デビュー60周年を記念した2台セット「ジャガー Eタイプ 60 コレクション」が登場! 伝説の名車をモダナイズして発売

公開日 : 2021/03/15 15:55 最終更新日 : 2021/03/15 15:55


デビュー60周年を記念した2台セット、「ジャガー Eタイプ 60 コレクション」

Jaguar E-type 60 Collection

ジャガー Eタイプ 60 コレクション

 

 

1961年ジュネーブ・ショーでのデビューをオマージュ

 

ジャガー クラシック(Jaguar Classic)は、「Eタイプ 60 コレクション」を発表した。Eタイプ誕生60周年を記念し、12台の3.8リッター Eタイプがレストアされる。

 

ジャガー Eタイプは1961年3月15日、スイスのジュネーブ・モーターショーで世界初公開された。この流麗な1台のクーペに対する反応は非常に大きく、ジャガーは2台目のEタイプとして、そのロードスター仕様を英国・コベントリーからジュネーブへと一晩で送り込んだというエピソードがある。

 

1961年当時、オパールセント・ガンメタルグレーのクーペ「9600HP」は、ボブ・ベリーがワールドプレミアのため、完成後すぐにジュネーブへとドライブ。一方、ブリティッシュ・レーシンググリーンのロードスター「77RW」は、ノーマン・デュイスが発表の翌日にジュネーブへと超特急で持ち込んでいる。

 

その60年後となる2021年3月15日に発表された「Eタイプ 60 コレクション」は、ジュネーブで公開された、この伝説の2台へのオマージュとなる。

 

デビュー60周年を記念した2台セット、「ジャガー Eタイプ 60 コレクション」

「Eタイプ 60 コレクション」は、クーペとロードスターをセットで6名に販売。すべての車両が、3.8リッター直列6気筒XKエンジンを搭載する。

 

2台をセットで6名のオーナーに販売

 

「Eタイプ 60 コレクション」は12台を、クーペとロードスターのセットで2台ずつペアで販売する。「Eタイプ 60 エディション クーペ」がフラットアウトグレー、「Eタイプ 60 エディション ロードスター」がドロップ・エブリシング・グリーンという専用カラーにペイント。このカラーは1961年のオリジナルカラーからインスパイアされたもので、他のジャガー・モデルに採用されたことのない専用色となる。

 

内外装にはジャガーのデザインディレクターを務めるジュリアン・トムソンと共同開発した専用デザインエレメントを採用。5速マニュアルギヤボックスや、クーリングシステムの強化など、運転のしやすさを向上させるための細かな改良が施された。さらに、衛星ナビゲーションシステム、Bluetooth接続機能を内蔵したジャガー・クラシック・インフォテイメント・システムも搭載されている。

 

ボンネットバッジ、タコメーター内時計の文字盤、フューエルキャップ、シャシープレートにはジャガー・デザインが製作した“E-type 60”記念ロゴと“1961-2021”の年号を配置。1961年の車両に装備されていたライトブナリムのステアリングホイールには、24金のホーンプッシュも採用されている。

 

デビュー60周年を記念した2台セット、「ジャガー Eタイプ 60 コレクション」

スムーズなギヤチェンジを実現すべく、専用設計された5速マニュアルミッションが新たに搭載されている。

 

専用開発された5速マニュアルミッションを搭載

 

今回、レストアされる12台のEタイプにおける最大の技術的アップグレードが、専用開発された5速マニュアル・ギヤボックスの搭載だろう。ヘリカルカットギヤと強化された削り出しアルミニウム・ケーシングによって信頼性と耐久性が大幅に向上し、よりスムーズなギヤチェンジを実現している。

 

最高出力265bhpを発揮する3.8リッター直列6気筒XKエンジンは、合金製ラジエーター、電動クーリングファン、電子制御式イグニッションを採用。さらに、ポリッシュ仕上げのステンレス製エキゾーストシステムを搭載する。この新しいエキゾーストシステムは、標準のスチール製システムと寸法は変わらないが、やや深みのあるエキゾーストノートを奏で、さらに耐久性にも優れている。

 

デビュー60周年を記念した2台セット、「ジャガー Eタイプ 60 コレクション」

クーペとロードスターのセンターコンソールには、彫刻家のジョニー・ドーウェル自身によって、1961年当時の英国からスイスへのドライブルートと、有名なメッセージが描かれる。

 

センターコンソールに刻まれた特別なドライブルート

 

インテリアで最も特徴的な装備となるのが、キング・ナード(King Nerd)として知られる世界的な彫刻家のジョニー・ドーウェルが、センターコンソールのシフトパネルに刻むエッチングレリーフ。これは英国のコベントリーからスイスのジュネーブまで、60年前にEタイプが走行したドライブルートをイメージしたもの。この作品は、オーナーと相談しながら100時間以上かけて手作業で製作される。

 

クーペのレリーフには、ボブ・ベリーが通過したルートの主要地点を記したマップと、Eタイプのオーバーヘッドスケッチ、さらにジャガーの創業者であるウィリアム・ライオンズ卿がアンベール数分前にEタイプが到着したときに発した「I thought you’d never get here.(到着できないと思っていた)」の文字が描かれている。

 

一方、ロードスターには、デュイスがスイスへの最後のドライブで通ったルートを刻印。クルマのスケッチに加えて、デュイスへの指示である「Drop everything and bring the open top E-type over.(すべてを捨てて、オープントップのEタイプを持ってこい)」という、ライオンズ卿の言葉も添えられている。

 

レリーフを担当するジョニー・ドーウェルは、今回の特別製作について次のようにコメントした。

 

「ふたりのジャガー・レジェンドがEタイプで行った壮大なドライブの物語を、デザインし、刻印するという素晴らしい機会を頂きました。この記念すべき日を永久に思い出すことができますし、ボブ・ベリーとノーマン・デュイスの思い出とともに旅をすることができるのです」

 

デビュー60周年を記念した2台セット、「ジャガー Eタイプ 60 コレクション」

「Eタイプ 60 コレクション」を購入した6名のオーナーは、1961年に行われたコベントリー~ジュネーブ間のドライブを再現した、ロードトリップに招待される。

 

コベントリー~ジュネーブを巡るロードトリップを企画

 

2022年夏、「Eタイプ 60 コレクション」を購入した6名のオーナーとそのゲストは、Eタイプ巡礼ロードトリップへの参加も約束されている。英国のコベントリーからスイス・ジュネーブまでのドライブでは、壮大なアルプスのワインディングロードだけでなく、豪華ホテルでの宿泊や極上の食事も楽しむことができる。

 

ジャガー・クラシックのディレクター、ダン・ピンクは「Eタイプ 60 コレクション」について次のようにコメントした。

 

「1961年3月のジュネーブ・モーターショーにおける発表から60年を経て、ジャガークラシックの有能なチームから、Eタイプへの究極のバースデープレゼント『Eタイプ 60 コレクション』を発表します」

 

「細部にまでこだわったこのプロジェクトは、当社のデザイナー、エンジニア、職人たち、そしてパートナーが、いかにEタイプに愛情を注いできたかを物語っています。精巧なディテールと使いやすさの向上により、これらのEタイプは目の肥えた6名のオーナーの皆様に何十年にもわたって愛されることでしょう」