「ターボにする? それともタルガにする?」。 LEGO大好きエディターが大人LEGO「ポルシェ911」を組み上げてみた

公開日 : 2021/04/12 11:55 最終更新日 : 2021/04/12 13:17


LEGO10295 クリエイターエキスパート 「ポルシェ911」

LEGO Porsche 911

レゴ「ポルシェ911

 

 

対象年齢18歳以上、大人の趣味としてのレゴ

 

テレビCMで最近目にする「大人レゴ」をご存知だろうか? 現在、デンマーク製知育玩具として世界中で人気を集めるレゴ(LEGO)が、本格的な“大人向け”製品を展開しているのだ。そのラインナップはアート作品から、世界の有名建築物やグランドピアノ、花束まで多岐に及ぶ。

 

そして、大人レゴでもひときわ高い人気を誇るのが乗り物シリーズ。なかでもクルマは様々な自動車メーカーと数多くのコラボレーションを展開しており、2021年に待望の「ポルシェ911」が加わった。対象年齢は18歳以上、ピース数は1458。しかも、ひとつの製品で「911ターボ」と「911タルガ」という2種類のモデルを組み立てることができる。

 

今回、「ポルシェ911」のセットを手に入れることができた。早速、組み立ててみようと思う。

 

LEGO10295 クリエイターエキスパート 「ポルシェ911」

巨大な箱の中に収められたパーツは1458ピース。組み立て工程に合わせて1~10の袋に分けられており、順番に従って組み上げていくことになる。

 

巨大なボックスに収められた10個の袋

 

ちなみに筆者は、幼い頃からレゴが大好物。今も気になる限定セットが発売すると聞けばレゴストアへと駆けつけたりもする。近年展開されている自動車シリーズ「レゴ スピードチャンピオンズ」が特にお気に入りで、好きなモデルは製作用と保存用で2個購入するほど。

 

そんな筆者の目の前に用意された巨大な「ポルシェ911」の箱。実は「大人レゴ」とキャンペーンを打つ以前から大人向け製品はリリースされており、筆者も「フォルクスワーゲン T1 キャンパーヴァン」や「スペースシャトル」を組み立て済み。これがなかなかに手応えがあって、組み上げるのに数時間は必要だったりする(通常の子供向けレゴは大きなセットでも1時間ほど)。

 

そんな訳で、ちょっとした覚悟を持って箱を開封した次第。中にはレゴのパーツが入った10個の袋、タイヤ&ウインドウパーツ、そして分厚い説明書が入っている。説明書を開くと、どうやら1~7番の袋を組み上げていって、8番の袋の段階で「911ターボ」か「911タルガ」を選ぶようになっているらしい。いや、この期に及んでも、まだターボかタルガで悩んでいるのに・・・。よし作りながら決めよう。

 

LEGO10295 クリエイターエキスパート 「ポルシェ911」

それぞれの袋には100個以上のレゴが入っており(袋の中にさらに細かいパーツが入った小袋がある)、そのまま机にぶちまけるのではなく、大きめのお皿に入れると細かいパーツを探しやすい。

 

袋の中身はお皿にあけるとパーツを探しやすい

 

早速、1番の袋から開封してみよう。近年のレゴは説明書に沿って各パーツが袋に分けられるようになった。自分が大人向けの「スペースシャトル」を組み上げた15年ほど前は、説明書に合わせてパーツが分けられておらず、開封後にまずは色や形でパーツを分類することから始めなければならなかった。これをしないと、細かいパーツを探すだけで疲労困憊してしまうのだ。

 

とはいえ、袋の中にも100個近くのパーツが納められているため、色や形で分けおくと、よりスムーズに進められるはず。自分は、レゴ・ジャパンの方から教えていただいた「お皿にパーツを開けるとと探しやすい」というアドバイスを実践してみた。これ、パーツを探しやすいのはもちろん、小さなパーツをなくすこともないので本当にオススメ。

 

LEGO10295 クリエイターエキスパート 「ポルシェ911」

レゴの説明書は、子供用も大人用もイラストのみで構成されている。使用するパーツをピックアップし、イラスト通りに組み上げていく。焦らず、丁寧に説明書を見るのが、間違えずに完成させるポイント。

 

シンプルなイラストのみで構成された説明書

 

1番の袋はシャシーから。その後、説明書に従ってひとつひとつ袋の中身を組み上げていくと、少しずつ911の形が見えてくる。

 

レゴの説明書には文字がなくシンプルなイラストのみ。これが非常に分かりやすく、初めて組む人でも落ち着いてパーツを選んでいけば問題なく完成させることができるはず。最初は何を作っているのか分からなくても、それがリヤアクスルになったり、サイドブレーキだったり、シートの内張りだったり、「おぉっ」という驚きに溢れているのだ。

 

途中、例えば1列間違えて組んでしまったりすることもあるが、レゴ特製「ブロックはずし」が梱包されているので、ちょっとしたミスもすぐに直すことができる。それに袋が分けられていることで、完成に至るまでに何度かチェックポイントが設けられているから、そこで確認するのもいいだろう。

 

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レゴでは専用パーツをなるべく使用せずに、形を再現することがモットーになっているという。今回、数少ない専用パーツがリヤフェンダーの曲線を表現したこのパーツ。911を表す際には欠くことのできないディティールだけに「なるほど」と納得。

 

911のために作られたリヤフェンダーパーツ

 

レゴ社のこだわりとして、できるだけ専用パーツを作らずに、既存パーツで新しいカタチを再現するというポリシーがある。だからこそ組み立てを進めるたびに「この小さなパーツが、こんな形になるのか!」という驚きがある。今回もダッシュボードには驚かされた。なんと家屋の屋根の突端用パーツが使われているのだ。レザーシートのキルティングの表現も見事。ぜひ自分で組み上げて、この感動を味わって欲しい。

 

今回のポルシェ911においても、専用パーツとして新たに作られたのはごくごくわずか。そのうちのひとつが「リヤフェンダー」の曲線部パーツ。この911らしいなだらかなヒップラインは、既存のパーツではどうしても再現できなかったという。なるほど、組み上げてみると納得の素晴らしいラインが完成した。

 

このセットで感動したことがもうひとつ。ボンネットのエンブレムやリヤガーニッシュの“PORSCHE”ロゴ、ナンバープレートなどが、すべてタンポ印刷されているのだ。これまで組んできたレゴは多くの場合がステッカーだったため、エンブレムやステッカーの貼り付けに失敗したり微妙にズレてしまうと、それだけで完成後の気分が下がりまくりだったのである。

 

巨大な箱の中に収められたパーツは1458。組み立て工程に合わせて1~10の袋に分けられており、順番にしたがって組み上げていくことになる。

今回の「レゴ 911」は2種類のボディタイプを作ることができる。3分の2ほどの工程は共通となるため、途中でどちらを作るか選ぶことになる。筆者は悩みに悩んでターボをチョイス。

 

悩みに悩み抜いて「ターボ」をチョイス!

 

そうこうしているうちに7番の袋まで進み、911の形が出来上がってきた。いよいよ決断の時である。9番ならばターボ、10番ならタルガが完成する(8番の袋は共通)というわけだ。悩みに悩んで、ターボをチョイス。まずはエンジンにタービンやインタークーラーが追加され、エンジンフードにお馴染みの大型ウイング、フェンダーはワイド化され、ルーフが取り付けられる。

 

そして、ついに完成! 最後の作業は3種類用意されたナンバープレートを選ぶこと。今回、ドイツとアメリカ(ニューヨーク)に加えて、群馬ナンバーが選べるようになっている。どうやら開発を担当したスタッフが、日本の漫画からインスピレーションを得たというが・・・(某「頭文字●」?)。というわけで、せっかくなので群馬ナンバーをチョイスしてみた。

 

ついに完成! ボンネット、左右ドア、エンジンフードが開閉可能。ステアリングを操作することで前輪が左右に可動する。

レゴのパーツで精巧に再現されたポルシェの空冷ボクサー6ターボ。インタークーラーやタービン、補機類まで小さなパーツで表現されている。エンジンフードに加えて、ボンネット、左右ドアも開閉可能。ステアリングを操作することで前輪が左右に可動する。

 

空冷ボクサー6が収められたエンジンルームに感動

 

休憩なしでひたすら組み続けて約4時間。レゴに慣れていない人でも、半日あれば十分完成させられるはず。今回は撮影もあったので一気に組み上げたが、これだけ豪華なセットならば、袋をひとつずつじっくりと時間をかけて作っても楽しいかもしれない。

 

それにしても完成後、こんなに嬉しくなるとは・・・。あちこちから矯めつ眇めつじっくりと観察したくなる出来上がり。特に開閉可能なエンジンフードの中にある空冷ボクサー6ターボは感動モノだ。見えない部分にある補機類までもが細かくレゴで再現されている。

 

このエンジンパーツだけを取り外して飾っても、ちょっとしたオブジェになりそうなレベルである。ステアリングも可動式。コクピットのハンドルを左右に回すと、歯車を介して前輪が動く仕組みになっている。

 

LEGO10295 クリエイターエキスパート 「ポルシェ911」

完成した911 ターボと、以前購入した「レゴ スピードチャンピオン 1974 ポルシェ911 ターボ 3.0」。異なるスケールやパーツ数でも、911のフォルムをここまで表現してしまったレゴ社の手腕には感動しかない。

 

スピードチャンピオンシリーズの911 ターボと並べてみた

 

最後に以前購入していた「レゴ スピードチャンピオン 1974 ポルシェ911 ターボ 3.0」と並べてみた。スケールや作り込みは違うが、この911のフォルムをレゴでここまで表現できるのかと、その素晴らしい創造力にあらためて感激。そして911 ターボを見てると、この横に911 タルガを並べたくなる・・・。

 

久々に大きなセットを組んでみて、じっくりと集中する楽しさも実感した。小さなパーツをコツコツと組み立てることで、日々の悩みも忘れ頭のリフレッシュにもなる。「楽しそう!」と思った方は、今回のような大きなセットでなくても、ぜひ小さなセットから試してほしい。どんな年齢からでも楽しめてしまうのが、レゴなのだから。

 

そして、筆者はというと・・・レゴストアに駆け込んで「ポルシェ911 ターボ」をもう1セット手に入れてしまおうか、真剣に検討している。

 

 

 

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レゴジャパン コンシューマー・サービス

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