ミシュラン、南米チリのアントファガスタにタイヤリサイクルプラントを建設。本格稼働は2023年を予定

公開日 : 2021/02/21 09:55 最終更新日 : 2021/02/21 09:55

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使用済みタイヤのリサイクル工程

3000万ドルを超える投資が行われるビックプロジェクト

 

ミシュランは、スウェーデンのEnviro(エンバイロ)社との合弁事業として、ミシュラン初となるタイヤリサイクルプラントを、南米チリのアントファガスタ地域に建設することを発表した。2021年中に建設着工し、2023年に生産開始を予定。このプロジェクトの投資額は3000万ドル以上になるという。

 

世界的にカーボン・ニュートラルへの関心が高まっていることもあって、タイヤを取り巻く環境、特に原材料となるゴム資源の有効活用は大きな関心を集めている。ミシュランは、以前より使用済みタイヤを再利用する“持続可能な原材料調達の取り組み”に積極的に取り組んでいるが、今回、着手するタイヤリサイクルプラントの設立は、その活動が目に見えるカタチとして具現化したものになる。

 

年間3万トンのアースムーバー用タイヤをリサイクル

 

合弁事業のパートナー企業になるエンバイロ社は、使用済みタイヤからカーボンブラックや熱分解油、ガス、スチールを回収できる特許技術を有している。タイヤリサイクルプラントが本稼働した際には、この技術を用いることで年間3万トンのアースムーバー用タイヤをリサイクルできるという。

 

なお、回収された材料の90%は、タイヤやコンベヤーベルト、防振製品などの製造に用いられ、残りの10%は自社プラントで使用する熱や電力として再利用する予定とのこと。

 

環境保護と経済活動を両立させる、マイルストーンとして期待

 

ミシュランのハイテクマテリアル新規事業を担当する、マーケティング及び事業開発責任者兼副社長のサンダー・フェルミューレン氏は、以下のようにコメントしている。

 

「エンバイロとの合弁事業で、ミシュラングループ初のリサイクルプラント建設について発表できることを大変誇りに思います。これは、新しいビジネスを開発しながら、お客様へ新世代のリサイクルソリューションを提供するための大きなマイルストーンです。現在、チリの鉱業顧客数社と長期契約に関する交渉を進めています。ミシュランは、エンバイロの技術をさらにスケールアップすることで、環境目標をサポートしながら、循環経済発展のためのソリューションを提供していきます」

 

 

【問い合わせ】
日本ミシュランタイヤ お客様相談室
TEL 0276-25-4411

 

 

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