ポルシェのSUV一気乗り! カイエンとマカン、それぞれの立ち位置を検証する 【Playback GENROQ 2017】 | GQW_M2P6898 | 6枚目の写真 (全24枚)
公開日 : 2020/11/11 17:55 最終更新日 : 2020/11/11 17:55
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ポルシェ カイエンGTS、マカンターボ 、マカン、カイエンS Eハイブリッドの集合写真
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カイエンS Eハイブリッドの給電口
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カイエンGTSのクロノグラフ
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マカンのメーター
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カイエンきってのスポーツモデルであり、ボディと同色のリヤスポイラーやフロントのエアダムがアピールの強い風体を作り上げている。高速道路ではあらゆる天候においてハイペースを保てるスタビリティの持ち主で、ステアリングから感じられる前輪が積極的に仕事をこなす様子(駆動は4WD)も今回の4台の中では最もよくわかる。
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今回取材したカイエンS Eハイブリッドは専用デザインの20インチホイールをはじめとする豊富なオプション装備がインストールされたプラチナエディションとなる。
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マカンターボのブレーキ
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ポルシェ カイエンGTS、マカンターボ 、マカン、カイエンS Eハイブリッドの4台を一気に試乗してそれぞれの立ち位置を確認した筆者は「ポルシェを質の高いドイツ車であると捉える人ならば、グレードとか新型旧型にあまり神経質になる必要はない」と結論付ける。
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マカンターボのインテリア
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マカンターボのエンジン
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マカンターボのシート
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マカンのシート
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マカンのエンジン
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マカンのインテリア
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最高出力333psの3.0リッターV6ターボエンジンと95psの電気モーターを備え、システム総計では416psを記録する。走りに関してもエンジンと電気モーターの切り替えも巧妙で、またモーターのパワーもギヤボックスを通して変速されるシステムなのでスピードの伸びも良い。
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前期型の4.8リッター自然吸気V8から後期型になって3.6リッターV6ツインターボに換装されたが、それほどターボ過給のラグが強調されておらず、ステアリング裏のパドルシフトを操って7000rpm手前のレブリミットに当てるような刺激的な愉しみも残されている。走りの質感に拘るのであればGTSがカイエンの中のベストといえる。
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カイエンS Eハイブリッドのシート
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カイエンS Eハイブリッドのインテリア
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カイエンGTSのインテリア
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以前のマカンターボは3.6リッターV6ツインターボエンジンから400psを発生していたが、ターボ・パフォーマンスは440psまで高められている。専用チューニングされたスチールスプリング+エアサスのPASMがハイパワーを受け止め、高速走行では額面通りの速さを見せる。
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カイエンGTSのシート
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2.0リッター直列4気筒ターボエンジンは237psの最高出力を発生するが、7段のPDKの巧妙なギヤ捌きによって300psくらいはありそうなパワー感を感じさせてくれる。ノーマルのサスペンションでもワインディングからタウンユースまで幅広いスピードに対応している。
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マカンターボ(写真左)は他のマカンに比べ車高も低められており、特別なエアロパーツを装着していないにもかかわらずクロスオーバーSUVらしからぬ雰囲気を纏っている。マカン(写真右)は直4エンジンを搭載するシリーズのエントリーモデル。ボディサイズも車高も、動力性能も「ちょうどいい」と思えるバランス感覚が最大の魅力。
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カイエンGTS(写真左)はシリーズきってのスポーツモデルであり、ボディと同色のリヤスポイラーやフロントのエアダムがアピールの強い風体を作り上げている。カイエンS Eハイブリッド(写真右)はSUVスポーツカーというより、超インテリな高級車であると捉えたい。
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