アルファロメオ ジュリアの「GTA神話」ふたたび。スーパーセダンのアイコンを写真で追う 【画像ギャラリー】

公開日 : 2021/05/15 11:55 最終更新日 : 2021/05/15 11:55

アルファロメオ ジュリア GTAmの走行シーン

Alfa Rome Giulia GTA/ Giulia GTAm

アルファロメオ ジュリア GTA/GTAm

 

 

アウトデルタが生んだ不滅のアイコン

 

アルファロメオにとって「GTA」の三文字は特別な意味をもつ。はじめて「Gran Turismo Alleggerita(軽量なグラン ツーリスモ)」の略称を与えられたジュリア スプリント GTAが登場したのは1965年のこと。名門のレーシングファクトリー、アウトデルタが高度にチューニングした軽くて小さなハイパワーセダンは、瞬く間に欧州ツーリングカー選手権を席巻。「日常のクルマで1日1回勝利する」を体現する無敵の韋駄天となった。

 

そのGTA神話が現代に帰ってくる。それが500台限定生産モデルとして登場する「ジュリア GTA」及び「ジュリア GTAm」だ。エンスージアストから大注目を集めているジュリアの“アスリート仕様”は、先ごろ日本でも注文受け付けを実施。大いに話題を呼んだ。

 

最高出力540hpまで強化された2.9リッターV6ツインターボユニット。大幅に軽量化された車体。そして、ザウバーエンジニアリング協力のもと、F1由来のノウハウを注ぎ込み鍛え上げたエアロダイナミクス。Bell製ヘルメットを始めとする“純正アクセサリー”の数々。すべてが特別にあつらえられたジュリアGTA/GTAmの姿を、開発プロセスの様子とともに追いかけてみたい。

 

アルファロメオ「ジュリア GTA/GTAm」の3台集合イメージ

アルファロメオが500台限定で販売する「ジュリア GTA/GTAm」。GTAmの“m”は「モディファイド」を示し、後席を取り払って2シーター化し、キャビン後部にはロールバーを装着している。

 

創立110周年にファンへ捧げた特別な贈り物

 

アルファロメオは、同社創立110周年を迎えた2020年に、ファンへ向けて特別なプレゼントを用意した。それが「GTAの復活」である。2020年3月2日に、ジュリア クアドリフォリオをベースにした500台生産の限定車、すなわち4座のGTAと2座のGTAmをワールドプレミアした。ルーフやボンネット、フロントバンパー、リヤディフューザーなどをカーボン化するとともに、さらにGTAmでは後席を取り払いつつサイド及びリヤウィンドウもポリカーボネート製樹脂スクリーンに。ベース車比でGTAは約50kg、GTAmは約100kgもの軽量化を達成したという。チタニウムを使用したアクラポヴィッチ製エキゾーストシステムや、センターロック式ホイールを採用することも明言された。

 

 

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アルファロメオ「ジュリア GTA/GTAm」のカラーリング提案

アルファロメオ「ジュリア GTA/GTAm」のカラーリングの提案。

 

往年のカラーリングも再現!多彩なカスタムメニューを設定

 

500台という限られた台数の特別仕様車ながら、アルファロメオはジュリア GTA/GTAmに多くの“特例”を用意している。たとえば多彩なカラーリングの設定もそのひとつ。新生GTAのカラーリング開発にあたり、チェントロ・スティーレの面々はかつてのレース界で活躍した往年のGTAを再解釈。1971年のヨーロッパツーリングカー選手権(ETCC)で勝利したマシンや1965年〜68年のスプリントGTA、GTA 1300 ジュニアなどのカラースキームを最新ジュリアへと蘇らせた。顧客は内外装の配色のみならず、ボディサイドに掲げる「ゼッケンナンバー」や、自分のGTAに合わせたGoodwool製のボディカバーも選ぶことができる。

 

 

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アルファロメオ ジュリア GTAプロトタイプのバロッコテスト動画イメージ

アルファロメオ ジュリア GTAプロトタイプのバロッコテスト動画より。

 

F1ドライバーがバロッコでテスト走行を実施

 

アルファロメオ ジュリア GTA/GTAmの走りには、モータースポーツからの知見が多く注入されている。例えば空力開発にはザウバーエンジニアリングが協力し、F1由来のノウハウを存分に活かしてエアロパーツを作り込んできた。また、走りの評価にもF1ドライバーが参画。アウトデルタの聖地といえるバロッコのテストコースでは、世界王者のキミ・ライコネンと、若きイタリアンドライバーであるアントニオ・ジョヴィナッツィが空力部門のエンジニアとともに開発作業に従事した。開発テストに参加したライコネンは、「すべてのパーツが、日常とサーキットの両方において完璧に調和しあっていることが確認できました」と語っている。

 

 

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F1エミリア・ロマーニャでお披露目されたアルファロメオ「ジュリア GTAm」。キミ・ライコネン、アントニオ・ジョヴィナッツィとともに

F1エミリア・ロマーニャでお披露目されたアルファロメオ ジュリア GTAm。

 

F1エミリア・ロマーニャGPで実車をお披露目

 

2021年4月17日〜18日にイタリア・イモラで開催された2021年シーズンのF1第2戦「エミリア・ロマーニャGP」では、ジュリアGTAmの姿がお披露目された。アルファメロ史上最もパワフルなロードカーは、アルファロメオ・レーシング・オーレンのドライバーであるキミ・ライコネンとアントニオ・ジョヴィナッツィとともに、チームのガレージ内に登場。2021年仕様のF1マシン「C41」とともに報道陣に公開された。

 

 

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アルファロメオ「ジュリア GTAm」のリヤビュー

アルファロメオ ジュリア GTAmの最新走行画像。

 

日本でも注文受付を実施!車両価格は2064万円から

 

FCAジャパンは2021年4月26日〜5月9日までの期間に限定し、アルファロメオ ジュリア GTA/GTAmの国内注文受付を実施した。車両価格はジュリア GTAが2064万円、ジュリア GTAmが2198万円。詳細な仕様も徐々に明らかになってきた。たとえば0-100km/h加速性能は3.6秒を記録(ローンチコントロール使用時)。足元には公道も走行可能なサーキットタイヤ「ミシュラン パイロット スポーツ カップ 2 コネクト」を装着することも判明。通常とは異なる黒一色のエンブレムをはじめ、クアドリフォリオロゴ、アウトデルタロゴ、さらに110周年の記念ロゴも装着される模様だ。日本での納車スタートは2021年末以降を予定しているという。

 

 

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