、ボディカラーに元々E30 M3で使われていたシナバーレッドを採用。いまのBMWモデルレンジには存在しない塗色だが、初代M3との強い繋がりを示すべく特別に調合したという。
また、150台限定販売する「M4 コンペティション×KITH」のボディカラーには、マット仕上げのフローズン ブラック、フローズン ダークシルバー、フローズン ブリリアントホワイトの3色をラインナップしている。
KITHのロゴ入りカーボンルーフも
「BMW M4 コンペティション×KITH」のルーフには“KITH”の文字を織り込んだ特別仕上げのカーボンファイバーを採用。“M”のロゴ入りレッド塗装仕上げキャリパーは標準装備となる。
リヤのトランクリッドやシートのヘッドレスト、センターコンソールにはBMW MのストライプとKITHのロゴを組み合わせた専用のシンボルマークを配置。また、BMW初の試みとして、オリジナルのエンブレムもデザインした。飛行機のプロペラに青空の青と白い雲の色を組み合わせたお馴染みの意匠のまわりを、BMWのライトブルー、ダークブルー、レッドカラーが囲んでいる。
BMWは、2020年4月にM2 コンペティションとフーチュラとのコラボレーションも実施するなど、ストリートシーンとの接点を強めている。高級メゾンだけでなく、新しいカルチャーと触れあうことで、より多くの若者に向けてBMWのドアを広げていくようである。
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