レクサスの次世代4WD機構「DIRECT4」とは? 新技術を搭載した次期型BEVも2021年に発表予定!

公開日 : 2020/12/31 11:55 最終更新日 : 2020/12/31 11:55


新技術「DIRECT4」を搭載した試作車のイメージ

4輪を自在にコントロールする新技術

 

レクサスは電動化技術を駆使した全輪駆動システム「DIRECT4」を開発。これまでハイブリッド車に採用してきたE-Fourの進化形ともいえる先進のAWDで、今後導入するEVやHV、電動化モデルに順次導入していく。

 

「DIRECT4」は「DIRECT4 Wheel Drive Force Control」を短縮した名称。ハイブリッドで培ったモーター制御技術を軸として、パワートレイン・ステアリング・サスペンション・ブレーキなどを統合的に制御するシステムだ。

 

新技術「DIRECT4」を搭載した試作車

レクサスが現在開発を進めている新技術「DIRECT4」を搭載した試作車。EVはもちろん、HVやPHVなど、電動化モデルに幅広く搭載できるテクノロジーであるという。

 

EVやHVなどに幅広く活用可能

 

前後のトルク配分とともに、4輪にかかる制動力もそれぞれ自在にコントロール。高出力のモーターとトランスアクスルを搭載し、リヤの「eアクセル」を活用して最適なトラクションを常に確保する。モーターは一本のドライブシャフトを介して各輪に直結され、一切タイムラグのない制御を可能としている。

 

レクサスの電動化技術開発をけん引する渡辺剛チーフエンジニアは、「『DIRECT4』はEVに限定したものではなく、HVやPHVなど電動化モデルに広く活用できるシステム」と語る。

 

レクサスの「eアクスル」イメージ

後輪をモーターで駆動する「eアクスル」は、高出力のバッテリーを使い、後輪の駆動力によって運動姿勢を制御する目的で開発された。

 

2021年には第2のBEVが登場か

 

レクサスは2019年10月の東京モーターショーで電動化ビジョン「Lexus Electrified」を発表。コンセプトカーの「LF30 Electrified」を軸に、今後の電動化モデル拡大路線についての戦略を表明した。

 

2025年には全車種へ“電動車”を設定し、電動車の販売比率をガソリンエンジン車以上に高めることを目標としている。ちなみに“電動車”というのは100%電気で走るBEVだけを指すのではなく、PHVやHVといったエンジンとモーターを併用するモデルも含む。

 

レクサスの次世代EVコンセプトのティザー画像

レクサスは「DIRECT4」を搭載した次世代EVコンセプトを、2021年第1四半期に発表する予定だ。

 

2020年11月にはブランド初の市販BEV「UX300e」を発表し、欧州、中国、日本での販売をスタートするなど、電動化推進を加速しているレクサス。2021年第一四半期には「DIRECT4」を搭載したまったく新しいピュアEVのコンセプトモデルの発表も予定している。