スティーブ・マックイーンが『ブリット』で爆走したマスタングへのオマージュ。720hpの過激なリミテッドモデル登場

公開日 : 2020/12/25 06:30 最終更新日 : 2020/12/25 06:30

「スティーダ スティーブ・マックイーン リミテッド エディション ブリット マスタング」のエクステリア

Steeda Steve McQueen Limited Edition Bullitt Mustang

スティーダ スティーブ・マックイーン リミテッド エディション ブリット マスタング

 

 

作品内のマスタングに忠実なモディファイ

 

スティーブ・マックイーン主演映画『ブリット(Bullitt)』が公開されてから50年以上の時を経た今、作中に登場したフォード マスタングは伝説的な存在となっている。そしてマックイーンとマスタングへのオマージュとして、フロリダ州を拠点とする世界最大のフォード・チューナー「スティーダ(Steeda)」が「スティーブ・マックイーン リミテッド エディション ブリット マスタング」を開発した。

 

このスペシャルエディションは、マックイーンの子息であるチャド・マックイーンと協力し、ブリットの世界観を現行マスタング ファストバックをベースに再現。今回、英国における1号車がスティーダの優先販売ディーラー「サンディクリフ・フォード(Sandicliffe Ford)」からオーナーへと納車されている。

 

スティーダによるスティーブ・マックイーン限定モデルは全世界でわずか300台のみが販売され、すでに200台以上は予約で埋まっている。このモデルは2018年型マスタング S550をベースに、オリジナルのスタイルにマッチした1960年代の雰囲気を強調するようにモディファイが行われた。

 

「スティーダ スティーブ・マックイーン リミテッド エディション ブリット マスタング」のV8スーパーチャージャー

5.0リッターV8NAユニットにスーパーチャージャーを搭載したことで、720hpという最高出力を手に入れた。

 

ウィップル製スーパーチャージャーを装着

 

今回デリバリーされた英国における1号車(ヨーロッパで6台目)は、スーパーチャージャーを装着。スティーダによってエンジンの出力向上やサスペンションの変更などが施され、大幅なパフォーマンスアップを果たしている。

 

オリジナルの5.0リッターV型8気筒自然吸気ユニットにウィップル製大容量ツインスクリュー・スーパーチャージャーを搭載したことで、最高出力は720hpを発揮。また、スーパーチャージャーキット装着車には、全車標準装備されている1500hp対応のフォードパフォーマンス製ハーフシャフトアクスルも装着された。

 

足まわりでは、スティーダが蓄積してきた30年以上に及ぶマスタングのカスタム経験をもとに大幅に改良を施したサスペンション・アップグレードが特徴となる。「ストップ・ザ・ホップ」パッケージは、スティーダ製IRSアライメント、サブフレームブッシング・システム、IRSサブフレーム・ブレース、バーティカルリンク、リヤアジャスタブル・トーリンクで構成されている。

 

リヤサブフレームの剛性を高めてアライメントを調整することで、IRSフレームの動きを最小限に抑えリヤのトラクションを向上。ビレットスチール製ブッシュスリーブとスペーサーにより、騒音振動を抑えながら、足まわりのたわみを極限まで低減した。この結果、特にコーナーにおけるハンドリングが大幅に向上している。

 

フォード・マグネライド・ダンパーを最大限に活用し、サーキットで性能を実証された最新のデュアルレート・アルティメイト・パフォーマンス・スプリングを追加した。通常走行域における快適性を確保しながらロールコントロールがアップ。サーキットにおけるノーズダイブを低減している。

 

「スティーダ スティーブ・マックイーン リミテッド エディション ブリット マスタング」のエクステリア

パワーユニットや足まわりの大掛かりなモディファイに対して、エクステリアやインテリアは控えめな変更に留められている。

 

控えめなエクステリアのアップデート

 

スティーダはパワーユニットや足まわりの大幅なアップデートに比べ、エクステリアとインテリアに関してはあくまでも控えめな変更に留めている。バンパーはアグレッシブな形状に変更、足元にはスティーブ・マックイーン リミテッド エディション専用のポリッシュ仕上げガンメタル・20インチ・アロイホイールが奢られた。

 

英国におけるカスタマーオーダー&デリバリーを担当する、スティーダの英国&ヨーロッパ・ディレクターのロービー・カザディアンは、今回のスペシャルエディションについて次のようにコメントした。

 

「多くのクルマ好きにとって、これは究極のマスタングだと言えるでしょう。スティーブ・マックイーンの映画を見て育った人ならば、彼が大のクルマ好きだったことををよく知っているはずです。今回、彼の息子チャド・マックイーン監修のもと、スティーダのビジョンが実現したのは、本当に素晴らしいことです」

 

「このクルマは、私たちと英国のディーラー『サンディクリフ』との関係の始まりでもあります。彼らは、スティーダの経験に対するリスペクトだけでなく、我々のパフォーマンスパーツがもたらす明確な技術的メリットをしっかりと理解しています。そして我々はすでに2021年型マスタング マッハ1に向けた準備を進めており、ハンドリングキットを搭載したデモカーの開発に取り組んでいます」