ベントレーが本社クルーの工場施設を統合、復刻モデル「カーゼロ」をはじめ新旧モデルのパレードを実施

公開日 : 2020/12/23 14:55 最終更新日 : 2020/12/23 14:55

クルー本社内の私道となったピムスレーン通りをパレードした新旧ベントレー製モデルたち

ピムスレーン通りをブロワー「カーゼロ」が走行

 

英国・クルーのベントレーモーターズの工場施設が統合され、将来的な電動化に備えたカーボンニュートラルを推進する本社機能がさらなる進化を果たした。

 

本社のあるクルーのピムスレーン通りと、そこに交わるサニーバンクロード通りは、もともとベントレー本社の敷地を分断する公道だった。今回、その一部区間を一般の人が通行できないベントレーの私道に変更。この結果、すべてのベントレーの工場施設はひとつの大きな敷地に集約されることとなった。

 

これを記念して、1929年製の4.5リッター直列4気筒スーパーチャージャー搭載のブロワーを再現したコンティニュエーションシリーズの「カーゼロ」、現在販売されているベントレーのラインナップが、新たに工場内の私道となったピムスレーン通りをパレードした。

 

クルー本社内の私道となったピムスレーン通りをパレードした新旧ベントレー製モデルたち

現在、ベントレーは新経営方針「ビヨンド100」に則り、電動化と完全なカーボンニュートラルを実現すべく、様々な施策を導入している。今回の工場施設統合もその一環となる。

 

持続可能性を持った自動車メーカーへ

 

4000人の従業員が勤める工場施設の再整備は長年にわたり計画・協議され、地元チェシャーイースト議会の積極的な協力により実現した。これによりクルーの工場施設は、長期的な目標にそった発展と拡大に向け、より安全で効率的かつ厳重で近代的な自動車製造工場になったと言えるだろう。

 

クルー工場への投資と継続的なコミットメントについて、製造部門担当の取締役であるピーター・ボッシュは次のようにコメントした。

 

「ベントレーは現在、重大な転換点にあります。101年の歴史のある高級車メーカーから、持続可能で倫理的な新しいロールモデルへと早急な見直しを迫られているのです。私たちは電動化と完全なカーボンニュートラルへ向けて邁進しています。この目標は、ベントレーを持続可能な高級車メーカーのリーダーへと押し上げてくれる、世界クラスの工場なしには達成できません」

 

「新施設の開設、研究開発等への継続的な投資など、施設が統合されたことによって様々な可能性が期待できます。モデルラインナップを多角化し、将来に向けて組織のあらゆる面を改善するなかで、私たちに成長する力を与えてくれるでしょう」

 

ベントレーのクルー本社工場

今回、敷地が統合されたクルーの本社施設には、2021年にはエンジニアリング・テストセンターと研究開発棟が新設される。

 

エンジニアリングテストセンターを新設

 

1938年にベントレーがクルー市へ移転して以来、ピムスレーン通りはベントレー本社の中心であり続けてきた。2021年にはエンジニアリング・テストセンターと研究開発棟が新設され、ベントレーの電動化へ向けた取り組みがさらに強化される。

 

これらの方針は、2020年11月に発表された「ビヨンド100」の一環であり、ベントレーは次の100年においても真に持続可能なラグジュアリーを提供する。そのためにも完全にカーボンニュートラルな組織になるよう、ビジネスのあらゆる側面を作り直すことを宣言した形だ。

 

ビヨンド100には、2026年までにすべてのモデルをプラグインハイブリッド、またはバッテリー電動自動車に、2030年までに完全電動自動車へと変更することも含まれている。一方で、ベントレーは将来の製品にのみ多額の投資しているわけではない。今回の新施設開設は、この先20年にわたる先見性、革新性、成果の延長線上にある方策の一環となる。