フルEVハイパースポーツ「リマック C_Two」、プロトタイプの風洞テストを公開 【動画】

公開日 : 2021/02/01 06:30 最終更新日 : 2021/02/01 06:30


リマック・アウトモビリ、リマック C_Twoの風洞テストの様子を公開

Rimac C_Two

リマック C_Two

 

 

2年間で3種類の空力プロトタイプを製作

 

クロアチアを拠点とする自動車メーカー「リマック・アウトモビリ(Rimac Automobili)」は、フルEVハイパースポーツ「C_Two」の空力開発の様子を収めた動画を公開した。

 

現在リマックは、クロアチアのヴェリコ・トルトヴィシチェにあるファクトリーにおいてC_Twoの開発を続けており、この2年間で3種類のプロトタイプを公開してきた。これはどのタイプのエアロダイナミクス仕様がもっとも効果的か、テストを通じて確認する意味があった。

 

リマックの開発チームは、C_Twoのために何千ものCFDシミュレーションを実行。様々なシミュレーションモデルを検討することによって、実車テストを前に想定される可能性を検証している。その後、プロタイプを製作。制御された風洞実験施設において、プロトタイプに採用されたデバイスが実際にどのような効果を持つか確認している。

 

リマック・アウトモビリ、リマック C_Twoの風洞テストの様子を公開

シミュレーションで検討された様々な空力デバイスが、実際に想定した効果を持つのか、風洞施設においてプロトタイプの空力テストが行われている。

 

シミュレーションのデータを検証する風洞試験

 

風洞試験において、リマックのエンジニアは3つの基本的な側面からプロトタイプを評価する。それはクルマの効率性、冷却性能、そしてアクティブ・エアロダイナミクス・システムの効果だ。

 

これらはすべて、電気自動車にとって従来の内燃機関搭載車両よりも重要な項目になるという。例えば一般公道における長距離走行では、サーキットで走行している時よりも冷却への要求は当然低くなる。同時にバッテリーからの十分な航続距離を確保し、その巨大なパワーとトルクをフルに活用するために高い効率性も求められる。

 

車両のエアロダイナミクスは、この点で重要な役割を果たしている。C_Twoはこの要素を念頭に置いて慎重に設計されており、複数のアクティブ・エアロダイナミクス・デバイスを採用。アクティブ・フロントスプリッター、インテリジェント・アンダーボディ・エアフラップ、アダプタブル・エアブレーキウイングなどにより、C_Twoは非常に高度な空力性能が確保された。

 

風洞試験においてリマックは、事前シミュレーションの結果を裏書きするような、良好な結果を得ている。初期のC_Twoのコンセプトから検証用プロトタイプまで、継続的な空力の進化の結果、エアロダイナミクス効率は34%も改善された。