ポルシェ タイカン アートカー「夜の女王」、アーティストを支援するチャリティオークションにおいて20万ドルで落札 【動画】

公開日 : 2021/04/26 14:55 最終更新日 : 2021/04/26 14:55

リチャード・フィリップス製作の「ポルシェ タイカン アートカー」、チャリティオークションにおいて20万ドルで落札

Porsche Taycan Artcar

ポルシェ タイカン アートカー

 

 

落札金の全額をスイセカルチャー・ソシエーレに寄付

 

アメリカの著名なアーティスト、リチャード・フィリップス(Richard Phillips)とポルシェが、電動スポーツカーをベースに「タイカン アートカー」を製作。このアートカーが世界的なオークション「RMサザビーズ」に出品され、20万ドル(約2160万円)で落札された。

 

アートカーを企画したポルシェ・スイスAGは、換算金額185000スイスフランの全額を、スイスの非営利団体「スイセカルチャー・ソシエーレ(Suisseculture Sociale)」に寄付。ポルシェとフィリップスは、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大により、特に大きな被害を受けたスイスのアーティストを支援することを目指してこの企画を立ち上げた。

 

リチャード・フィリップスに加えて、RMサザビーズ、バーゼルのヴァイス・フォーク・ギャラリーなど、このプロジェクトに携わったパートナーのすべてが様々な費用を放棄。ポルシェ・スイスAGは、ポルシェ タイカン 4Sをオークション用に提供した。このタイカン アートカーは、スイス出身の落札者に引き渡されるまで、ポルシェ・センター・ツークに展示される。

 

リチャード・フィリップス製作の「ポルシェ タイカン アートカー」、チャリティオークションにおいて20万ドルで落札

今回、リチャード・フィリップスによって製作されたタイカン アートカーは美しい花をモチーフに選び、「Queen of the Night(夜の女王)」と名付けられた。

 

「夜の女王」と名付けられた美しいタイカン

 

ポルシェ初のフル電動スポーツカーをモチーフにしたアート作品は、2020年12月にスイス・チューリッヒのバーンホフ通りにあるレストラン「リューホフ(Leuehof)」においてライブで製作された。アメリカ出身のフィリップスは、ラッピングを担当したドイツのシグナル・デザイン(SIGNal Design)社の協力を得て、世界に1台しかないタイカン アートカーのデザインを完成させた。

 

ドアシルパネルにはフィリップスによって付けられたアートカーの名称「Queen of the Night(夜の女王)」の文字が刻まれており、ドアを開けるとプロジェクターにより、フィリップスのサインが路面に照射される。

 

ポルシェ・スイスAGのミハエル・グリンスキーCEOは、この美しいアートカーについて次のようにコメントした。

 

「寄付金を得られたことに加えて、このオークションによってスイセカルチャー・ソシエーレの活動に国際的な関心を集めたことを嬉しく思います。収益の全ては現在支援を必要としているスイスのアーティストのために役立てられます。入札してくださった皆様に感謝するとともに、何よりも最高額で落札された方にお祝いを申し上げます」

 

リチャード・フィリップス製作の「ポルシェ タイカン アートカー」、チャリティオークションにおいて20万ドルで落札

新型コロナウイルスのパンデミックは、多くのアーティストの生活を直撃した。今回の収益金は、スイス政府の支援が行き届かなかったアーティストに使われる予定だ。

 

支援の行き届かないスイスのアーティストを支援

 

収益金の贈呈式に参加したスイセカルチャー・ソシエーレのニコール・フィスター・フェッツ会長は、あらためてポルシェへの感謝の意を表した。

 

「新型コロナウイルスの危機は今も続いていて、特にアートは最も影響を受けた分野のひとつです。多くのアーティストが通常の状態に戻れるまでには、まだまだ時間がかかるでしょう。そのためにも、民間企業からの支援は非常に重要です。ポルシェの寛大な支援に心より感謝します」

 

スイセカルチャー・ソシエーレは、スイス在住またはスイス国籍を持つ、あらゆる芸術分野のアーティストを支援する組織。クリエイティブなアーティストを支援するために20年前に設立され、公的資金から完全に独立している。新型コロナウイルスの感染拡大下において、スイス政府から緊急支援の分配を任された組織でもある。今回のオークションで得られた収益は、これらの政府支援でカバーされなかったケースに充てられる予定だ。