現代に蘇った250GT SWB「RML ショートホイールベース」、クラシカルでありながら最新装備を組み込んだインテリアを公開【動画】

公開日 : 2021/06/18 11:55 最終更新日 : 2021/06/18 11:55

現代に蘇った250GT SWB「RML ショートホイールベース」、クラシカルでありながら最新装備を組み込んだインテリアを公開

RML Short Wheelbase

RML ショートホイールベース

 

 

2021年秋の発売を前にインテリアを初公開

 

英国のレーシングチーム「レイマロック(Ray Mallock)」を含む、自動車エンジニアリング企業「RMLグループ」は、1959年製フェラーリ 250GT SWBからインスパイアを受け、クラシカルなフォルムと現代的な機能を兼ね備えたロードカー「RML ショートホイールベース」の開発を続けている。

 

RML ショートホイールベースは、往年のスーパースポーツが持つピュアなドライビングに敬意を表しつつ、21世紀レベルの快適性と利便性を実現した。カーボンファイバー製ボディのフロントにはフェラーリ製5.5リッターV型12気筒エンジンを搭載。そのエクステリアは今もヒストリックカー市場で絶大な人気を誇る250GT SWBを思わせるフォルムが採用された。

 

RML ショートホイールベースは2021年秋からの販売を予定しており、2022年前半にはカスタマー向け生産1号車が完成する予定だ。今回RMLグループは、RML ショートホイールベースのインテリア画像を初めて公開。デザイン部門の責任者を務めるジョナサン・ボーエンは、そのインテリアを「美しい調和を持ちながら目的意識が高く、自信に満ちている」と表現する。

 

現代に蘇った250GT SWB「RML ショートホイールベース」、クラシカルでありながら最新装備を組み込んだインテリアを公開

広々としたコクピットは190cm以上の身長を持つRMLグループのマイケル・マロックCEOを基準に設定されたと、デザインを担当したジョナサン・ボーエン(写真)は明かしてくれた。

 

高身長のドライバーに対応するコクピット

 

クラシカルなカーボンファイバー製ボディと同様、そのキャビンも芸術作品のような趣を持つ。一見、アナログ的にも見えるが、技術的にも人間工学的にも最新のコンセプトが採り入れられている。身長180cm〜198cmのドライバーに対応すべく設計されたインテリアは、軽快かつ広々としており、良好な前後視界も確保された。

 

「開発初期段階から、幅広い体型のドライバーに対応できるコクピットを目指しました。実際、RMLで最も背の低い社員と最も背の高い社員がリラックスできる空間となっています。高身長のRMLグループのマイケル・マロックCEOがレース用ヘルメットを装着しても、コクピットに収まることが可能です。これでルーフラインが決まり、すべてはそこから派生していきました」と、ボーエンは説明する。

 

現代に蘇った250GT SWB「RML ショートホイールベース」、クラシカルでありながら最新装備を組み込んだインテリアを公開

クラシカルでありながらも、現代の使用基準に応えるRML ショートホイールベースのインテリア。計器類は既製パーツを使用せずRMLが独自開発した。また、様々な最新の快適装備は、その雰囲気を崩さないように採り込まれている。

 

既製パーツを採用せず、専用計器類を採用

 

1950年〜60年代のヒストリックカーには搭載されていなかったステアリング調整機能を採用。レザー製とアルカンターラ製からチョイスできるカスタムメイドのマルチアジャスタブルシートは、ほとんどのサイズのドライバーが最適なポジションに設定可能。長距離ドライブでも、快適に過ごすことができる。

 

「インテリアのデザインを始めたとき、私たちは『ノープラスチック』をモットーに掲げました。 既製パーツの文字盤や操作系統を導入することで、何万ポンドも節約することは簡単でしたが、それでは私たちの高い基準を満たすことはできませんでした」と、ボーエンは振り返る。

 

「そのため、ショートホイールベースに搭載されているすべてのスイッチやボタン、計器類は、RMLで独自開発した特注品となっています。ダッシュボードにある円錐形の文字盤は、高級時計からインスピレーションを得たもの。キャビン内で見たり触ったりできるものはすべてが、極上のマテリアルを採用しています」

 

現代に蘇った250GT SWB「RML ショートホイールベース」、クラシカルでありながら最新装備を組み込んだインテリアを公開

ゲートをきった6速マニュアルシフト、現代では採用率がますます低くなっている機械式のメーターが往年のスポーツカーイメージを演出。加えて現代基準では欠かせないモバイルアイテムとの接続や高効率エアコンも備えている。

 

自然に採り込まれたコクピットの最新快適装備

 

また、クラシカルなデザインでありながら、最新技術がさりげなく組み込まれている。暑い季節にも対応できるよう、コンパクトで高性能なエアコンユニットを開発。また、カップホルダーや複数の収納スペースを設けることで、長距離移動もより快適に。ウインドウ、シート、ミラーなどの電動コントロールを、オープンゲートの6速マニュアルシフトの伝統的なデザインに調和させている。

 

「ショートホイールベース用に独自に開発したインフォテインメントシステムには、Apple Car Play、Android Auto、携帯電話接続など最新のハイエンドカーに求められる機能がすべて搭載されています。このシステムは通常は隠しておくことができます。必要なときだけ中央のギヤトンネルから出てくるようになっています」と、ボーエンは付け加えた。

 

 

【関連記事】

・フェラーリ 250GT SWBが現代技術で復活! 「RML ショートホイールベース」デビュー【動画】