BMW史上最強の最高出力635hp! ハイパーセダン「BMW M5 CS」デビュー【動画】

公開日 : 2021/02/03 11:55 最終更新日 : 2021/02/03 11:55

BMW M5 CSの走行シーン

BMW M5 CS

 

 

スーパースポーツの性能と日常のドライブを両立

 

よりスポーティ、さらにラグジュアリー、そして何よりも特別な存在。BMW M GmbHは、パフォーマンスに特化したスペシャルモデル「BMW M5 CS」を発表した。最高出力635hp・最大トルク750Nmを誇る4.4リッターV型8気筒ツインパワーターボ・ガソリンエンジン搭載しており、BMW史上最もパワフルな生産モデルとなる。

 

誰もが驚くスピードと使い勝手の良さを併せ持つ「M5 CS」は、M5の究極の進化型と言えるだろう。0-62mph加速は3.0秒、電子リミッターで制限される最高速度は189mph(約304km/h)。スーパーカーをも凌駕するパフォーマンスと日常的な使い勝手が高い次元で融合しており、サーキットアタックだけでなく、リラックスした一般公道走行もこなす贅沢なサルーンだ。

 

ベースとなったBMW M5 コンペティションから最高出力が10hpアップしただけでなく、様々なコンポーネンツを軽量化。シャシーは専用チューニングが施され、特にサーキットにおける抜群のトラクション性能はさらに大幅な向上を実現した。M5 CSの英国市場における価格は14万780ポンド(約2020万円)、デリバリーは2021年春を予定している。

 

BMW M5 CSの4.4リッターV8ターボ

搭載される4.4リッターV型8気筒ターボエンジンは、ベースのM5 コンペティションから10hpの出力アップを果たした最高出力635hpを発揮する。

 

最高出力635hp・最大トルク750Nmを発揮する4.4リッターV8ターボ

 

M5 CSには、BMW M GmbHが製造する最もパワフルなエンジンを搭載。Mツインパワーターボ・テクノロジーを採用した4.4リッターV型8気筒エンジンは、6000rpmで最高出力635hp、1800~5950rpmで最大トルク750Nmを発揮する。ギヤボックスは8速Mステップトロニックトランスミッションが組み合わせられる。

 

ベースのV8ユニットが持つ高回転特性と強力なパワーは、モータースポーツで得たフィードバックの賜物。エンジンの出力特性は一般公道用の「EFFICIENT」から「SPORT」や「SPORT+」にエンジンモードをスイッチによって切替え可能。「SPORT+」をチョイスすると、スロットル操作に対するレスポンスが大幅に向上する。

 

M5 CSのスポーツエキゾーストシステムは、Mモデル特有の鋭いエキゾーストノートをコクピットへと届けてくれる。フラップ制御されたデュアルブランチ・システムはサウンドを増幅し、よりスポーティでクリアなフィードバックをドライバーへと提供するよう設計された。

 

また、エンジンサウンドも前述のエンジンモードによって変化する。ドライバーは「Mサウンドコントロールボタン」を使用することで、例えば閑静な住宅地を走行するときなどでエンジンサウンドを低減させることが可能だ。

 

BMW M5 CSのエクステリア

ブレーキには「Mカーボンセラミック・ブレーキ」を標準で搭載。抜群の制動能力を発揮するだけでなく、Mコンパウンド・ブレーキから23kgもの軽量化を果たしている。

 

カーボンセラミック・ブレーキの採用で23kgの軽量化

 

今回、M5 コンペティションのシャシーをベースに、車高を7mmローダウン。足まわりにはM8 グランクーペのために開発されたショックアブソーバーが採用された。このダンパーは走行時の快適性をもたらすだけでなく、ハンドリング性能を大幅に向上させている。また、軽量化とタイヤの性能向上に対応して、前後サスペンションのベアリングスプリングと、ダンパーコントロールが再調整された。

 

タイヤはサーキット走行に特化した「ピレリP Zero Corsa」を装着。サイズはフロントが275/35R20、リヤが285/35R20となり、ゴールドブロンズフィニッシュの20インチM鍛造ホイールが組み合わせられている。

 

標準装備の「Mカーボンセラミック・ブレーキ」は優れた制動力を発揮。前後キャリパーには“M”のロゴを与えてレッドでペイント。オプションでゴールドペイントもチョイスできる。このMカーボンセラミック・ブレーキは、M5 コンペティションに搭載されている「Mコンパウンド・ブレーキ」との比較で23kgも軽量化。耐フェード性を向上させただけでなく、高い熱安定性と優れた耐久性も兼ね備えている。

 

BMW M5 CSのエクステリア

ボンネットフードやフロントスプリッター、リヤウイング、リヤディフューザーなどに軽量CFRP製パーツを採用。空力性能の向上だけでなく70kgの軽量化も手にしている。

 

軽量CFRP製パーツを積極的に採用

 

エクステリアはボンネットフードに軽量CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製を採用。CFRP製のフロントスプリッターとエクステリアミラーキャップはM8から採用された。トランクリッドに追加されたリヤスポイラーとリヤディフューザーもCFRP製となる。これらのデバイスはエアロダイナミクスの向上だけでなく、M5 コンペティションと比較して70kg近くという大幅な軽量化にも貢献している。

 

4本出しステンレススチール製テールパイプにはゴールドブロンズのアクセント入り。キドニーグリル・サラウンドもゴールドブロンズ仕上げとなり、フロントフェンダー“M”バッジ、キドニーグリルとトランクリッドの“M5 CS”ロゴもゴールドブロンズ仕上げがチョイスされた。

 

フロントフェイスには「BMWレーザーライト」を標準装備。「BMWインディビジュアル・シャドーライントリム」を採用したことで、ヘッドライトにブラックシェードのアクセントが追加された。L字型ライトチューブは、昼間時のドライビングライトやサイドライトではホワイトに輝くが、夜間のロービームやハイビームを作動させると特徴的なイエロートーンへと切り替わる。このライトカラーの変化は、ロックを解除してウェルカムライトを作動させると外からも確認することができるという。

 

BMW M5 CSのインテリア

4人のパッセンジャーが快適にくつろげる室内。インテリアもブラック基調でシックに纏められた。シートは軽量「M カーボン・バケットスタイルシート」が採用されている。

 

カーボンファイバー製バケットシートをチョイス

 

M5 CSはスポーツカーを凌駕する走行性能を発揮するだけでなく、4名のスペースが確保されたラグジュアリーサルーンとしても大きな魅力を放つ。インテリアにはレーシーな「M カーボン・バケットスタイルシート」など様々な専用装備が採用された。

 

前後のシート表面は上質でシックなブラックのメリノレザー製をチョイス。フロントシートのヘッドレストには“M5”ロゴが入り、スポーティな雰囲気をさらに盛り上げる。リヤシートのヘッドレストには、ニュルブルクリンク・サーキットのコース図が刻印された。また、シートヒーターが標準装備されており、ドライバーズシートにはメモリー機能も与えられている。

 

「Mアルカンターラ・ステアリングホイール」のスポークにはブラッククロームトリムが施された。シフトパドルはカーボンファイバー製。シートベルトは、BMW M GmbHをオマージュしたレッドとブルーのコントラストステッチ入り。このカラースキームは、特注パイピングが施されたベロア製Mフロアマットの“M5”バッジにも採り入れられている。