古きよきアメリカンSUVがEVに! 電気で走るシボレー K5ブレイザーが登場

公開日 : 2020/11/12 06:30 最終更新日 : 2020/11/12 06:30


シボレー K5ブレイザー-Eのフロントイメージ

Chevrolet K5 Blazer-E

シボレー K5ブレイザー-E

 

 

1977年製SUVをEVにコンバート

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大予防の観点から、今年はオンラインでの開催となったSEMAショー。「SEMA 360」と銘打たれた今回のアメリカ車の祭典で、シボレーはK5ブレイザーのEVコンバート仕様を発表した。

 

シボレー K5ブレイザー-Eのボンネット下イメージ

「シボレー K5ブレイザー-E」は、ボンネット下に6.6リッターV8の代わりにボルト EV用の電動パワーユニットを搭載する。

 

古きよきアメリカンフルサイズSUVの代表格、シボレー K5ブレイザー。とくに1973年に登場した第2世代は、18年間にわたり生産され続けたロングセラーモデルである。

 

今回シボレーがSEMA 360で公開した「K5ブレイザー-E」は、1977年製K5ブレイザーをベースにしたEV。175psの6.6リッターという大排気量V8の代わりに「ボルト EV」用の電動システムを組み込んだフル電動SUVだ。

 

シボレー K5ブレイザー-Eのコクピットイメージ

アナログの計器をそのままEV用として使うためのコントローラーユニットも用意する。

 

アナログ計器をそのまま流用することも

 

「K5ブレイザー-E」は電圧400V、電力量60kWhのリチウムイオンバッテリーを荷室に搭載。「ボルト EV」用の最高出力300ps/最大トルク360Nmのモーターに、4速ATを組み合わせる。ワイヤーハーネスや衝撃保護システム、バッテリーの温度管理機構、過充電防止機能、回生ブレーキなども「ボルト EV」のものを流用する。

 

トランスファーケースやドライブシャフト、アクスルなどは、オリジナルのコンポーネンツをそのまま搭載するという。オプションのコントローラーユニットを装着すれば、オリジナルの燃料計をそのままバッテリー残量表示として使うこともできる。

 

シボレー K5ブレイザー-Eのバッテリーイメージ

リチウムイオンバッテリーは荷室に搭載。ワイヤーハーネスや衝撃保護システム、バッテリーの温度管理機構、過充電防止機能、回生ブレーキなども「ボルト EV」のものを使用する。

 

2021年後半から展開するプロジェクトとは

 

今回発表した「K5ブレイザー-E」は、シボレー パフォーマンスが2021年後半から展開する、とあるプロジェクトのデモンストレーションだ。すなわち、内燃機関搭載モデルをピュアEVに換装できる「エレクトリック コネクト & クルーズ」パッケージである。

 

すでにシボレーは2018年に「eCOPO カマロ コンセプト」、2019年にはピックアップトラックベースの「E-10 コンセプト」を公開しており、EVコンバージョンキットの販売を目して着々と準備を進めてきた。「エレクトリック コネクト & クルーズ」パッケージの本格導入により、いよいよそのプロジェクトが陽の目を見ることになる。

 

「エレクトリック コネクト & クルーズ」パッケージの展開にあたって、販売店やアフターマーケットパーツを扱う企業は、高圧システムや充電設備の取り扱いに関するトレーニングを受け、必要なツール、装備などを取り揃えることになる。

 

シボレー E-10コンセプトのリヤビュー

ホットロッドの世界にEVの概念を取り入れた「シボレー E-10 コンセプト」。

 

ガソリンの要らないヴィンテージアメリカン

 

60kWhの「エレクトリック コネクト & クルーズ」パッケージに含まれるのは次の5項目。

 

・60kWhバッテリーパック

・200psの電動モーター

・DC-ACインバーター(電動モーター用)

・DC-DC コンバーター(電装品用)

・ワイヤーハーネス、バッテリー温度管理用コントローラー及びウォーターポンプ

 

シボレー K5ブレイザー-Eのリヤビュー

シボレー パフォーマンスは、既存のSUVやピックアップトラックなどをEVに換装できるパッケージメニューを2021年後半より展開していく。

 

シボレーは今後、愛車のピックアップトラックやSUVをEVに換装できるコンバージョンキットをアフターマーケットに向けて徐々に展開していく。ガソリンをがぶ飲みせずに走る古きよきアメリカンヴィンテージが街中に現れる日は、そう遠くないかもしれない。