プジョー e-208がイタリアのパトカーに! 健全な経済社会はピュアEVが守る

公開日 : 2021/04/13 11:55 最終更新日 : 2021/04/13 11:55

イタリアの財務警察車両に採用されたプジョー e-208。フロントビュー

Peugeot e-208

プジョー e-208

 

 

60台超のピュアEVハッチバックが警察車両に

 

プジョーは、新型「e-208」がイタリアの警察車両に採用されたと発表した。車両を納入したのはGuardia di Finanza(グアルディア・ディ・フィナンツァ)と呼ばれる財務警察。主に脱税や不正取引、密輸などの摘発を行う一方、沿岸警備や国境防衛、治安維持にも協力する経済・財務省管轄の警察組織へ、最新のEVが“就任”することになる。

 

ローマの司令部で行われた納車式では、当局幹部列席のもと、30台分のe-208のキーが譲渡された。最初の30台は無償貸与となり、追ってさらに30台超のe-208が長期リースとして納入される予定という。グレーベースにイエローのラインが施された車体は、ひと目で財務警察車両と判別できるようになっている。

 

イタリアの財務警察車両に採用されたプジョー e-208

イタリアの財務警察車両に採用されたプジョー e-208。最新のピュアEV車両に警察関係者も興味津々の模様。

 

回転灯や通信用タブレットが標準装備

 

特殊任務用にカスタマイズされたe-208は、サイレンと回転灯はもちろん、フロント及びリヤエンドにブルーのマイクロLEDライトを装着。夜間でも資料や地図を確認できるようリヤデッキに専用の照明を装備している。また、オペレーションセンターとの通信用にタブレット端末も搭載した。

 

特別装備の架装は、60年以上にわたり警察車両や特殊車両、福祉車両の分野に特化してきた歴史をもつフォカッチャグループが担当した。

 

イタリアの財務警察車両に採用されたプジョー e-208。コクピット

イタリアの財務警察車両に採用されたプジョー e-208。コクピットにはオペレーションセンターとの通信用タブレットや、サイレン・警告灯のスイッチなどが搭載されている。

 

2020年に“フランス国内で一番売れたクルマ”

 

新型208ファミリーは、マルチエネルギー対応の最新プラットフォーム「CMP(Common Modular Platform)」の恩恵により、高い走りの質感を実現。各国のカー・オブ・ザ・イヤーやレッドドットデザイン・アワードといった数々の受賞に加え、「2020年にフランス国内でもっとも売れたクルマ」の称号も獲得している。

 

イタリアの財務警察車両に採用されたプジョー e-208。リヤビュー

イタリアの財務警察車両に採用されたプジョー e-208。グレーのボディ×イエローの蛍光塗装というコンビネーションは、財務警察車両に共通する配色。

 

3気筒エンジンとEVの2本立てで登場したのも最新208の特徴。ピュアEVの「e-208」は、容量50kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。WLTPモードでの最大航続距離は340kmで、100kWの急速充電を利用すれば30分で80%分のチャージが完了する。

 

Bセグメント界に新たな風を吹き込むe-208は、次世代の警察車両として日々のミッションへ従事することになる。