高級時計メゾンのIWC、世界初の電動エアレース「エアスピーダー」と公式パートナー契約を締結 【動画】

公開日 : 2021/06/16 14:55 最終更新日 : 2021/06/16 14:55

IWC シャフハウゼン、世界初の電動エアレース「エアスピーダー」と公式パートナー契約を締結

Airspeeder Mk 3

エアスピーダー Mk 3

 

 

スイスの高級時計メーカーと共に進める技術革新

 

スイスの高級時計マニュファクチュール「IWC シャフハウゼン(IWC Schaffhausen)」は、世界初の電動エアレースシリーズ「エアスピーダー(Airspeeder)」と、エンジニアリング/計時に関する公式パートナーシップ契約を締結した。

 

両社は、技術の進化、人間の努力、そしてサステナビリティ(持続可能性)に関する共通の理念を持っており、クリーンなエアモビリティが活躍する新時代に向けて、新たなモータースポーツを舞台に協力を進めていく。IWC シャフハウゼンのクリストフ・グランジェ・ヘアCEOは、エアスピーダーとの提携関係締結について次のようにコメントした。

 

「マット・ピアソンCEOの大胆なビジョンを実現するために、IWCがその一翼を担えるのは素晴らしいことです。エアスピーダーは航空業界に変革を起こすパイオニアであり、私たちと重要な価値観を共有しています」

 

「過去80年間、地球上で最高のパイロットウォッチを製造してきたIWCは、現代の自動車デザインやレースの分野においても常に夢を追う人々をサポートし、インスピレーションを与えてきました。あらためて、社会に先進的な影響を与える試みに協力できることを誇りに思っています」

 

IWCシャフハウゼン、世界初の電動エアレース「エアスピーダー」と公式パートナー契約を締結

エアスピーダーを立ち上げたマット・ピアソンCEOは、ドローン技術を発展させたフライングカーの技術革新を進めるには、自動車と同じように“コンペティション”が欠かせないと考えている。

 

旅客輸送・物流輸送に革新をもたらすフライングカー

 

エアスピーダーは、世界初の電動フライングカー・メーカーである「アラウダ・エアロノーティクス(Alauda Aeronautics )」の創業者でもあるマット・ピアソンが考案したエアレースシリーズ。モータースポーツが自動車の発展に貢献してきたことにヒントを得て立ち上げられた。ピアソンはレースが技術進化を促すことを見据え、エアモビリティ革命を加速させて旅客輸送・物流輸送、さらに医療輸送をも変革することを目指している。

 

世界各地を転戦するエアスピーダーは、アラウダが製造したeVTOL(電動垂直離着陸機)を使用し、最大高度40メートル、最高速度200km/hという極限の世界でバトルを展開。レースは電子的に作成されたトラック上で競われ、世界中に向けてストリーミング配信も行われる。物理的なサーキットの設営などが必要ないため、複雑な物流やインフラ整備による環境への影響を最小限に抑えることも可能になった。

 

南オーストラリアのアデレードに技術・生産拠点を置くエアスピーダーのプロジェクトには、世界中から航空分野、モータースポーツ、高性能自動車工学の分野で活躍してきた優秀な人材が集結。エンジニア、スペシャリスト、パイロットで構成された多様なチームは、より素晴らしい未来を描くことを使命にしている。

 

IWC シャフハウゼン、世界初の電動エアレース「エアスピーダー」と公式パートナー契約を締結

IWC シャフハウゼンはエアスピーダーのレース開催における公式計時を担当するだけでなく、様々な技術交流も行うことを計画している。

 

IWC シャフハウゼンとの技術交流も計画

 

「革新的な発想により、技術の限界を押し広げること」は、IWC シャフハウゼンも共有する重要な哲学。今回の新たなパートナーシップにより、両社のエンジニアリング部門は技術革新を進めるべく、様々な分野で技術交流を行う予定だ。エアスピーダーとアラウダ・エアロノーティクスを立ち上げたマット・ピアソンCEOは、IWCとの協力関係締結に喜びを隠さない。

 

「IWCはこれまで幾度となく夢を実現し、革新性を育んできました。私たちと同じように、常識の向こう側にある、これまでとは違う大胆で独創的な何かを常に見続けています」

 

「今回、IWCの全チームが私たちのビジョンへの信頼を示してくれたことを嬉しく思っています。美しくデザインされた時計であれ、革新的なフライングカーであれ、技術的に大きな飛躍を遂げてインパクトのある変革をもたらすには人間の努力が必要不可欠です。私たちが共に何を成し遂げられるか、今から楽しみです」

 

現在、エアスピーダーは2021年に行われるノンパイロット戦に向けて、遠隔操縦テクノロジーが搭載された「エアスピーダー Mk 3」での準備を進めている。パイロットによる操縦が可能となる「エアスピーダー Mk 4」は2022年にリリースされる予定だ。