新型コロナウイルスにより休止していたマクラーレンの若手育成プログラム、2021年にリスタート

公開日 : 2021/03/03 14:55 最終更新日 : 2021/03/03 14:55

マクラーレン・オートモーティブが展開する若手育成、「ドライバー・ディベロップメント・プログラム(DDP)」

McLaren 570S GT4

マクラーレン 570S GT4

 

 

2020年シーズン選出の4名を引き続き育成

 

マクラーレン・オートモーティブが展開する若手育成企画「ドライバー・ディベロップメント・プログラム(DDP)」が、2021年シーズンから再開される。

 

当初、2019年後半に選出された4名のドライバーが、チーム・ロケットRJNがプレパレーションしたマクラーレン 570S GT4で2020年の英国GT選手権に出場する予定となっていた。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響を受けて、英国GT選手権が予定通りのカレンダーで開催されなかったため、2020年のDDPは参戦することなく中断されている。

 

マクラーレン・オートモーティブが展開する若手育成、「ドライバー・ディベロップメント・プログラム(DDP)」

マクラーレンのドライバー・ディベロップメント・プログラムから、英国GT選手権に参戦するマイケル・ベンヤヒア(写真左)とケイティ・ミルナー(同右)。

 

英国ではまもなくロックダウンが解除され、5月には英国GT選手権がフルカレンダーでスタート。20年シーズンのDDPとして選出されたケイティ・ミルナー(英国)、マイケル・ベンヤヒア(モロッコ)、ハリー・ハイエック(オーストラリア)、アラン・バレンテ(スイス)の4名が、同シリーズにマクラーレン 570S GT4で参戦する。

 

マクラーレン・カスタマーレーシングのディレクターを務めるイアン・モーガンは、2021年シーズンのDDPについて、次のようにコメントした。

 

「1年前、厳しい審査を経て選ばれた4名の有望な若手ドライバーに、マクラーレンの育成プログラムを提供できることを嬉しく思います。そして、チームロケットRJNとパートナーシップを結べることにも感謝しています。この新しいエキサイティングなパートナーシップにより、若いドライバーたちはGT4クラスで素晴らしい結果を残し、そのポテンシャルを発揮してくれることでしょう」

 

チーム・ロケットRJNのマクラーレン 720S GT3

英国GT選手権においてDDPプログラムを運営するのは、ジェンソン・バトンがドライブしたことでも知られるチーム・ロケットRJN。これまではGT3を中心に活動してきたが、今シーズンから新たにGT4でのプログラムもスタートする。

 

GT3カテゴリーで実績を残してきたロケットRJN

 

4名のドライバーは、マクラーレンのカスタマーレーシングチームであるチーム・ロケットRJNがプリペアした570S GT4で、英国GT選手権GT4クラスにエントリーする。同チームはジェンソン・バトンを擁して、2020年シーズンの英国GT選手権にマクラーレン 720S GT3で参戦。さらに、世界最速ゲーマーの呼び声高いジェームズ・ボールドウィンを起用したことでも知られている。

 

昨年が実戦デビューとなったボールドウィンは、経験豊富なマイケル・オブライエンとコンビを組み、オールトンパークで行われた開幕戦で優勝。シーズンを通してタイトル争いを繰り広げ、最終的にはシリーズランキング4位、シルバーカップランキング3位を獲得している。

 

マクラーレン・オートモーティブは、2018年にドライバー・ディベロップメント・プログラムを設立。2019年シーズンは、トールマン・モータースポーツの570S GT4で、英国GT選手権に参戦し、2回の勝利を記録した。さらに5回のポディウムフィニッシュにより、GT4チームランキングで2位を得ている。

 

2021年シーズンもDDPドライバーは2台での参戦が決まっており、どのような組み合わせでエントリーするかは、今後数週間のうちに決定される予定。また、2019年に引き続きプロソース、リシャール・ミル、ピレリがDDPをサポートする。