贅を極めた最新のマイバッハ Sクラス誕生! これぞメルセデス・ベンツが放つキング・オブ・フラッグシップサルーン

公開日 : 2020/12/01 06:30 最終更新日 : 2020/12/01 06:30


メルセデス マイバッハ Sクラスのコクピットの俯瞰目フロントイメージ

Mercedes-Maybach S-Class

メルセデス マイバッハ Sクラス

 

 

Sクラスを上回る巨体に12気筒を搭載

 

メルセデス・ベンツの最高峰に君臨するマイバッハブランドから、最新の「マイバッハ Sクラス」が登場した。ベースのSクラスよりもホイールベースを18cm延長した長大なボディに、マイバッハの名前に相応しい最高水準の室内空間を備えた“キング・オブ・サルーン”だ。

 

最新のマイバッハ Sクラスのホイールベースは3396mm。Sクラスのロングホイールベース仕様をさらに上回る大迫力の体躯をもつ。心臓部にはISG(インテグレーテッドスタータージェネレーター)を組み合わせた12気筒ユニットを搭載し、9Gトロニックを介して全輪を駆動。後輪操舵機構をオプションで選択しさえすれば、巨体ながらも優れた取り回し性を実現する。

 

メルセデス マイバッハ Sクラスのドア開イメージ

最新型のメルセデス マイバッハ Sクラス(Z223)のボディ寸法は、全長5469mm×全幅1921mm×全高1510mm、ホイールベース3396mm。Sクラスのロングホイールベースモデル(V223)より18cm、ノーマルモデル(W223)に比べると約30cmも長い。

 

シャンパンクーラーやふくらはぎマッサージまで

 

Sクラス ロングホイールベースモデルのホイールベース(3216mm)比でプラス180mmの、3396mmのホイールベースをもつ。後席の頭上には10cm以上、膝前には30cm以上のスペースがあり、レッグルームはじつに120cm。先代比で50mm延長したフットレストを使えば、思い切り足を伸ばしてリラックスすることができる。

 

19度から43.5度まで角度調整できる後席には、首や肩を温めるためのヒーターや、保温/冷却機能付きのドリンクホルダー、MBUX用タブレット、クーペモデルではお馴染みの“飛び出すシートベルト”といえるシートベルトフィーダーや、ふくらはぎのマッサージ機能、10リットルという大容量の冷蔵庫、シャンパン用クーラーなど様々なアメニティを用意する。もちろんテーブルやワイヤレス充電設備、USBポートなど「移動するオフィス」としての環境は万全だ。

 

メルセデス マイバッハ Sクラスのリヤシートイメージ

メルセデス マイバッハ Sクラスのリヤシート空間は広大そのもの。ふくらはぎのマッサージ機能や、ジェスチャー検知システムも搭載する。

 

安全面へのこだわりはメルセデスの矜持

 

リヤドアは、ハンドルやキーはもちろん運転席/後席のディスプレイ、ルーフライナーのスイッチなど様々な場所からリモコンにて開閉できる。開く際には死角をモニタリングするブラインドスポットモニターと連動して、接近する障害物の有無を検知する。この“自動ドア”の製品化にあたっては、信頼性、安全性、さらに静粛性も含めてメルセデス品質を確保するべく、あらゆる天候下で広範囲なテストを繰り返したという。

 

後席乗員を安全に守る姿勢にもぬかりがない。メルセデスのパッシブセーフティ機能「PRE-SAFE」により、万一の際はシートポジションを最適な角度に修正。シートベルトから滑り落ちて足元空間に潜り込んでしまう「サブマリン現象」を防ぐシートクッションエアバッグも用意する。さらに、エアバッグ内蔵型のシートベルトを選ぶこともできる。

 

メルセデス マイバッハ Sクラスのフロント走行イメージ

標準装備のエアサスペンションに加え、毎秒1000回という速さで路面状況や走行状態をモニターし、最適なサスペンション・セッティングを随時提供するE-ACTIVE BODY CONTROLも用意する。

 

合わせガラスは全面に装着可能

 

静粛性の高さもマイバッハ Sクラスの美点のひとつ。源流からの騒音対策はもとより、遮音材や吸音材、空洞構造などを適材適所に追加して、より優れた「静けさ」を手に入れている。例えばリヤのホイールアーチ内に吸音材を追加したり、後席乗員の耳元横に位置する三角窓に分厚い合わせガラスを採用。オプションで遮音/断熱機能に加えて赤外線の反射機能を備えた合わせガラスを全面に装着することもできる。

 

さらに、ブルメスター製のハイエンド4Dサラウンド・サウンド・システムのスピーカーから、不快な低周波音を打ち消す逆位相の音波を発するアクティブノイズキャンセレーション機能も搭載している。

 

メルセデス マイバッハ Sクラスのコクピットのリヤクォーターパネルエンブレムイメージ

2トーンのボディ外板をペイントするのに、1週間の時間を費やすメルセデス マイバッハ Sクラス。大量生産モデルとは一線を画する特別な1台である証。

 

塗装に1週間を費やす2トーンボディ

 

Sクラスを上回る快適性や静粛性に加えて、マイバッハをマイバッハたらしめるもうひとつの要素が「クラフトマンシップ」、つまり大量生産車とは一線を画す手間ひま惜しまぬ仕立てにある。

 

特徴的な2トーンのエクステリアは(もちろん単色でも注文は可能)、仕上げまでに1週間を要するという。手作業による塗装プロセスを採り入れ、ボディの上下段を精巧なバイカラーとして塗り分けるとともに、わずか4mmのピンストライプを美しく引いて工芸品のような見映えを実現する。

 

メルセデス マイバッハ Sクラスのインストゥルメントパネルイメージ

ローズゴールドをもちいたインストゥルメントパネルなど、細部のあらゆる部分にマイバッハブランド独自の世界観をもたせている。

 

乗員の動作を検知する“おもてなし”機能

 

インストゥルメントパネルのゲージや針は優雅なローズゴールド仕立て。フロントシートのバックレスト裏やペダルなどにはマイバッハのロゴをあしらうとともに、ナッパレザーのシートやルーフライナーには装飾的なステッチを施し、キャビン内を華やかに演出している。

 

また、後席乗員のジェスチャーを検知する3Dレーザーカメラをルーフへ搭載し、例えばシートベルトへ手を伸ばそうとする動きを読み取ると、フィーダーがベルトを自動で差し出すといった一連の“おもてなし”に対応する。

 

メルセデス マイバッハ Sクラスのリヤコンソールイメージ

メルセデス マイバッハ Sクラスは、10リットルの大容量冷蔵コンパートメントや、シャンパンクーラー及びグラスホルダーなど、様々なアメニティ装備を後席に用意している。

 

マイバッハ初の市販車から100年

 

ちなみに新型メルセデス マイバッハ Sクラスには前席と後席を隔てるパーティションの設定はない。このクルマを使う大半のオーナーは完全ショーファードリブンというよりも、平日は運転手が、休日は自らステアリングを握る人が多いことから「不要」と判断したそうだ。

 

先代のメルセデス マイバッハ Sクラスは2015年に導入後、全世界で6万台を販売。とりわけ中国市場のシェアは大きく、月間およそ600台(2019年には約700台超)をデリバリーしてきたという。今回の新型も、世界初公開の翌日に開幕した広州国際自動車展で実車を大々的に発表した。中国に次ぐ主要マーケットには、ロシア、韓国、北米、ドイツの名が挙げられている。

 

メルセデス マイバッハ Sクラスのコクピットのリヤビュー

新型メルセデス マイバッハ Sクラスのデリバリーは、2021年春より北米と中国からスタートする。

 

2021年4月からデリバリーをスタート

 

新型メルセデス マイバッハ Sクラスのデリバリーは2021年4月に、北米及び中国からスタートする。奇しくもマイバッハ モトーレンバウ(Maybach Motorenbau)が初の市販モデル「W3」をベルリンで公開してからちょうど100年の節目に、最新最先端のフラッグシップサルーンは世界を走り始める。